どこからか淡い歌声が聞こえる
柔らかい風が僕をつつんだ

「さよなら」って言って消えてしまった花びらが
「ただいま」って笑顔でかえってきてくれた

花の香りが 安らかな時間を誘い
鳥の囀りが 小さな子守唄に変わる

今年も 綺麗に着飾って僕の前に帰ってきた君は
去年よりも ずっと可愛くて
もうすぐ 消えてしまうけれど
君はまたココへ帰ってきてくれるはずだ
だから 来年も待つよ


花弁が僕の手のひらに舞い落ち
しばらくの別れを告げる
「また、会いましょうね」と呟く声が聞こえた

青い空から降る雪よりも 優しく 暖かい
君はまた美しくなって
来年も僕を迎えてくれるだろう
それまで、おやすみ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

サクラ、さくら

2008.03.22.
テーマ:桜を待つ少年

閲覧数:83

投稿日:2009/05/16 20:47:42

文字数:298文字

カテゴリ:歌詞

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