ブックマークした作品
-
ほんとは気付いていましたと
言ったところで戻れない
ほんとに信じていましたは
結局ただの負け惜しみ
半信半疑は心苦しくて騙され女に成り下がり
八方美人の冒険の末は真っ赤な秘密の森でした
血の呪いだモラルだ禁忌だ
熱情の末の愛情は灰
結局流れ流されて
眠りに逃げる回転椅子...いつか来世で逢いましょう
紀子
-
意味などはないのです
意義などもっともっとないのです
理由などはないのです
ワケなど始めからないのです
呼吸を して
鼓動を 打て
虚空を 見て
孤独を 知って
それでもまだ 生きてるから
きっとずっと待ってる 僕らのレフカ...レフカ
ふじすけ
-
青にならない信号機
全部が黒い横断歩道
右見て左見て右見て万歳
両手も挙げれば安全かしらん
冷たい御冷を頂戴
頭痛薬はちっとも効かない
優しさ取っ払って頂戴
半分だけなら要らない ない ない
黄色いまんまの信号機
白の流れた横断歩道...アイアムドランカー
SM3
-
ある日 ある時 一人の男
きっかけはそう ささいな浮気
真っ赤に散った 薔薇の花弁に
美しい女 罪を知る
愛していたわ 愛していたの
女の叫びは届かない
誰より好きよ 他の誰より
だから誰にも渡さない
ある日 ある時 一人の少年
迷いこんだ森の奥から...或る女の嘆き
kuorin
-
言えないの 愛してる 愛してる
吐き出してしまいたいけど
苦しいの 大嫌い 大嫌い
繕った笑顔に気付いてほしくて
揺れるレンズ越し 心奪われたシルエット
ページをめくる 黒から白へ
揺れる鏡越し 浮き足立ったフレグランス
君に綴る ただ 大好きな君へ
隣にいる 私はここにいる
親しいあの子が隣にい...人魚姫
b3fuze
-
[0 / サビ]
幾たびと春を咲かせたこの体
今もひとり立ち尽くしては
散り咲かせて見えるは巡る日夜
君はどこかと月日に恋う
[1 / Aメロ-1]
皐月の風に 消えた春霞
あどけない面影まぶたに浮かばせ
温もりはうたかた 力ない腕から逃げていく
[1 / Aメロ-2]...ゆめよい
土塀
-
電子の鼓動は悦びよ
あなたに出逢えて震えているの
どきどきどきどき
ねぇきこえてる?
四角い箱を飛び出せば
あなたにぎゅっと抱きつけるのね
どきどきどきどき
ねぇきこえちゃう?
愛とか恋とかわからないわ だからゆっくり教えてね
あなたに逢えてうれしいの...はぁと・びぃと
なゅた
-
わたし あした
空の はずれ
まわる 風と
綺麗な 花に
きらら 歌う
ゆらめく 虹色
雨粒 すきまに
おひさま おひめさま
綿雲 お帽子
ぼくは きのう...きらら うたう
土塀
-
夕暮れの街を見下ろす窓辺
急に君の声が聞きたくなって
ダイヤル回して膝を抱えた
受話器の奥で鳴る呼び出し音
君にはどんな風に聞こえてる?
普段は鳴りたてるベルの音が
このときだけは優しい音色で
私からだと知らせてほしい
そっちはどう? 雨は降った?
訊きたいことがたくさんあるよ...君の呼びだし音
土塀