電子雨の投稿作品一覧

追いかけた背中に
ほら、こんなにも近付けたんだよ
憧れだけじゃない
貴方を目指して駆け出した理由
胸が苦しいのは
走り続けてるせいにしたけど
今すぐに貴方へ
届けたいって心が叫んでいるよ
吐(は)き慣れた嘘や
使い古した台詞より...

初めてアナタを見たのは
６月の雨が降る日
「はじめまして」
挨拶しても知らん顔　無口な彼
道で通りすがるたび
アナタの香りがする
出会った日から
アナタがいつも忘れられないの
出会うだけじゃ　もの足りない
私を見て！...

あの花が咲くまでは、
どうか焔を消さないで…
あと少し　あと少し、
水を与えたいの
まだ遠い春の風、
淡いつぼみを揺らして
暖かく咲き誇る、
夢を見届けたいの
最初で最後の恋…
だから...

風が冷たくなったねと、
貴方の頬に重ねた手
心を埋める思い出は、
貴方と過ごす日々の色
こんなにも近くにいるのに
ねぇ、この指先は触れてもいいの…？
鮮やかに揺れる季節に、
私の恋が実るなら
貴方の側で微笑んでいられることを願います
優しいだけの言葉なら、...

フェンスに凭れて
見上げた空が
私を呼んだとか
そんな理由でも
きっかけは何でもいいじゃない
さぁ　踏み出して
いちっ！目指すは、見たことのない場所よね
にっ！　偶には、休んで足元を見るの
忘れないで　ここまで来た自分ほめること
あんなに遠くって　手を伸ばしたって...

貴方の手で　まわる　まわる
踊らされて生きるだけなの
悲しげな紙芝居
ねぇ　狂わせたのは誰？
箱入りという檻の中で
過ぎ去った日々は、
この手じゃ数えきれないというのに…
眠っても、目覚めてみても
終わらない悪夢の扉を
私が見つけてしまえば...

白い雲をまとい歩いた
街並みがいつもより優しく感じたの
わたしときみの小指絡めて
「おかえりって言わせてね」って約束したよね
小さな雪うさぎ
きみの代わりと傍に置いて
恋して　きみを想うの
早く逢いに来て
もうすぐ　わたしを迎えに来るわ
ベルにドアを開けば　ほら...

愛しい　この地を離れ
わたしは歩む
天空(そら)は　高く青く澄み渡り
鳥は　白い翼を大きく広げて
まるで自由を手にしたように…
風は大地を包み込み
花と明日(あした)を揺らして
あの天空(そら)へ続くは　果てしないこの道
ああ　通り過ぎていくメロディアス
それは懐かしき歌...

外へ飛び出す。
ひとりのこの部屋は、
そう…
わたしには、優しすぎて苦しいから
ビルの谷間で
わたしは立ち止まり、
ここから見上げるトリミングされた、空
光る指輪、過去に投げ捨て
褪せる写真、破り捨てたら
ほら、今が新しくなるような気がして...

(00:25～)
小さな頃に信じてたのは
いつも見つめた　星の輝き
夜空の星に両手を伸ばした
いつかこの手が届くように…
(00:48～)
見上げた星空、ふたり丘の上
重ねた手を忘れない…
(01:01～)
走り出した　今、私の恋は、...

(00:24～)
空も海も輝いて　サファイアブルー
雲もワンピースも白く　風に揺れて
流れていく季節は　流星みたい
一瞬の日々抱きしめて　歩いていくの
(00:46～)
隣の君へ　送る視線に
好きという気持ちを乗せてみたけど
伝わるかな？
(01:02～)...

まだ　終わりはしないよ
ありふれた現実より
僕ならキミを選ぼうか
これが偽りでも…
がらくたの都会で
必要のない感情
全ては不器用で
僕には怖かっただけ
もう　迷いはしないよ
現実を睨んでも...

A
朝焼けの街を
ひとりで歩いてみるの
目的地なんて
決めたりしないでいいわ
B
通りすがり　白い猫と
積もった雪は　おそろいね
C
静かな世界に、ぽつり...

A
くだり列車の窓から見えた
なんてきれいな真っ青な空
電信柱は邪魔をしないで？
通り過ぎてく影を落とす
B
終点駅は、まだ来ないの
遠ざかってく意識の海で
線路を辿り突き進むなら
そうね終わりは見えなくていい…...

A
12時をしらせるベルが街をくだる
寂しさをかき消すための靴音なら
片方の幻想(ゆめ)を鳴らして
　――サヨナラ…
B
人混みに紛れた 鬱蒼と揺れる影に
貴方を捜しては、
私ひとりきりと自覚するの
S...

A
窓際の猫が
「幻覚(ユメ)だった」と嗤うの
わたしは鈍色の
真似事を繰り返すだけ
A'
きっと明日には
この雨もあがるでしょう
東から西へと
日は昇り沈むの...

A
窓際の猫に
「甘いミルクはいかが？」
今日は青い空に
手紙と歌を届けましょう
A'
きっと明日には
この雨もあがるでしょう
東から西へと
日は昇り沈むの...