磨瀬の投稿作品一覧
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歩き疲れた 何処に居たんだろう
意味は枯れた花の中
明日を見捨てた 底に翳る火花
賽を投げた 頬は赤
まだ足りない 咲かなかった
もういいよ
緑と青を待ち続けて ただ
乾いてもっと渇いた喉裏
麗 それだけでもう右往
泣いた昨日に蒔いた眼は...Thirsty
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Thirsty off_vocal
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何時かのように近づいている
増えるほどの情緒が
何時かの前世とか 来世とか
何方でもないと言い切ろう
まだいいよと言って想願って
次に降りるのは交差点
目を逸らす 溶ける時計
袂を分かつとは
喰うを切る 千年に一つ
交々知らずとも 莫迦が...569と和韻
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569と和韻 off_vocal
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灰色の空に零して失くした
あの日の面影にそっと
消えないよう手を伸ばした
片道二時間半 記憶の中へ
緑色の風に靡いていつしか
鼻先を掠めた朝顔の表情と
シンクロした君の笑顔には
敵わないな
変わらないね 山際の風景
二度とないこの季節をふと...splashes
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splashes off_vocal
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この街には、あなたと見た雪が今日も降っている。
12月15日、私は大切な人を失った。亡くなる前日に彼と喧嘩をし、折角の記念日に渡すつもりだった手紙は、部屋の隅にある窓際に置かれたまま。死を受け入れられないまま、時間だけが過ぎて往く。私の心に雪は積もり、大事なはずの気持ちを紛らせている。
12月17日...小説「icicles」
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icicles off_vocal
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またねって言って 窓越しの別れ
反芻は追い付かず夢の後
あっという間のバイバイ 記憶は
取り憑かれたよう 寂しさがまた
私語ね 眠い目擦って (ささめごと)
単純が頬を濡らす終夜 (よもすがら)
何回目の感傷に僕らは
脚を竦ませて
回想 毎夜毎晩の懐古
巻き戻したいの でも...Pale in Vain
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Pale in Vain off_vocal
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毎回だって思うんだ 「今に見てろ」
そこに行くよこれから
そう言いながら朽ち果てて逝くの
藍 吐いたって憂いだ 変わる日々の
中にいっつも 'これから'を呻いたから
結局置いてかれんだ
廻って 下がって 嗤っておくれよ
延々と永遠と篠突く雨 もういいか
なんて茹って 罪人面しよう
明けるまで僕ら踊...デイズ
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デイズ off_vocal
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派手な服 上辺を着飾る肌寒さと
見え透いている 頭の中の空っぽさに
薄ら笑う僕 優れも劣りもせずに思う
温かい部屋で 忽々の音量で
右耳に流れ込む 負の映画は
「きっと死ぬ」
そんな展開で感動していた
誰かを映している
風が吹く 路地が揺れる
消える火を何かで誤魔化して...リビングコア
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リビングコア off_vocal
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icicles/初音ミク
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呼んでる 街の灯りがほら
一つ二つ降り積もる雪の中
眺めながら秘めた心一つ
ぼんやり紛れていく
すぐ定まらないピントには
冷たく凍てつくような愛を
霙だって威張ってた今日も
募りずっと抱いてた想いも
明日は部屋の隅っこへと
乾いた息と色たちは...icicles
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