タグ「応募用」のついた投稿作品一覧(76)
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星をかくす イルミネーション
でもまあいいかな 今日は特別なの
ベルの音で カーテン閉めて
甘いケーキより 長い夜を頂戴
薄明かりのキャンドルはバニラ味
見つめ合うの 雪みたいに 溶けてしまいそう
メリークリスマス I love you.
メリークリスマス ただ幸せなの
メリークリスマス I wan...Noel
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罪を数えて 声は掠れた
触れた頬笑み 言葉が朽ちる
繰り返すまま 夜は明けない 銃声は無意味
罰を教えて 傷は忘れた
揺れたグラスに 涙が落ちる
許されぬまま 嘘はしがない 実弾の痛み
期待してるのは (約束と) 叶わない (偶然に)
たった一言が (聞こえない) 永遠よりも ただ
刹那に浮かぶ 横...スティグマにキス
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落つる椿に唇を
この手には魑魅(ちみ)と魍魎(もうりょう)
いつか朽ちると知らねども
聞き届けよう、貴殿(あなた)の声を。
『美しゅうございましょう』
息を止めん 息を止めん 愛とは何ぞ。
揺らした黒髪に
咲き乱れよ 咲き乱れよ 恋とは何ぞ。
花とて 花とて 散り果て 枯れ果て
そうして身を焦がすの...恋闇逢瀬
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献身的お似合いの言葉
きみでいいよ 傍にいてよ
わたしにだけ キスをして欲しい
そんなことに 気付かなくていい
きみが望むならなんてね
無理な忠誠かかげて
そんなジレンマじゃ終わらない
甘すぎる笑顔の罠
きみだけ心臓狙う言葉の意味
有償の愛は 少しだけ、にがいの...愛、哀、I
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(A)
「夢のためなの」 キミは手を振って 微笑みかけた
「少し遠いから」 控えめな別れ ぼくは頷いた
何を言えばキミは 振り返ってくれた? 僅かな口実
キミの笑った顔も キミの泣いた顔も 確かな現実
(B)
パズルのピース はまらないふたり ねえすこし遠いよ
ただのメール またねの続きはない なの...消えた時間軸(制作中)
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きみの言葉だけ受信
できたらいいのになんて
あの子とのメール、やだな
ヤキモチやいたり無反応
電波は立たないきみに
近くにいるのに遠い
触れる温度から届け
これは無機質な愛ですが、
かけてもないのにアラームが鳴るのはね
気を引くためだと気付いて お願い...電脳ノーマライズ
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窓の外の景色は
今日も変わるばかりで
少しずつ薄れていく
届かないの
時計の針が急かす
それでもこの心の
端にあるハートだけは
変わらないまま
すれ違うふりして
あなたの笑顔だけをさがす...Heart Beat Symphony
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落ちた紅葉 髪留めみたい
きみが笑って 僕はつられて
今からここで 差し出した手に
踊る秋風 少し冷たい
指差しで 教えてよ きみの見る 明日を
あの雲の 隙間には 昨日とか 覗いてる
空の色 青さを増して 夏の日は 程遠い空
見上げると 高い永遠 秋めいて そのままに
赤と黄色の 絨毯みたい
楽し...秋空
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さざめくは終夜(よすがら)
枝垂れ桜の見ゆる夢泡沫(うたかた)
嫋(たお)やかにはんなり
恋の心はあさまし蝶結び
斯く斯く然々(かくかくしかじか)今は昔
芍薬牡丹百合の花と、乙女
櫛(くし)に流るる黒髪扇子で
隠した口元馨(かぐわ)しくて
やんや喝采今宵の夢は
戦(そよ)いだ風に戦のかほり...艶花
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水面で翳る月が
照り返しては零れる白露(はくろ)
手繰るその花に
甘い蜜は咲きもしない泡影(ほうえい)
宵月夜
いくら花弁と散っても
今宵見えるは愛(かな)しい逆さ星
籠の月 届きやしない
指折り数える月は
ひとつふたつとただ三日月...蜜月
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鐘が鳴る 幕が開く 乗り遅れたから さようなら
ここにいると [これは私]
気付かないの [気付いてるの] 跪く嘘
白い髪も [黒い髪も]
その瞳も [笑みもすべて]
私の方が 頬は赤いわ
薬 指には 赤い唇の 約束事はめてる
こころには ただ湖水 満ちる緩やかな 時の音に
瞼 閉じては 耳に残る蜜...白鳥湖
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僕ら 彷徨う
ありふれた恋話
だれにも 知られず
ふたり消えてしまえたなら
欠片 補う
僕の指を絡めて
潤んだ 完璧
君よりなんて知らない
釣り合いのとれた
冷たい熱に...androgyny
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あいしてる
本当かしら
つり合いは とれないの
甘いのが好き
「キミ」なんて
大人ぶるけどね
地に足は つかないの
どうしてかしら
かわいいお洋服とは
前にサヨナラしたの...恋愛アシンメトリー
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憧る(あくがる)貴女は花の貌(かんばせ)
いまだ春告げ鳥は狂い啼き
それは移ろいやすい花ごころ
いずれ桜の花は狂い咲き
鶯色 身に纏い
腰に刺すは 日本刀
貴女がため その刃
迎え討つは けものみち
落花 流水 戀と云う
想いを 交え...落花流水
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錆びた鍵穴見つめる
首に古い鍵
しあわせなんて陳腐な言葉
鳥籠は甘い檻
空の魅力は
置き去りにして
永遠なんて小鳥は
翼なく謳う
空はもう広すぎて飛べない
砂糖菓子の足枷...鳥々
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小鳥の
さえずりに
目が覚める
日曜日の朝
ほらすぐ
花柄の
ロマンチック
飾り付けなきゃ
遅れてしまう!
今日はどうして...恋する日曜日