タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(26)
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1A
聡明な銀の指輪 鋳込んだ思い出
運命のようだね 鎖を巻いて
神様の前では綺麗でいたいの
純白のドレスで契る(ちぎる)十字架
1B
ハレルヤ 濡羽吐息(ぬればねといき)
ハレルヤ 影が優しい
eins zwei drei sir(アイン・ヅァイン・ドライ・サー)
1サビ...ANKH
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(1A)
半分埋もれた土管から
砂に銀河を流していた
私達は二人きりで
本当に二人きりで
どうしよう 不思議なまで
羽がほつれほどけてゆく
命が舞う人肌の風
砂をさらう夜打際
(1B)...砂に満ちる夜の童話
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1A
彗星が透き通る引き波に
幻想の幽霊がせせら笑う
Ah
鎮魂歌(レクイエム)は炉を穿つ言葉のように
イレウスの飛行機が辿る星座
1B
肺胞の奥底に隠していた
トリチウム・ノウアスに満たされて
もう一度見る...CROXSALIUM
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1A
蒼海の丘の上に電鍵の
便りが届いたら私は
死んでゆくだろう
違う時間の中に切れた
電話線の向こう
あなたは生まれる祈りのカイナ
1B
電波を指で包むあなたは
私の回路を気にかけた...birthday's confession(歌詞ver.)
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Aメロ
未来と歩く旧市街
星の街路樹 届かない
ラムネの色の飴舐めて
僕の言葉で歌っていたんだ
Bメロ
無邪気な未来の声が
涼やかに
届いた
ラムネの香...月
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真昼双眼鏡に目を当ててゆるやかな 空の流れ耳を澄ます
はるか彼方より星巡りの使徒たまゆら 灯台に迎え火燈せ
この世界は数学の理
水飛沫を払いのけもせずに
noiseをすくうのは味気ない
指先刻む星の祈祷師よ
ガリレオの置き土産を側にて
光の軌跡が主旋律か
葵世界の星見守の歌
わかっているよ 僕は見た...観測衛星交響曲 葵星
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水葬 人は涙の底を感情の
ガラクタと遊ぶ海月達
交差点は浅瀬の夕焼け
瞳を開けられないのは
言葉の埃 吹き上げたまま星空には
鎮魂を注ぐ鯨座に
信号機は深い深呼吸
人は蛍を食べたがる
コーデュロイの街で出会った素敵な人でした
二人で確かめた掌に命のkissを感じました...薤露青
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星屑 歌結う 羊飼い
静かな音色に空溶ける
柄杓 片手に 乙女と羊
優しい歌声 夢を見る
歌声穏やか ゆらりゆら
吐息と鼓動に幸(ゆき)ひらり
乙女はとてもあったかそうに
羊の命に寄り添った
まだまだ旅路は永けれど
紅(くれない)命を燃やしてる...羊飼いの歌
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ノスタルジックな音がする 記憶たゆたう あの音が
少年一人夜の瀬戸に
大きな上着と夜を羽織って
大げさな機械で聴いていた
透度良好な電子街(でんしがい)は
星に刹那に惚れたようで
天の川に空を浮かべた
ノスタルジックな音がする 少年は 手を振った
機械仕掛けの月が昇る
星を結んだ鯨の舟...音響心臓
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幾重にも一重に並ぶ電線
街灯の真下は足下
転がる光る豆電球
余熱残して消えてった
僕はそんなソケットに
kissしてポッケに
味気ないルーティン
僕の体を
何をしようと勝手でしょう
こんな夜に...綾波
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鏡にかかった水苔を
いくら磨いても傷だらけ
夕立の香りは霧と仄かに(ほのかに)やって来て
どうして上手くは言えないが
橙(だいだい)そこにあるだろうと
これも上手くは言えないが
saudade(サウダーデ)とも答えようか
今 唯一成せるのは
恋人の心臓にもたれる様に
霞の中に倒れるだけ...橙ノ霞(だいだいのかすみ)
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空気底に佇む
辺り散らばる
錆びた鋼(はがね)
シリンダに酔う
珊瑚の肴
言うには此処は
何もないと
幾何学の燈台を映す
compass(コンパス)の硝子に
誘う心はないのか...燈夜
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草原の枕木はいつだって
線路を歩く四季は白い
タンポポは言う もういないと
ハッカの葉が足を舐めて
すうと躰が冴えていく
夜露(よつゆ)の涙 行かないで
時刻表に
たった一つ
今日の日付
薄れゆく 新緑の丘...アイレイエ
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最近蒼空はついぞ見えず
曇りが多い 嫌だな
延々と続く砂浜を歩く
風はない 嫌だね
そのくせ夜空は澄んでいるんだ
鮮やかに鮮やかに海に燈る(ともる)
ああ もう戻らない
彼女の様だ
白い肢体(したい)に捧げた
瞳に見える...紺碧
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君が綴る黒鉛の星は
君の過去で
君の未来で
君の今である
偶然よりも正確な
ロジカルな羅心星である
君が迷うその時は
君の時間を
君のペンを
駆ければいい...羅心星(らしんせい)
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体が冷たいのは濡れたせいじゃない
しわしわの海綿がその証拠
なんで泣いているんだろう
心が脈打つのは熱のせいじゃない
干からびた葡萄が堕ちてゆく
なんでこんなに辛いんだろう
タービンが回るから生きている
錆びたクラッチは動かない
時計はいつまでも廻っている
人を抱くのは寂しいからじゃない...人間発電
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ねえ、ちゃんとこっち向いて
もっとしっかり私を見つめて
誰に言えばいいんだろう?
余らないように作る食事
必ずいつも少し余るの
どうせ私は食べきれない
さみしい サミシイ 言えないよ
今日が特別な日だとしても
来る人 待つ人 いないもの
誰かお願い、そばにいて...Loneliness
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流れ星のAndroid
軌道はヒトの涙そのもの
雪の中に咲く梅の
氷柱から滴り落ちる
飲んで感じる 透けた掌
虚ろを満たす冷たい雪梅酒(liqueur)
虚ろな心には丁度良い
涙を流す 人間の心
凍った歯車落ちてきて
弔おうとしたけれど...Liqueur(リキュール)
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峠の小さな街にて
barで踊る舞姫の
真っ白ドレスに長い髪
コントラストな黒髪少女
美しい顔立ち
その踊り その姿 吹雪のようで
刻むstep 雪が舞う
少女が舞う 踊りの最中
一瞬のfirst eye contact
黒く蒼い瞳...春より舞姫へ
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海岸に灯る薪 静かな波音(なみね)
プリオシンの浜にて
水素の波音を聴きながら
天使の傍ら 声を聴く
夜が透き通る
それでいいんだ
天使のkiss
他に何もないんだ
また明日 おやすみ...天使
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蒼海の丘の上 電鍵の便り
私は死んだ
違う時間の中 切れた電話線
あなたは生まれた
通勤電車で座るあなたは
つり革の私を気にかけた
次の駅で一緒に降りれば
消えてしまう私なのに
焼けた肺胞から想人(おもうひと)へのプレゼント
永遠に変わらないその日付が...birthday´s confession
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街一番の高い塔
四方に大きなスピーカー
sirenが鳴った
ノイズだらけの音色
駄菓子屋前でいつも聞いた
銀の巨人が教えてくれた
夕ごはんができたみたいだ
我はいつでもここにいるが
今、君を待っているのは一瞬さ
だから、お帰り、...Siren
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それは孤独のやうで
それは幼子の心のやうで
それは恋人のやうで
しんしんと積もる
絶対無音
蒼く星空から舞いあう
絶対無垢
誰もいないゲレンデ
双人(ふたり)ゲレンデ
独りロマンスリフト...雪
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思い切りあなたに甘えたい
そんな私は罪でしょうか
あなたに全てを捧げたい
こんな私は罰でしょうか
小さい頃から何も変わっていない私を
大人になったあなたは抱き上げて
小さい頃から泣きじゃくったままの私を
大人になったあなたは慰めて
この時間次元共有体で禁忌の願いを
一緒に泣いて...罪と罰
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透き通った水の空
澄んだラムネを片手に持って
白いシャツのヒト一人
航路の上を歩いて行く
私はね、別の時間から
ラムネを飲んで夢を想うわ
あなたと会える そんな夢を
真夏の太陽、積乱雲、水
世界のすべて 私のすべて
私は旅人の道標 恒久の道標...天の川
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これでいいんです、なにもかも
これでいいんです、ナニモカモ
ひょっとしたら、私は今死んでいるんです
だから私は夜を歩くんです
浅海のビル群の夜の瀬に
ディンギーが滑らかな波と共に空に出るのです
何て静かで
何て優しくて
あなたに会えなければわからなかったのです
沈まなければわからなかったのです...夜行