タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(230)
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誰も知らないどこかで一人
今日も始まるルーチンワーク
自然生命種類さまざま
なんといってもメインは君
ゴーグル嵌めて視界をガード
耳を塞いで心をセーブ
つまらないものに違いないが
淡々と送り出す
きりきり働き
ラインは進む 果てなく...天上ニンゲンファクトリー
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海へとハンドルを切る
抱え続けた空洞は暖かい
ラブソングを口ずさむ
あまりに幼い憧れの残骸
こころは目に見えないから
このままなら君に届かない
失えば哀しいね 僕だけひとりきり
さよならの暇さえ春の遥か
静かになびく君の髪の毛に
触れる手がすこしだけ憎らしい...世界は変わらない
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君に突き刺さるような言葉は
未だ僕も知らずに
叶わぬ人の願いを
眺めるだけで未来は過ぎた
ろくに人間(ヒト)のフリもできないのに
神様になるだとか
ふざけた事を抜かして
平気でそんな生き方をして
光が空に亀裂を入れて
それで世界が終わるなら...千人分の神様
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忘れたタイトル
思いだそうとしてる
みんな知ってる映画
私だけ 思い出せない
雲と雲の間に
飛んで行くグライダー
棒立ちの影の横
ひぐらしがなくのを聞いた
開けたままのドア
電波機構のさざめき...ラピュタ
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『飾りすぎないで
僕が目立てないから』
悪意で縫った瞳(め)に
ああ また殺されるのか
色錆びた独房(へや)で
ゴミのように転がる
延命治療とか
いい加減、疲れたんだ。
愚者の手品
観客は零(ゼロ)...トラジコメディ
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なんでもないような顔をして
今日も君に 信号を送った
気付かないでと祈りながら
君を好きになっちゃった、とかね。
まったくもう どういうミスだろう
今なら取り返しつくかな
傍にいなくてもいいのに
遠いのは嫌だよ
目標:午前二時 夜空の罫線
等速度で星が落ちてくよ 撃ち抜け!...2.00
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ぱんつもはいてないから恥ずかしくないもん
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ダイヤル0001
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生活
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きみはまだ 蛹の青
地中深く 眠りに束ねられている
崩れ落ちた心を知らずに
ここにある 全てのもの
明日になれば 別れを告げることになる
汚されたカバンを抱きしめて
なにを選んだって 変われないように
造られた 世界だよ
僅かな奇跡とか 失くした朝さえ
隠れてるだけなのに...展望の街
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ほどけた靴紐を もういいやと放る
残酷な指先 静かに引きとめた
ミニチュアみたいな
この優しい街から 君は消え去る
流れる時間は
いつだって君を連れ去ってばかりで
嘘の吐きかたも まだ知らないクセに
大人になってく
遠のく
あと何回ぐらい 心臓が泣いたら...17cm
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遠くで火が焼けて
きみは 水彩の麦わらかぶる
変わってしまった ぼくを嘆いて
ここから逃げるなら
きっと 夢を裏切る以外には
方法はなくて 仕方はないよ
涙拭う綺麗なきみの、それは逃げ水、ゆら、ゆら。
消えた点に向かって
さよならを唱える
ぼくも、逃げ水。...逃げ水
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はちがつの ここのつの日の
きみの 心臓の音
ここにまた 帰る時まで
ぼくは 羊水のなか
眠る
さよならをするには
傍にいた時間が足りなくて
いま、溢れだすのは エンプティ
かたちない 想い
はちがつの ここのつの日の...e.pty
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剥がれた跡を眺めて
痛くないのに泣いていた
螺子の空洞 覗くひとがいないなら
生きてる限り がらんどう
すこし、遠い場所に来ただけで。
それでも 明日には届かなくて
髪にそよぐ海あたたかに ゆらゆら騒ぐボート
沈む姿を見上げてた
今は 痛くもない痛覚に
こころを 奪われていたいだけで...螺子と痛覚
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つめたい配線 繋ぐのはマゼンタ
その世界 奥底で背を向けるきみ
ゆらりら
朝と呼ぶには昏い 夜と呼ぶには淡い
泡みたいな時間でいきていたいな
どこから切ったって 鋏の温度はおんなじ
澄ませた耳をしずかに抉っていくの
その牢獄でみていてね
さいごの配線 途切れてくマゼンタ
この世界 おっこちて追憶のき...マゼンタ
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指先は 逃さず 映す
その靴 階段に 揺られる
額縁の 片隅 そっと
紙の鶴 羽ばたく 影像
君はまた 視線を 伏せながら
いま、閉じた未来 葬る
滲まぬなら 確かに リアルだろう
切り取られれば 乾いてゆくけど
朝は砂で ひび割れ 流れ去って
証明がまだ 足りない 足りない...終幕影像
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レンガの城の王様は いちにち、ひとつを積み上げて
ばたつくはだしで 未来を蹴りあげる
残る臣下のめんどりは 積み上がるレンガ見上げて
届かない声で その名前を呼ぶの
明日は毎日やってくる 昨日は一度もやってこない
目を瞑った王様の 膝をつっつきたくてさ
なあ、聴いてほしいんだよ 金の卵は産めないから...レンガの城の王様
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そんなに 遠くないような未来
土に手を引かれる日がきたら
この指 丁寧に齧りとって
あなたの標本にしてほしい
捲り続けた 本のページ
壁の染みも 下手な文字も
その手の中で透ければいい
身勝手なお願いを 訊いてほしいの
そうやって わたしを留めたら
ありったけのあなたで 泣いてください...透明標本
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追い越したのか 追い越されたのか
もうわからないくらい 半壊の絆です。
どうやってさあ 笑いあったのか
もうわからないくらい そんなのって哀しい
ほんのすこし 濡れた手で繋いで
恋ではないけど愛でした
あたりまえの背中が 離れあって
なんか くらくらして だからね
きっとこれも運命 そうだろうって
...mi-i
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あの花ひとつ摘んで 飾って
ぼくへの手向けにしてくれないかな
error ぼくは、ぼくに似すぎて
どちらが どちらかわからないから
あの花ひとつ摘んで 飾って
それでおしまいにしてくれないかな
濁った水にしずんでいくのは
嫌いじゃないんだ
凍えた水にしんでいくのも
嫌いじゃないんだ...ダミー
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耳鳴りを塞ぐ
ちっぽけなからだに
ぜんぶ留めて
なくさないように
ねえ まだ 聞こえるでしょう
わたしと あなたの 音色
いつかはそんなふうに
変わってくって知ってたよ
ありふれすぎた声は
あんまり、残らないね...she
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灰を吐いて デジャヴ
持続する 不整脈の朝
伏せた視線は嘘
言葉なんて後でいい
唇が微かに彩る
使い古しのメロディと
枯れた腕が差し出した
未明の光
さようなら その鮮やかさ...灰と息
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(流れ出す すべてを 見つめるだけの)
横切った、モノクロ
ぬるい言葉 爛れ落ちた
浮かび上がる 視線の痣
向こう岸で 太陽がおちてく
カメラとカプチーノの空と
倒れた花瓶にくちづけ
指差し 世界を選べば
窓枠はそっと冷えた
あの靴は捨てたの ...トウシューズとアンブレラ
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足を 踊らせたら
セカイへ 笑いかけて
あたし AM:3:00(さんじ)の月
おどけて ピエロになる
ねー。 かわいいでしょう?
指を ひとつ立てたら
ほら 東の夜空
じわり 騙される温度
灰の猫 夜を食む 乾いて、群像
爪先に巣食う音が 行き渡るまでは...ピエロタイム
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stay 裾を掴んで うつむく
rain どしゃぶりなんて ウソつく
コトバは 巡り 巡る
コドウが 行き場 なくす
ココロが ゆらり ゆらり
まどろんでく
sync my mind……
I snuggle up……
離さないで 帰らせないで
気付かないで 雨がやむまで...sign
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もう聞こえない音が かすめたようで
だから息をやめた そっと靴を脱いだ
耳に障るね 痛い呼吸の音
波間のまぼろし さらわれてしなびた
きみがぼくを過去にして あんまりに
しあわせに 笑っているものだから
この信号は秘密です
きみはぼくに留まって こんなにも
揺らすんだ 深く柔らかい場所を
でも、信...--
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どうか、あなたにも咲いて。
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しあわせに、音。
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お日柄もよく 今日は絶好の骨日和
ので、ちょっくら 骨になってくるって
君はでかけて だけど知ってるのかい、そこは
暑いんだよ それにひとりなんだよ
いつもどおりの 言葉遊びで
笑うと思ったら おおまちがい
からからと きみの笑顔が鳴って
乾く砂の城 夏の手前で崩れた
骨日和。 でも、もうすぐ雨だ...骨日和
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球体関節 軋んで
しあわせだったねって わらう
もう待たないから かえろう
笑顔なんて不似合い やめて。
転がって 捨てられて
もう動かない ヒトガタ
切れた糸 終わる夢
鏡にうつる 残響
走って 足は折れて
伸ばして 腕も折れて...人形は夢をみた