アシオリカの投稿作品一覧
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ああ
ふかい
ふかい もりのなか
まいごになる
おおきな かおの むれが ならんでる
巨顔 遺跡 皆 揺 揺
色の視えない ひみつ 水の音
天球の外 爆け 不和 付和
白黒の森の 夢観る
巨顔の群 話 揺 揺...旧第8極楽(完全版)歌詞
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ああ
夜深く依る暗く
より近く
夜の淵につき
よりふかく
つきのひかりすら因らず
ひかりひかり
どこかにひかり
ひかりひかり
どこかへきえた...歌詞『よるよるよる』
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まぶしいまぶしい
たいようにとかされ
じんるいどろどろり
くらくて さむくて
つちのなかのようなエレジー
そんな
厭生 解離 わわわ
あなかしこ
ぐらぐら
まだらの夢かたち...歌詞『ゾンネさんとモーントさん』
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世界が罅割れている
落日の暗きよ
涅槃的思想?
全部混ざりてゆらめく
最後になりましたと
烏が啼いてる
おうちに帰ろう
どこにあるかわかんないまま
濫立する塔と
静謐的なモノクロの群れを...歌詞『蒼色ナイトフォール』
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繰り返しの奇譚
星屑にさざれ夢
出口は空の向こう 遠いところに在る
いま
上から落ちてくるの
聞こえる?
ほら
遠いひとが泣いてる
見えてる?
細揺れたひの雫が...歌詞『ぜんまいじかけの輪廻』
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薄く見える ひとの声 ねこの鳴き声
落日が来る
君に成れず 床に落ちる
僕が生きず 海が落ちる
色彩の海が落ちていく
天女の舞 腐りかかる
いぬの首輪 鎖かかる
そんな世界的には
なにもいみがない
地の底で瓊音響く...歌詞『ビジツ的ワールド世界』
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聞こえる
陽の渦 眠り
遠く聞こえる
霧の渦 眠る
乱立の夢 見える
紛い物の意識かかえ
言うほど煌めく事無く
小さく歩いてるうちに
遠衆の意図がひかりを劈く
いのちも川面 ゆれた陽...歌詞『新世界は何処に在るか』
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本物はどこにでもいます
偽物のふりをしているだけです
ひらひら飛んでいた
ひとつづつの末
嫌々うまれてた
ひとりひとり生き晒し
ぐらぐら揺れてた
誰かの心絵
様々みえていた
氾濫する読経のよう...歌詞『偽物ペシミズム』
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雷音 勘ふ月
藍絵と紛う淵と
ひとつふたつ降る雨の音
嵐 水面翳らす
柳 皆も消えゆく
単 星降る朝
冰りつく沈丁花
斫りの音 聞こえず
気づけばこんなに小さくなった
ここりの中心へようこそ...歌詞『耳旧き四有』
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素袷のひとり 岸翳の底
夕凪時になり濛濛のすがたが在る
乖離に枯山水 環状に夢芥
金碪のおと 外れ 腐り星
冷えた陽炎と熱を帯びた睡蓮木
熱にさえ惑う子
ふわふわぐらぐらりんららら
しあわせのいのち 裏の井戸の底
縢れず拡がる熱の穴に風が流る
一つ...歌詞『嗄念』
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静かの時のなか
木枠の外に闇
椅子に身を預ければ
静かの場所にひとり
眠った函が乱立している
紫色をたたえては流る
細長く続く果てには何もなく
細長く続く稜線がそこにある
眠った街の片隅に佇む
老人のような古い喫茶店...歌詞『無人のまち喫茶店 (みじかい版)』
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それぞれの濫觴を見付けた夜の瀬に
なお果てる錆金
聞こえるように
婁天を見よ随神に
婁天を見よ渦巻たり
念は岫にあり
溝が無漏をあらわす
遥は未だなく
鉄がおちて響き散らす
そこに何かを見つけた ...歌詞『婁天』
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偶音解離する天園
くるぐる回天と堕落の果て
いつか見たような花と旅路
交響の広がり知らせる
「落下とは無縁」と何かが囁く
「永遠の黎明」と想う頂道の上に
空の戸へ宵の初音 縁成の暗闇をまとう子
これから先何があろうと 毀るもの非ずという
闇の子が仰っている
何もかもを知るきみには及ばず 何も...歌詞『渦まき華の庭』
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音階をぴょんと飛んでひと廻り
くるくるしてるねこっぽいの
有限に思ってたキロバイトのメサブギー
びっくりして隠れるいぬっぽいの
弦の現象は現在地よりちょっとだけ下
うずうずしてるたくさんの何かがあるらしい
リズマッドネス 荘厳に
輪唱するうさぎっぽいの
やっぱりそういうわけなのさ
リズマッドネス 楽...歌詞『Rhythmadness』
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大禍
燎原の密かに浅緋になる
災禍と紛う鄙歌 日没を過ぎて未だ反響している
歴劫に似た長きをいきてはきえゆく
炎舞を流す鳥が瞼にうつる
天維がみえる
雨巣がみえる
終子がみえる
落ちるひとの傍で囁く鳥が
意識の底に艾安をくれるらしい...歌詞『禍混に鳥』
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おまえは あまりにも 無力だ
わたしは あまりにも 無力だ
何も成し遂げることが出来ない
永遠に 変わらず
無力だ
でも
だからこそ
歩いてゆくことに
意味があるとおもう
地涯の底で天涯を望み...歌詞『翳星』