タグ「ＫＡＩＴＯ」のついた投稿作品一覧（37）

深い闇の底　沈んだ夜に
捕らえた獲物が 騒ぎ出してる
罠にかかる 馬鹿共を眺めて
最高の景色だと 手を叩いた
一本の糸を 垂らしては引いて
食べ尽くした 次は誰にしようかな
逆さまに落ちた　蝶の羽を
引きちぎる音が 虚しく響く
最後の景色は どんな眺めだ?
問う前に 既に息は絶えていた...

白銀に覆われた 凍えるような空の下で
ずっとこの日を夢見てた 手を伸ばせば届く気がして
君の隣がいい　幸せになってほしい
それが言えなかった　僕の罪を赦して?
失われたこの時間は　もう二度と戻ってこない
この世界を終わらせる　その瞬間を見てほしい　
絶対零度のこの地で　何度も君の名を叫ぶよ
氷の下に...

気づいたら 好きになってた
いつからなのかは 知らないけれど
花火を見てる 君を見るたび
まだ終わらないでと 願うんだ
夏が終わりを 告げるのなら
打ち上げ花火の音も 消える
脳裏に焼き付く 君の笑顔だけが
頭から離れなくて 赤信号を突っ切った
夏の匂いを 消すように
冷たい風が 吹いた...

無数に食い込む　棘が
体中　蝕んでいく
狂乱の宴が　始まる
極上の快楽に　溺れろ
抜け出せやしないのさ
おかしいのは　俺か世界か
阿鼻叫喚　悲鳴の嵐が
鳴り止むことはないのさ
何度も何度も　搔きむしった
虫が絶えず　這いずり回る...

アイス片手に町を歩く
今日の俺はスペシャルかっこいいぜ☆
マフラー巻いて今日もワクワク
楽しく過ごせるはずだったのに
あぁ　リア充共が歩いてきて
俺をダサいと指を差して笑う
そういうお前はなんなんだよと
心の中でブチ切れていた
ああもう
アイスタイムを邪魔するのは許さないぜ...

誰もいない　ダンスホールが
音を立てて　崩れ落ちたら
広がる銀河　触れてみたくて
バルコニーから　飛び降りた
心のどこかで　待っていたのよ
絵本で見た　王子様が
いつかくるかもしれない　なんて
そんな夢ばかり　見ていた
鏡に映った そこはワンダーランド
瓦礫の中で 一人...

君の鼻毛が食べたい ア～ッ!!
一本　伸びた毛がチラリと見えた
すごく気になって　仕方ない
禁断の扉が　開かれる
いざ　出陣だ～ッ（ブオォ～ン）
はらり　抜け落ちる
その瞬間を　見逃すな（ブオォ～ン）
君の鼻毛が食べたい
どんな高級ディナーより　うまい
鼻毛～...

淡い記憶のカケラ　包み込む雪のように
白銀の世界　閉じ込めた
もう二度と　目を開けない君を
途切れた足跡　隠すように
雪は白く　降り積もってく
優しく触れた　指先で
零れ落ちた　涙掬って
フリーズレイン　埋もれた
フリーズレイン　胸の奥
儚く消える命が　静かに燃えている...

退屈な時の中で　失くしていた想いは全て
瞬く間に通り過ぎていく
幻のような夢を見て
奏でる笛の音色は　空高く舞い上がっていくよ
羽ばたく蝶はどこか遠くへ　優しさを運んでる
いつもそばにいてくれた　君はもういないのに
どこまでも続く道　遠い空へ手を伸ばした
伝えられない　本当の気持ちを
言葉にならない...

さあ　足を止めないで　飛び込もう
まだ　曖昧な答え　見つからない
反転する世界　落ちていく
きっと　何もかも　不完全だった
一人 立ち尽くしていた　
理想郷など　そんなものないと気づいて
意味も　無いと分かってた
それなのにどうして　また縋ってしまう
目を閉じて　矛盾した　時代の波に
飲まれ　消えた...

何もない路地裏背にして　ゴミ箱蹴飛ばし笑っていた
翳りゆく部屋の窓際で　誰かが一人泣いている
タバコの煙を燻らせて　花は静かに枯れ落ちていく
通り過ぎた君の視線が　痛くて
閉ざされたこの部屋に　君は息を潜めている
君の記憶　辿ってゆくように　線をなぞって
途切れる言葉　重なり合った
胸の奥に　残され...