タグ「使っていただきました!」のついた投稿作品一覧(57)
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嘘と愛を気取って
それからだれか消えて
ずっと、おやすみ
なにもかも、秘密。ああ。
甘いだけの痛みは
ゆめのまた、夢でした
恋を投げ捨てて、さあ
きみを抱きしめたなら
きっと変わらないけど
ぼくはここにいるかな、かな...きみとぼくの心拍
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重ねた影の行方だけ教えて
滲む体温溶けだしてしまうの
揺らめいた水面に
花びらを浮かべてみたら
風が逃がしてしまった
遠くでは綻ぶ、遥か
包み込むのはやわい指先でも
ふたり笑った解けないようにと
煌めいた足跡なぞったら
拾い集めてた...クラシカルブルーの微睡み
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我儘を聞いて
ひとつだけでいいの
甘いミルクも
我慢するから、おねがい
こどもみたいなんて
言わないで欲しいの
そうやってひらく距離が
切なくて困るから
おとなのよゆう
すこしだけ崩れたら...ハニーブロンドのひみつ
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きらり、窓辺にはながれぼし
切り取って隠してみたくて
浮かべたため息はわたがしの雲
少しだけ手をのばした
ゆらり、真夜中にまどろんで
濃紺の空を束ねるの
かかとを鳴らしたら夢見る合図
カーテンにも鍵をかけて
星を渡って 見つけたの
三日月のブランコ...濃紺プラネタリウム
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季節外れの中で
孕んだあまい毒は
凍えるだけの記憶
指さきがすくう白雪
目深に揺らいだ景色に
眼を塞いでいたくて
呼吸を止めた、会いたいよ
移り変わる体温
沁みるような口づけ
泣いた花は願って...氷のダリア
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君の目に映る星のかけら
零れ落ちそうな音を聴いて
頬をつたう流れ星にふたり
約束、と耳を塞いだ
知ってたの 知ってたの
かたく結んだって解ける糸は
きっと忘れるだけの甘い鼓動
ああ、
夏の日はいつまでも
私だけ置いていく季節...夏のそら、君と恋と。
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背伸びしてはつまづくのに
きっとそれに気付かないから
少しだけと振り返るの
揺れる鼓動ごまかしてた
ふわ、り零れたら教えて
わたし戻れなくなる前に、ね
眩む青いそら 好きを押しあげて
おまじないはルージュ
わがままだけ色付いたら
そっときみを期待してるの...花笑みとルージュ
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僕はまだ認めたくないんだ 冷たい君を憶えたままで
指を絡めた小さな愛が 僕の温度を奪うそれだけ
空も雲も愛も全部さ
教えてないよ、まだ。聴いて
僕の鼓動をあげる だから、ほら笑ってよ
誰よりも何よりも愛してあげる
気まぐれでもいいから ずっと、この手握って
それでも消えてくなら、いっそ
君のこと忘れ...100回目のさよならを君に綴る
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茹だるような暑さに
ふたりきりの放課後
何気ないふりで君の手を引いた
青い空に溶かした
風に消える沈黙
何食わぬ顔の向日葵がなびくだけ
ああ、瞬きするたび会いたくなるけど
瞼を閉じて誤魔化してみる
お願い、届かないで
金魚鉢に揺れる...金魚鉢のためらい
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ワンピース揺らいだのが合図なら
風の音が熱みたいに攫うだけね
水玉を数えて、ほら誤魔化すの
昨日より青い空を指さした
しゅわしゅわに溶けて
いま、散りばめた夢は
透明なガラスに微笑む
ひとつだけ、あげるね
たまに絡まるゆびに
鼓動隠してみたら...残照ハイヒール
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ひとつだけだ、と指をさして
目を隠した童話のようだ
継ぎ接ぐ君を 夢に魅てる
あの空に飛んでいけば
散りばめられた夜に触れて
その虹すら恋したそうで
捧げた色と滲むネオン
傷痕がかすか揺れた
口唇かすめた視線
誰かに遮られては...アフロディーテの哲学
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朝靄に溶けだした
きみが笑うだけで
幸せになれるくらい
単純な僕だけど
躊躇ってたいような
感情は塗りつぶして
これでハッピーエンドさ
だから、ほら
「映画みたいな
さよならをしようよ」...シネマ
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目深に揺れる
溜息交じりのミルクティー
まるでプラネタリウム
隠したカーテン引き裂いた
甘いまどろみの
綺麗な夢を見ていたいの
色彩のなかに溶けてく恋の行方
見惚れるようにきらめいてた
呼吸を止めて
落ち行く星を数えていた...アプリコットドリーム
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白いリンゴと青いくも
ときめきはきっと灰いろ
視線は君を貫いて
絡まるだけでしあわせだ
偶然で誤魔化した
すこし回り道の言葉
昨日より近づけたこと
繰り返して、ときどき
ウソだよって着飾った
臆病な恋してる...エイプリルガール
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擦れ違うだけの視線に
曖昧な心は擦り切れた
問いかけたままの笑顔は
見惚れるだけで、分かんないよ
降り出した雨に濡らされて
少しだけあたたかい滴
掬う手がもう君じゃなくて
こんなの耐えられないな
零れていく愛してるを
流星群みたいに眺めていた...ミーティア
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○玉響揺らぐ誰かの想いは
満ちれど欠けれど蕾をつけて
命短し恋せよ乙女と
らったったったった まるで乱れ咲き
●恋い焦がれては止まれども
消えゆく影すら知らぬまま
駆け抜ける疾風 届くまで
◎はら、はらひらり はらり
●泡沫消える夜風に吹かれて
啄ばむ花びら両手に抱いて...桜色吐息
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閉め忘れた窓から 覗く小さな恋でした。
カーテンが邪魔をして 見失ってしまいたいな
やわらかな言葉で着飾って
あまやかなレースで飲み込んで
それでも指先が奪う体温
今日は素直になれたのにな
ごめんねなんて言わないで
痛くない、痛くないよ
歪んでくセカイの真ん中で
わらう、キミが好きで やだな...petit
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くらり眩んだ暗がり
通り過ぎた片割れ星
ふわり不安になるまで
行方知れずに会いたいな
小さく疼いた心を
冷たいミルクに浸して
目蓋に浮んだ景色は
どこかの知らない誰かだ
思い詰めたゴンドラの
窓の向こうを見てた...Ferris wheel.
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真っ赤なヒール履きならして
踏み付けたハート羨んで
強がってんじゃねーよ、ガール
そのルージュに口付けを
知らないとこまで行っちゃって
知りたいなんて媚びうるの
これだからキミにサディスティック
きっと愛は筒抜けの飾りもの
素直になれない戸惑い捨てて
よがっちゃえばいいよ、サディスティックガール...サディスティックガール
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まだまだ足りない傷痕
重ねた鼓動に、口付け
どうすればいいのか ああ、答えて
君の嘘を泣きながら抱きしめてみても
疑う余地のないくらいの激情
知らない横顔知るたび
揺らいだ瞳に、釘付け
君の愛し方を ねえ、教えて
僕と恋の亡骸を慰めてみても
思い出にできないくらいの劣情...激情センチメンタル
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わたがし雲の浮かんだ空で
ふいに目を覚ますの
ささやく風に両手引かれて
駆けだす白昼夢の中
指さしでほら、かくれんぼした
だれかを探したの
それからくらり、首をかしげた
太陽が目を閉じていく
夕暮れのオレンジ
飲み干したら少し甘くて...君色キャンバス
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飾り立てた愛で首を絞めつけたって
僕なんか眼中にない君だ
後ろ向いて笑うんだろ
花が咲いたみたいに可愛く
いっそ感情論で責めちゃおうか
愛なんてそんなもんだって
振り向きもしない恋じゃ
誰かに余所見もしたくもなるから
ねえ、
どうしたって君を傷つけたいんだ...ProvocAtioN
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濡れた雨上がりの景色は
君と手を繋ぐだれかでした
そっと痛む熟れた林檎は
ひとり気付かないふりして
からから崩れてく記憶
両手で抱きしめて縋りついた
まだ好きだよ
まるで全部夢みたい
掠めた体温戻れないと知る
「愛したのは嘘じゃない」と...嘘とリグレット
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眠れないの。
ひとりきり暗い部屋は
星が歌う子守唄響くだけ
ふいに揺れるカーテンに覗く夜を
閉じ込めても変わらない月明かり
溶けだしてしまいそうな
濃紺の夜空に怯えてる
抱きしめてよ、いますぐに
きみのことを夢見たい
眠れないよ。...midnight blue
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揺れた吐息呑み込んだアタシ
キミの鼓動抱きしめただけ
響く嗚咽蝕んだ格子
絶え切れずに絡めたのなら
痛み増した温度で キミを引き留めた
きっと傷付けて欲しいの 抱きしめて欲しいの
心拍数重ねて 今だけは忘れさせて、もう
アタシ声を殺してキスしてキミだけを叫んで
それでも笑顔の裏に隠して想うの
いつま...Melancholy
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窓辺の空気が
少しだけ甘くて
夜空に浮かんだ
星屑を笑った
紡いだ言葉へと
まどろみを飲み干す
アルバムの君を
忘れられないんだ
鼓動と呼吸が冷たく溶けていく
わたしの心埋め尽くしてるのはあの日の君...なみだ星
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大好きだよ。誰よりも。
お砂糖みたいなセリフ
林檎みたいに赤くて
そんな恋がしたいんだ
ショートケーキよりも甘い
キミの笑顔がいいの!
夢だけ食べていたいのに
キミはいじわるだから、
触れるまえの3cm なんてナンセンスなの!
トキメキを囁くなら 呼吸までも奪ってよ...スパンコールキス
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ガラスの靴はあれで鋭利
赤いベリーを突き刺した
引き裂くドレスと引き換えに
午前の鐘はシンデレラ
から、からからりと ゆら、ゆらゆらりと
足して燃え尽きた ねえ、これがあたし!
きみが抱きしめた毒林檎を、
知らないふりをして投げ捨てた。
誰かの為に消えるとしたら
いっそきみの所為で死んでしまおう...Tragodie und Hexe
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恋の合図をきみにあげる
ふいに揺れた髪から
届け、好きの電子
くらくらしちゃうような
眩暈を起こす電流
錯覚でもいいよ、アタシが好きでしょ?
触れあうだけで流れる愛に
酔い痴れたままで きっと、夢中
恋は盲目そうならアタシ
手遅れなのかな 手遅れね...エレクトリックガール
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あなたがいないと
赤い目が涙で揺らぐの
声にならないまま呼んだなまえ
いつもあたしだけ置き去りね
寂しがりやなの
その腕で暖めてほしい
ふたりきりだよと指切りをした
だけどわたしは待ちぼうけね
夢が魅たいの
甘い言葉を あなたのその声を...夢魅るシュガーラビット
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