タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(14)
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さり気なく覗いた
キミの瞳の奥
キラキラ星たちが
銀河の渦に巻かれ
危ない 上手くかわして
拾った星の欠片は
妖しく愛おしく輝く
触れて感じるエネルギー
キミからのメッセージ
愛してる その言葉だけ...5万光年先のプロローグ
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二人きりだった キミとボクは
放課後の 静かな音楽準備室で
柔らかな 夕陽に包まれて
キミの顔が 少しずつ紅く染まる
聴かせてくれた ボクの隣のキミ
大好きだと言う あの歌を
切実な思いを たたえたメロディ
ボクもすぐに 好きになった
いまでもキミは 聴いているのかな
大好きだった あの歌を...【曲募集】キミが大好きだった、あの歌
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プラネタリウムに 映し出された星座
見上げる夜空には 形も追えないけれど
そこに星たちが たしかに存在する
そしてボクたちも たしかに存在する
もしもこの宇宙が 膨らみ続けるとしても
ボクはキミを離さない このままずっと
ゼロから、いや5万光年先から
もう一度始めよう 物語を
星空のどこまでも 引力...銀河の果てのプロローグ
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乳白色の空が 夜明けの海を覆う
水平線に向けて 歩みを進めるキミ
後ろからキミを 抱き留めたかった
けれどボクには できなかった
振り向くその顔に 微かに笑みが浮かぶ
やがてキミは 波動に揉まれ消える...
...夢から覚めたボクは 隣を見る
キミはいない その寝顔はもう見られない
霧が立ち込める ...【曲募集】キミがいた、隣に
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南(みなみ)海上の台風に向けて
北東から吹き込む涼しい風
今日のこの街はいつになく
爽やかな朝を迎えた
キミがいる街に台風が
向かっているみたいだね
雨が嫌いな、雷が苦手なキミ
大丈夫?って聞きたいけれど
2、3日だって言っていた
もう3週間が過ぎた...【曲募集】スクランブルエッグとベーコン
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駅から離れた
一つ通りを入ったところの
隠れ家のような洋食屋さん
一度前を通りかかっただけ
いつか行ってみようねと
言っていたのだけど
いつも駅前で
用事をすませていたボクたちは
その店にずっと行けないでいた
キミの引っ越し荷物が...【曲募集】誕生日のオムライスとチョコサンデー
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2年ぶりに会った君から 告白された
恋愛ではなく 君の余命宣告のこと
午後の喫茶店 冬の陽のやわらかな光
あと1年だよ、と穏やかに君は言った
突然の話だった 呆然としたわたし
そして人目を憚らず 泣きじゃくった
泣きくたびれたわたしに 君はこう言った
誰にも話さないでね キミだけの秘密だよ...
悠...【曲募集】死が二人を
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茜さす 朝日を浴びて
眩しい光の中
頬染めて舞う姿を今も覚えている
時は過ぎ行き 見渡す夜空
煌めく星の上を
仄暗く覆う雲 流れた
外は雨 しとしとと
降り注ぐ
心が濡れる
夜の底 暗闇の中...雨やむまで
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(A)
乾いた背中に 突き刺さる
乾いた視線を 感じる先に
暗がりの中を 探しても
怪しく漂う 気配はひとつ
(B)
月も 星も 夜も
溶け落ちてく
街も 人も 夢も
静まってく...Change or Stay
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舞いあがれ ひとすじの風へと
帰り道いつもの交差点
ふと振り返ると
夕陽に赤く染まる街並みの中
浮かんだまぼろし
あなたを亡くし時は流れ
色褪せずにいる
映画の台詞のよう あなたがくれた
愛ことば
舞いあがる ひとすじの風へと...あいことば
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今もはっきり 憶えてるよ
はじめてほら キミと会ったとき
素顔のままで 微笑むキミ
優しいキミ
可愛いキミ
愛しいキミ
眠れない夜を過ごした
朝が来ないよな気がした
一人ぼっちのボクのことを
気付いてくれたキミに贈る...どこまでも愛しいキミと
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いつものカフェ ぽつり
太陽ふと 翳ると
憂い帯び 光る
グラスを持ち 見つめる
風が運ぶ 遠い場所の
香り 甘く
動かされる 思い
朧ろげに
気怠い 昼下がり
予定も 白紙にする...気怠い昼下がり
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A1
虚空に放たれる呟きの群れ
数多の情念をないまぜにして
省みる暇(いとま)もないまま
あてどなくただ駆けめぐる 光速で
B1
わたしの信者となったのは
わたしを信者にしたいため
はじめからわかっていたでしょう
掴みたいものほど掴みとれない...光と電気の墓場
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恋の命題 証明するのに
正弦定理は不要
恋の勝算 計算するのに
円周率は不要
あの男子を彼氏Aと
この男子を彼氏Bとおいたとき
わたしのいる頂点Cで
三角形の辺を測る
彼氏Aと私のACと
彼氏BとのBCが同じなの...二等辺三角関係