タグ「ＫＡＩＴＯ」のついた投稿作品一覧（11）

どこからか淡い歌声が聞こえる
柔らかい風が僕をつつんだ
「さよなら」って言って消えてしまった花びらが
「ただいま」って笑顔でかえってきてくれた
花の香りが　安らかな時間を誘い
鳥の囀りが　小さな子守唄に変わる
今年も　綺麗に着飾って僕の前に帰ってきた君は
去年よりも　ずっと可愛くて
もうすぐ　消えて...

踏みつぶした草の香りが　僕を締め付ける
それはまるで　解かれることのない
茨の食い込む蔓
溢れて　溢れて
無限に続く　涙をすべて星に変えて
雨になれば君の元へ　降り注げると信じて
壊して　壊して
君が捨てられないもの　すべて
僕が受け止めるから　きっと
星が廻り　季節が廻り...

答えが出ない悩み事を何度もリピート
悲しさで涙が枯れても
声を出して叫んでも
答えは出やしない
そんな事分かっているのに何度もリピート
悩み事が全て消えてしまえば
自分は楽になれるのだろうかとさえ
思う毎日の繰り返し
不器用な言葉で傷つけた嘘も
昔の様に笑えなくなった笑顔も...

ずっと夢見ていた遠い日に来る未来を
この手で掴もうとしても
届きそうで届かない
明日が変わる、
そんな今に僕は道を見失い始める
いくら着飾ってみても
自分の過去は消えさるリセットボタンなんてあるはずもない
終わってしまった昨日に
言い訳を並べるのは
もう今日でおしまいにしよう...

幼い頃見つけた突き抜ける青い空を
僕はまだ覚えている
あの空へと向かうためにたてた筋書きは
今もまだ消えないでいる
何年経っても何年過ぎても
大切な記憶は消えないで生き続けている
どんな雨の日でも
どんな雲りの日でも
僕はずっと見てきたこの空
例え明日消えてしまっても...

音は無限だと誰かが言ったんだ
君が生まれたあの日からずっと
ずっとずっと前から音色は続いていたんだ
君が耳をすませ、僕を見つけたあの日から
僕は君の音色を表現する為の存在になったんだ
いつまでも奏で続けよう
君だけのメロディ、僕だけのヴォイスで
そっと語りかけたこの曲は
いつか誰かの“大好き”に変わ...

雨で濡れた髪をかき上げ
目線を逸らした先に見えた
小さな空
決して抜け出せることの無いその小さな世界は
この世界なのかもしれないと思えた
冷静でいる事に疲れたなら
俺と一緒に夢の世界へ行こうか？
…なんてな
飛び立つ鳥のように
自由でありたいと願い続けろ...

嗚呼っ！
色とりどりで…素敵だー！
お前の事、何よりも…
何よりも…愛してるー！
嗚呼っ！
愛しの…愛しの…愛しのアイス！
口の中でトロけるアイス
僕の大好きなアイス
一日三つ以上は当り前さ！
なんたって僕はアイスの王子様！(笑)...

あの日、脳裏に流れた映像は
君が見せた幻影だったのだろうか…
君は手の届かぬ彼方に
閉じ込められたまま
一体、何度目の冬を過ごしたのだろうか
一生目覚めなくてもいいと願った思いは
この一瞬で砕け散ったのだろう
鎖から開放された体は重く
心はまだ彼方のまま
「君は一体どこに居るんだ」と...

いつか 君が全てを忘れてしまっても
僕は君を覚えていよう…
触れない夢や未来に
人は希望を託し
不安な気持ちを
過去へと流す
目に見た今日、景色
歩いてきた昨日、道
溢れ出す力と 希望をその手のひらに宿し
君は飛び立つんだろう...

世の中は不条理だ
君の流した涙は
やがて渇き
悔しさになるだろう
溢れるほどの希望も
明日を夢見た昨日も
全てもう
憎しみに変わるだろう
矛盾した世界の掟
ちぐはぐの心...