よろしくお願いします。創作分野はイラストかテキストです。
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暴君王女を倒すべく、ついに人々は立ち上がる。
隣国の少女が殺された事によって、民達は決意した。
それを知らずに王女は贅沢三昧。召使達は不安を覚え逃げる準備までもをしているのに。
烏合の彼等を率いるは、赤き鎧の女剣士。
「王女様」
「何?レン」
「民達が暴動を起こして・・・」
「いつも通り追い返せばい...悪ノ娘③
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暴君王女が恋するは海の向こうの王子様。
王子と出会ったのはパーティーの最中。
「こんにちは、王女様は噂よりお美しい。惚れてしまいそうだ」
それはほんのした社交辞令。けれど何も知らない王女。
真に受けた王女は王子が自分の事を好きだと思い、両思いだと思い込んだ。
「レン、あの王子に手紙を書くわ、ペンを頂...悪ノ娘②
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「罪に気が付くのはいつも全て終わった後」
昔々ある所に14歳の王女様が治めていた王国があった。
王女はリンという名前。
「なんて美しい絵かしら」
王女は絵画を見てうっとりする。
『14歳なんかに絵の良さがわかるわけ無いだろ?』
『おい言うな、王女に聞こえるぞ。大事なお得意様なんだ、機嫌を損ねさせるな...悪ノ娘①
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緑の国が滅ぼされてから何ヶ月かが立った。
私は港町の教会で新たに暮らし始めた。
革命で王女が死んだと風の噂で聞いた。
彼女と出会ったのは教会の前。
礼拝に行く時に倒れている彼女を見つけた。
「大丈夫ですか」
「はい、おかげ様で。それで・・・」
「ああ、私はハクと言います」
「ハクさん、ありがとうござ...白ノ娘 ③
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私達は二人で村を飛び出して、街で暮らす事にした。
街には他の国から来ている人も居て、私のような白い髪でも皆普通に接してくれた。
私達の仕事は裕福な商人の婦人の使用人。
生きる為に選んだ、私達の仕事。
不慣れな生活や仕事でも一緒なら大丈夫。
色々な情報も手に入って、新鮮な暮らしだった。
ある日屋敷で見...白ノ娘 ②
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「生きていてごめんなさい」
いつの間にか人と出会うたび、嫌味を言われるたび言っていた。
口癖になっていた。
弱音ばかり吐いていた、私のちっぽけなつまらない人生。
彼女と出会う事で全てが変わった。
私が住んでいる村は皆綺麗な緑の髪で、髪色に男女の差は無い。
だけど私だけ仲間はずれの白い髪。
母だって父...白ノ娘 ①