ブックマークした作品

深い深い森の奥 高い塔の上にひとりきり
暗くて狭いこの部屋は 誰もはいれない
赤い唇 綺麗な声と 長い髪
窓から垂らすの 貴方が来れるように
ねぇお願い 早く来てよ 王子様
悪い魔女がやってくるその前に
茨を抜け 白馬に乗って
ねぇ早く来てよ 王子様
怪物に食べられるその前に
だけど貴方はまだ来な...

朝の日が差し込む　爽やかなそよ風　
コーヒーの香りが　漂ってる
休みの日の　朝に先を越された
先に起きる　つもりだったのに
あなたとのめくるめく毎日　一緒に過ごしてく毎日
夢見ていた訳だけれど　いざとなると戸惑いもあるわ
それもまた新鮮な毎日　神様どうもありがとう
今の幸せがある事　感謝します
夕...

総てを映す鏡の中 鳥と戯れる少女の影
罅割れてく其の横顔 崩れ落ちてゆく
愛おしき人よ 私が世界で誰より
美しいと まだ言ってくれるなら
御伽噺にふたり堕ちましょうか
真白な雪を踏み鳴らすシュピール
鈍く光る猟銃を回して 森に踊ってはくれないか
愛されるべき美女（むすめ）なら世界に ただ一人在れば良...

物語巡るお姫様の
結末は《Happy end 》そう決まってる
毒林檎齧って眠りに落ちて
王子のキスで目覚めて
私はただ演じるの幸せなお姫様をね
本当の私はただのマリオネット
下ろさないで今宵の舞台の幕
此処でなら私は永遠(とわ)のお姫様
疎らな拍手に 消えていく灯(あかり)
さあ、廻せ目指せ《H...

日が沈む黄昏に ただ繰り返すこのダンス
爪先で伝えられたら それでいいのに
祈りの言葉　心結ぶ口付け
空に映える　白いカサブランカ
ぜんまいが途切れるまで踊ろう
愛するあなたへの手向け　ワルツ
忘れないで　わたしのこと
覚えていて　そばにいることを
いつかどこかで出会う日　信じて
光る頬　濡れた...

生まれたのは第七惑星
お年寄りばかりのへんぴな星
私の目に適うような
王子様はどこ
星屑の海　渡る小型宇宙船
辿り着いた　輝く青い星
舞踏会　くるくるくるくる　ロマンス
手を取った途端　赤い糸　もつれて
間違えたら　さあ次の人へと
ぐるぐるぐるぐる　回って...

雫が歌い 鏡をつくる
予報は嘘つき 壊れたアンブレラ
アリバイを 探して揺れる
花の香りは何処へ？
さぁ 廻しましょう 行く果てのないこの夢
君は知ってる？ 悪い天使の御伽話(はなし)
Enchanted 妖精が鼻先にキスした
狂えくるみ割り人形に倣(なら)って
乙女心 ...

USBメモリのように　思い出は万能じゃないから
四角く切り取ったデータを　降り積もるまま消費してる
一級品装うことの　実用性はかなり度外視
複製品で飾り付けて　手っ取り早いsatisfaction
半日後に思い知る虚無感を　振りかざしてちゃ
何を求めたって行き止まり
会いたいとか淋しいと思うのが　私...

『パラミティア』
一粒　希うは何処か遠く失くした色
凛と鳴いた月の虫は静かに眠る
滴る蔦の先へ　吸い込むのは誰かの声
僕は　君は　いや私　貴方　姿無き者
ひらひらと爪先は滑り　口遊むのは子守唄
砂は舞う　旅の終わりを叫び　さぁ彼方へ
刹那に刻め　慈しみの花
このかじかんだ掌から零れ出すのは命
刻め　...

目をとじ　本能といだ
指を舐めにおいを追った
あのしとめた血の雫　尖った欲望
息とめ　心殺して
槍四方追いつめ迫った
あのしとめた叫び声　肉を引き裂く快感
バーリャバ　リリッリリリバ　バリリャリリャリリャリャ
いのちいのちを追った
バリャバ　リーリバ　バリリャリリャリリャリャ
いのち生きる...

＜A>カラフルな　傘開いてく
歩き始めた　水玉の天を
今日は　どんな事　出会えるの
ピンクのココロ　独り踊らせる
＜B>包み紙に入った　キャンディーが
弾けだすみたいに　スキップして
魔法の雨　降らしたい
＜S>Ａｈ　candy　rain　舞い降りて
私の傘を　優しくなでる
sweetな夢と　重なっ...

ゼロサムゲーム
Ａ
遊ぶように　言葉紡いだ
意味を無くし無為にダラダラと
灰色の街に埋もれて
ここから声を張り上げている
歌うことすら　飽いた頃には
何も見出せずに
これまでを振り返っては
「あの頃…」などと呟いている...