タグ「暗い」のついた投稿作品一覧(17)
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化学変化 泡吹くビーカー
零れ落ちた液体 生まれ落ちた正体
蠢く一部 紛れもない鼓動
滑り落ちた焦燥 転げ落ちた妄想
ドロドロネバネバグチグチガラガラ
存在価値を見出したいからって
あらゆるものに酔いしれたって
ひとつの視線ももらえやしない
何処かオカシイところが
あるなら教えて、教えて...ZERO
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どこにいたって同じでしょ
吐かれる言葉は一緒でしょ
だから僕は逃げたのです
暗い暗い天国へ
自分の足の甲ばかりを見て
歩いていたのに小さな石にさえ躓く
いない、いない、どこにもいないよ
僕を助けてくれる人なんて
僕だけがひとりぼっち
世界中が指を差して笑う...ボク、ボロボロ
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好きだから近付かないで欲しい
君は素敵だから僕に触れない方がいい
傷付くことは目に見えている
それでもいいと言うのなら
目の前で迷い込む
腕の中へ誘い込む
そんなに身を委ねてしまって
ねえ、本当にいいの?
白い白い肌を唇で撫でて
弱い弱い骨に愛しさ感じて...FiNe LiNe
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僕が出来る事と言えば
君を愛することぐらい
どこまでも深く、深く…
絆を捜索、果てを模索
終わらない恐ろしい優しい愛撫
愛情表現に正解なんて無い
君は今嬉しいんだって
僕がゆっくり教えてあげる
微かに香る甘い蜜の香り
鼻腔を擽っては脳を溶かす...pursue
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笑ってるときは怒ってるとき
泣いてるときは面白いとき
君は神がかった嘘吐き(ライアー)
理解(わか)ってもらえず悩むなど
そんな可能性塵にも等しい
理解(わか)らず一緒に過ごす私達(わたしら)を
愚か者だと泣き喚くのでしょう
その目も嘘吐き(ライアー)
その口も嘘吐き(ライアー)
その耳も嘘吐き(ラ...the God of a liar...
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血乱れた羊水で眠り
欲望に塗れた子宮(ハラ)を
突き破って君は誕生(ウ)まれた
眠りなさいと機械(ママ)が唄う
タマゴ型の柵格子の中、響く
狭間で揺れるわたしの思考
刹那瞳に映る魅惑の羽、高く
さあ、荒れ狂う姿を曝け出せ
懐柔された感情などいらないから
おさえなくていい、本能のまま...killing machine
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壊れたオルゴール
ズレた旋律が鳴り響く
優雅に舞うその姿は
神々しく恐ろしい
背中のぬくもりに安堵をおぼえる
首に伸びるその手に気づかぬまま
冷たい空気が瞳[メ]を殺す
最期に見たのはあなたの微笑
空を仰ぎ手を伸ばしたら
鳥が嘲笑うでしょう...WaRp=lOvE
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「愛してる」「美しい」
そんな言葉どうだっていいから
私の言う通り動いてよ
綺麗な花束 輝く宝石
飾られたってつまらない
今すぐ土下座して足の指を舐めて
囁けばときめくと思ってる
バカな男共にはもう飽きてるのよ
さあ、私の望む世界を!
優しい愛撫 労る交わり...求ム世界
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錆びた心臓 埋まる心情
軋む身(カラダ)ぬくもりは滅(メツ)
背景を稲妻が彩る怪城(カイジョウ)
指先に信号が伝う
嗚呼、お腹がすいた
忍び込んだのは誰だ?
徘徊(オド)れ徘徊(オド)れよ
375号室(ココ)までおいで
爛れる素顔 醒める衝動
剥がれた爪血(ソウチ)正気は失(シツ)...漆黒血城
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赤なのか黒なのか
わからぬこの双眼(メ)は
狂気に染まり愛に飢えて
恐怖に耐えれず腕が離れていく
「まあだだよ」
探しに来ないで
この苦しみは“あたし”のものじゃない
全部“わたし”のものだわ
感情ひとつひとつ
共通理解をハカル…...苦痛分配
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【A】
君のリモコン ちょうだい
僕ならもっとうまく
君をコントロールしてあげるよ
もっと上手く、美味く、巧く
【B】
猫のように威嚇するくせに
兎のように寂しがり屋
感情の起伏が激しい君を
誰もわかろうとしない...リモートコントロール
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【A】
汚れが蔓延る街並み
みんな毒ガス吸って生きてる
何のためのマナーなのか
訳も分からず従ってる
【B】
癒やしの宝庫
君を見つけた
ねえ、触らせて
【C】...Irritate
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贅沢な暮らしが
したいわけじゃない
ただ、愛してくれればいい
なのに拒絶ばかりするから
見捨てられるのも無理ないわ
華麗な花畑で
可憐にまわってみせる
あの子はすべてに包まれて
幸せそうに笑って
「どうして、どうして、どうして」...「わ」と「た」と「し」
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曇天、焦らすことをおぼえた
荒天、叶わないと知った
昇天、すべての終わりを創造した
ほら、よく聞いて 玉砕の音
何も要らない
君がいればそれでいい
どうしようもない衝動
君だけにあげるから
盲点、貫く痛みを与えた
斑点、正解は捨てた...Distortion
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赤紫の蝶に誘われて
辿り着いた世界
ひどく怖がりなあなたは
その線を越えられずにいる
後ろを振り向く度
影が喰われていく
それはわたしに近い証拠
勇気があるなら
優しく頬に触れて
怯えたその指先で...黒姫
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何がしたいかたずねても
そいつは何も語らない
一つも音を発しない
いつもいつも口角を上げて
器用に片方だけ上げて
その目はいつだって
遠くばかりを見てる
少しでも声がききたくて
どうにかして
出させようと企む僕に...人形
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この心音が刻むリズム
続く限りはあなたのそばに…
不安を抱えて眠る夜
わたしの息は薄い
月があまりにも
艶やかに誘うから
逝ってもいいかな、なんて
考えてしまうわたしを
誰か叱って
吐く息が消える瞬間まで...弱い心臓