ザビエルTの投稿作品一覧
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遠い場所へ想いを
簡単に伝えられる
そんな今の時代でも
変わらない感情
「変わらない気持ちでいてほしい」と
会えない君を切なく思う
この地球(ほし)と歩調合せて回る
満天の星の中ある衛星のようにさ
一緒にいたいと思っていたけれど
会えなさをかき消すために今...サテライト・コンタクト
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四面四角 黒の街 ライン示す緑の閃
埋まる隙間 継ぎ目なく 高く広く
埃かぶるビルの上 出口のない檻の中
回る円盤 溜め息と見つめていた
切り分けたような白い光の帯
待ちわびていた 誰かの手を
開(あ)いた夜の帳の先から 聞こえた歌声
短く微かにつないだその声で
スクラップにさえもなれない 惨めな私...独唱ダストプロダクト<旧題:Abandoned Soft>
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Aメロ
高みに浮かぶ 檻のような箱で
時を分かたず 仰いで 星を見ていた
Aメロ
黒く輝く 陽に焼かれぬ目で
明るい空の只中 行く星を追う
サビ
空の幕 回り回る
時として 惑うように
(空の幕)(回り回る)...星読みの天球
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私は、自分が生きた時間を数えたことがない。
血潮の滾るままに進み続けた、幾千の家が焼けるのを見た。火を煽る風がそよぎ、血糊を知らない剣と弓とを掲げて、勝鬨を上げる。心を支配するのは穴の開いた高揚感だ。行く末は星が導くというが次へと歩みを進めたとして同じ光景を見るだけだろう。
誰かが私を神だというにし...あるものの葛藤について
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飢えてる心を満たしてくれるのは一人だけ
白くて柔らかな肌で隠しているけど
俺にはわかるんだぜ? なあ?
お前がその体 さらけ出したら
何にだってなれるんだろう? それなら早く
今は俺の手の中で
優しくなんて 約束できやしない
甘いコトを考えていてもいいけど
どうしたってそうはならない
お前のその体 ...Lay on the bed
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A
開けてたはずの道は
いつの間にか 閉じてて
何もしないまま過ぎる
そんなはずだったんだ
A
けどそんな夢は急に
終わりを突きつけてさ
明後日の方へ僕は
駈けだしたよ あの日に...After the Journey
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S
長い長い暑い昼が終わって始めるんだ
私たちだけの ナイトワンダーランド☆
A
高いお日様 ジリジリ照らしてた
そんな時間はおしまいよ
今から朝まで フィーバータイム!
A'
暗い中でも騒げるんだからさ
楽しむことを 考えよ?...夏ねこフィーバーナイト!
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S
暖かい部屋の冷たい夢
やすらいだ心 締め付けた
ガラス窓の外 澄んだ空気
あの日々はまだ 近い過去
A
低い空は 体濡らし
ボロボロになった住処を捨てて
濁った眼を隠しもせず
何もない場所 見つめてた...Frozen Memory
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ヤマネコノ狩リ
A
媚びるマネなんてしなくなって
必ず相手はいるもの
猫なで声なら 出しただけで
オ・シ・マ・イ
A’
綺麗に毛並み<身なり>を整えたら
相手<エモノ>を探して Hunting Night
履いてる靴には サイレンサー...ヤマネコノ狩リ
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キティ・ハート
A
何もわかってなかった
こんな気持ちがあるなんて
不思議な感じだけども
何か怖いの 何でなの?
B
いい子にしていれば愛されるって
誰かが教えてくれたことと
全然違うの...キティ・ハート
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A
歩き始めた時は 隣だった
駆け始めた時も 追いつきそうで
けれど気づいたときに 君はいなくて
いつしか追うのを 諦めた
A'
華やかな舞台の その上で
自由な君を僕は 知りはしない
瞼の中遠くにいる君ですら
離れてしまった 気がするよ...Stage is Away
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A
赤色の陽が 深く差す部屋は
いつも見た景色じゃなくて
知らない誰かが 描いたみたい
僕はすべて知っているのに
A'
積み重ねてた記憶の写真を
一枚一枚 続けてみた
思い出せる 何気ない日々
懐かしさが 色を付けた...記憶の色を、いつまでも
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S
あなたが私を殺すのならば
私は無間に咲きましょう
A
深い日陰のその縁に
苔生していた 御影石
この背を預け 仰いでも
お天道様には ほど遠く
A'
いずれ萎れる さだめだと...彼岸の花は無間に咲く
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Ruin Almanac
A
なだらかな風吹く丘 受け止める 萌黄の草
雲一つ生まない空 見晴るかす地平線
A
届かない遠き裾野 取り囲む四つの石
削れても未だ何か 指し示す古き標
Leves dued mezze phrept alte apron
(レヴェス ドゥード メッゼ フレプト オルテ ...Ruin Almanac
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いつもの同じ散歩道には
いつもと同じ風景
だけども雨上がりのあの日に
君は空を見てた
声をかけてみたくて
でも今日も目を合わせなくって
窓の向こう側に君だけで
淋しくないかな?(ah)
僕一人で会いに行きたいんだ
何にでもなれるときの僕なら...散歩道を駆け抜けて
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A
かざした鍵に怯えていた
「羽が生えるのは嫌かい?」
呆けた面を映した窓
見える景色は本物だと
B
「さあ、清算だ」
鉄の軋む音が
刑務所を砂漠にした
S...あの日のモラトリアム
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疲れている顔 見るたび 何かあったのと聞くけど
無理して笑って君は 隠していた
けれども僕にはわかった 自分の弱さを見せずに
心配させずに 振る舞っていること
少し甘えてもいいから 気を遣わなくてもいい
君を喜ばせるくらいの自信はこの僕はあるから
僕はいつでもいいから 君の気持ち次第さ
今はすぐに...空白期間~BLANK~
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待たせていたよね 僕をさ
この前会ったの いつだっけ?
「忙しい」だなんて 作り笑いで言って
ゴブサタなんでしょ?知ってるよ
「私は不器用」言ってたね
「僕以外知らない」 それでもいいんじゃない?
僕を正面から見てる君は とても素直だから
今日は僕の会えないときの気持ちをわからせてあげるんだ
切ない...(無題)
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1A
一人きりの歌声に 細い弦を震わせた
寄る辺なき身の寂しさ 微塵も感じることなく
1A'
鼓動に体合わせて 移ろう時に降り立つ
止まりすぎた時の針 少しでも動かすように
1B レン
清げな水と戯れていた その姿を見るまでは
奏でる音導いた 爪先立ちの踊り子
リン...地に降りた神と遥かな歌と
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粗末な宿で 燃える灯(ひ)は 風の音に身を伏せて
積もる雪は薄い壁推し 故郷の記憶を呼び覚ます
明るい声とその日々 花咲ける野辺へ行く子よ
歌に乗せた思い出 目の前に流れる
(明るい声と過ごした日々と 花咲く野辺へ子どもは駈けて
歌に乗せてた思い出は灯の 目の前流れる)
呟くように撚(よ)り合わせた...黎明
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A
なんでもできるつもりだった
どこへだって そう思った
"薄くて白い 宝石箱"
皆言った そう呼んだ
A'
目覚めてのすぐの温もりには
私だって 慣れなくて
希望をいつも夢見ていた
横になって 膝を折って...蜘蛛ノ巣タトゥー
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穢れのない白い肌
染め上げたのは血の色
浴びるために抜き尽くし
光のない瞳だけ blood of the sword 輝く
熱い息と冷えた心咲いた花を愛でても
泣いて叫ぶ声の中に埋もれ消えてゆくだけ
きっといつか忘れ去って壊れ果ててしまえば
安らぎのような何かに気づけるわ
(Ah Ah)
おかしな笑...首狩ノ華(くびかりのはな)
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螺旋の灯火 物陰に隠して
吊るした白銀(しろがね)暗幕彩る
注いだ黒雲 濁された器に
散らした水玉 川面に飛んで波立つ
眠れ眠れ 海へ寝息立てて
冠の飾りを燻らせて掴めば
ひらりひらり 夜着の生地を纏って
浮かんでは消える幻となる
きっときっと出会えはしない
袖に覆われ 遮られる目の前...夜色の水晶
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金色の麦の穂が 渡る風受けて揺れる
さわさわとこすれ鳴る畑を見下ろしてた
高い陽が照らす空 君の青い瞳には
追い求めるような色 遠のく君見た
<高い陽が照らす空に 青い瞳煌めかせて
追い求めたいのは 地平の先ただ一つだけ>
理由を訊く間もなく 引きとめる暇(いとま)もなく
<何一つ言わずに ただ時も...金に煌めくこの丘で
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A
細い目をして君は
どれだけ眠っていたの
欠片一つをとれば
目覚めてしまえたのにね
A'
「ひどく使われたんだ」
それこそ穿っているさ
深い地面の中に
埋もれていたのだから...土の人形は時を超え
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乾いた大地に 伸びる草花
手を伸ばすように 青い天(そら)目指す
血が語る言葉 いつか戻れと
かつての棲み処を 忘れるなかれと
時を紡いでいた 黒く細い糸は
長過ぎた分だけ もつれ絡み切れて
残された者には 繋ぐ術もなくて
模(かたど)れていたのは 形のないものだけ
私達を薙ぎ払った風は今も
高い空...追憶の飛翔
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照り映える世界は 私が描いたわ
塗り替えて この空 赤くするまで
冷たい目 光を 凍てつかせるくらい
見回せば 誰かを突き刺せる瞳
誰かが 儚く 煌めく星と例えるなら
最期は 気高く散らせ
“この身を”
風に躍る 鮮やかな色
燃えさかる炎は深い空へと
遥か地平までも 花びら 埋め尽くして...Rhododendron's Dance
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狙いを定めてあなたを
撃ち落とそうって
けれどもすり寄って いつしか
落としていくのもいいわね
単純な頭で生きているだけの男は
楽に騙せて 気づかれないで
ハメられる お遊び
Ah Ah たまには カタい男(ヤツ)を
私の手でダメにして 弾けさせて泣かせたい
それくらい予想できたんでしょ?...ポイズン・レディー!
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誘われるままに 森への道を辿り
仰ぎ見た空はどこまでも白く続いて
目の前の荒れた木肌の大樹だけ
終わらない呼び声 止んでいる源
波打つ水面のように
音は震えているの
冷え切った雲の 壁がはね返す...森に響くは誰の声(曲先歌詞)
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呼ばれる声に尋ねてみた
こだまする声「どこにいるの?」
緑の木々は色を変え
誰かが深く誘う
微笑んだ足取り速く
まとわせた白いシーツ
空から響いた声は
「目隠ししたまま捕まえて」
目に焼きつけた 姿形
追いかけて 「手のなる方へ」...霧の森