ブックマークした作品

「これが最後」なんて、言わないで
雪道にふたりの　くつの跡
白い息、冷えたゆびさき
あなたの横顔
目があって
想い溢れて
言葉にならない
雪があなたの肩に
舞い落ちてとける
白い世界のなかで...

「今一番なにが欲しい？」僕は言った
最後の夏になるかもしれないから
「大人になっても私　あなたの隣にいたい」
震える声　顔も見れず
聞こえないフリした
森を抜け　星が降る丘を目指す
車椅子から見えたのはどんな景色だろう？
願いごとを乗せて　ペルセウス
神様の所まで飛んでいけ
数え切れない　星の雨に...

外はもう暗くなってるのに
帰ってこない
まだかな、早くいつものよに
抱きしめて
眠い目をこすりながら
腹ペコで待つよ
君がいないだけで部屋が
こんなに広いよ
同じ布団で君と
やさしい夢をみる...

【生きて出会って別れても】
Ａ
遠くへ行くと別れの朝　見送り集う
手を振りながら言葉が舞う通じる想い
Ｂ
再会の約束をした前の日の夜に
乱立の思い出の矢に弓はしなやかに
Ｓ
また皆で会おうね　本音　滲んでいく
月明かりに照らされ星に預けてみた　ほら...

1番
A
焼きつくような日差しも　汗したたる暑さも　全部　全部　待ち望んでたよ
広がる海の白波　打ち上げられる花火　皆　きっと　そわそわしてるね
B
君と二人で　海に落ちてく　夕陽見れたら　考えるだけで　赤くなりそう
サビ
Let'sサマーホリデー！波飛沫さえも目に焼き付けて
季節は巡るけどこの夏は...

A
背伸びをしても　まだ届かない
高いヒールは　ただの飾りね
赤いほっぺた　りんご病とか
また子ども扱い
B
羊を何匹数えたら　大人になる？
明日が何度訪れたら　貴方に届くの？
S
くるくるくるくるる　可憐にお花のように...

【民の行方】
Ａ
良き王が亡くなる悲劇に
哀しみ暮れ行く日々
死神が病を運んで拡散
Ａ
無き世継ぎ　王政　揺らいで
蠢く権力者よ
切なさと不安に落ち込む人々
Ｂ...

凍りつく　水晶砕け
ただ迷い　彷徨(さまよ)う　地
まだ暗く未練を残している　色
その若者の受けた恋
過去――異動　「覚悟して」
彼女の知りえないひとの　声
将来を　花の束を　約束されていた
幸せは　穏やかに　脆く崩れてゆく――
純情と傷と闇　心模様
縺(もつ)れ　かけ違(たが)えた...

ああ　あああああああ　ああ　あああああ
ああ　あああああああああ　ああ　ああ
とても強い人だった　そう　誰よりも
「必ず帰る」と疑いも　せず
木の葉が波に飲まれるように消え去って
自然(すべて)は計らずに　ただ繋げ続け
回り廻り巡り繰り返してゆく　その営みこそを
愛も憎しみもない濁り無き　瞳(まなこ...

[A]
その両手に集めた　森の欠片たち
日のあたる草原　佇み
ただ一人の少女は　枝を積み上げる
家になるその日を待つ
あぁ…
[B]
いずれ来る　雪の季節　凍えないように
暖かな　毛布の中　包まれるように
[サビ]...

Ａ
海辺で寝そべって　見上げた空
一面星の海
聞こえるさざ波に　瞬く星
溺れてしまいそう
Ｂ
流れる星に手を合わせて
君は一体何を願う？
神様どうか聞いて欲しい
届かない声を...

人知れずだだ　抜け落ちた羽根
存在の意味を失ったまま
風に揺られるままに
どこへ辿り着くのでしょう
朧月の光が注ぐ夜に
目覚めかけていたものを失った
横顔を伝った涙に
触れたいと願ったのは
感触も温度も数値だと
知るためじゃない...

A
これまでの生き方
一つ一つが囲われていて
前に踏み出そうとしても
ぶつかった、君に。
B
透明に見えて
そばに要るだけで私は動けない
簡単に割れちゃうくせに
弱い私を囲むようにしてさ...

どれだけ言葉を紡いだら　上手に伝えられるだろう
胸の奥深く断ち切って　この声　取り出せたらいいと
どれだけ言葉　無駄にしたら　素直に伝えられるだろう
君が人知れず流した涙　その夜ぜんぶ抱きしめたいと
好きじゃないものを探すのが好きで
好きじゃないものだけ捨てられなくて
★ガラクタばかりの部屋に　差し...

[1A]
かたい蕾がゆっくりと　花ひらいてゆく季節に
傷ついた笑顔のぶんだけ　自由になれる気がした
[1B]
名前なんて知らなくていいよ　そんなものはただの飾りさ
たやすく手に入るだけの今なら必要ないから
[1S]
光と影くるくると　互い違い　乱反射する
花咲き浮かれた蝶　追いかける子猫みたい
ひら...

[1S]
目と耳を塞いで　手と足を繋いだ
内側から潮騒が　無数に押し寄せる
あなた以外　誰の声も聞こえない
飲み込まれる衝動に　身をまかせて
[1A]
手探りで一人待つ　嵐の夜の前触れ
とぎれそうな意図　夢中で手繰り寄せた
[1B]
煙る香り　鏡の中のあなた...