ののさの投稿作品一覧
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倉子SIDE
恋は魔法だとかよく比喩的表現で例えられるけど、私はそんなの信じたことがない。だって、今まで恋なんてしたことがないから信じようがなかった。
それ以前に、恋なんてする余裕がなかった。私の人生は、おおよそ艱難辛苦で七割七分七厘が語れる、と思う。
一番古い記憶を辿ってみると、寒い。あぁそ...ツイッター企画 倉子SIDE +α
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嶺SIDE
「いらっしゃませ!」
「いらっしゃいませ。」
「声小さいぞ嶺!」
店長の高谷さんから叱咤を飛ばされる。
バイトなんて、やったことのない人は楽そうで、早く働きたいなんて思うかもしれない。でも、現実はそんな妄想を容易く、粉々に粉砕する。バイトなんてただ苦しくて、人間関係に疲れて、生きるた...ツイッター企画 嶺SIDE
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舞SIDE
私は我が侭だ。私は傲慢だ。私は自分勝手で、それが自分で嫌というほどわかってしまって。いつだって自分勝手で、人を振り回して、いっつもそれに呆れられ、突き放された。
けど、千歳君は違った。あの子はいつだって私の我が侭に、突然の提案に嫌な素振りなんて見せなくて、私の事なのに、付き合ってくれ...ツイッター企画 舞SIDE
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千歳SIDE。
「暑い・・・・・・・・・・。」
夏が暑い。それはみんな知っている。だからって、こうも暑くなくてもいいのかと、悪態くらいはつきたくなる。
千歳、大学2年。本屋バイトの最中の休憩時間に考えたことだった。いやこんなの考えるよりは、さっさと飲み物買って休憩室へ戻った方がいい。
蝉の鳴き...ツイッター企画 一話 千歳SIDE
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一人はいつまでも乗り出せない自分に苛立ちながら、自分自身を慰めるため酒を飲んだ。
一人はいつまでも気づかない相手に悲しさを覚えた。
一人はいつまでも真摯にその人が好きだった。
三人がそれぞれ、色恋沙汰の悩みを抱えていた。
それぞれ三人の悩んでいたことは、たった一人の発言で一気に展開を進めた。...ツイッター企画 プロローグのみ
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後追い自殺に定評のあるみっちゃん 歌ってみたGP3一般
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空は広いのに、僕が、僕たちがいる地上というのはとても狭い。空を貫こうとするビルがいくつも建ち並び、その足下に従うように人々が歩いている。コンクリートは朝日を浴びて人のようなぬくもりを、夜は誰もを見放すような冷たさで僕らを包む。
仕事がなくなってしまってから、僕と一九番はあてもなく仕事を探して、こ...奴隷のいきかた3
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雨が降っている。それでもまだ眠いから、僕は眠ろうとした。
視界がブレる。焦点が定まらずに、世界の輪郭が幾重にも分身して見える。地震みたいに体が揺れて・・・そこで自分が目の前の人物に起こされようとしていることがわかった。
「起きて、起きてよ一八番。」
「嫌だ、僕は眠い。明日で仕事が終わるんだから、...奴隷のいきかた2
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±行進
(S)
くだらないから言葉遊びで進め 一歩進んで一歩戻れ
比喩も倒置も意味がないから 前へ進んで後ろへ進め
スゴロク遊びの一回休み 結局その場で右往左往
(A)
死にかけたフクロウの 首を絞めて崩した
夜空の情事 不都合な三時
あどけない少女の 笑みが消えて嬉しい
心の矛盾 曖昧な気持ち...±行進
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レンタル螺子巻き
(S)
螺子を巻きながら 変わる景色
あれもこれもそれもどれも レンタル
恋を狂わせて 笑う軽視
僕も君も彼も誰も レンタル
(A)
捩れた空を仰ぎながら 少女の涙が欠片になった
僕は螺子を巻きながら 人生一マス進めてた
崩れた塔に塗しながら 享受の心理が暴利になった...レンタル螺子巻き
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片道終着切符
(A)
変わりもしない景色 つまらない
メトロの走る 路線図形
困りもしない不安 くだらない
僕らの歩く 路線の上
(B)
さあ選びなさい 右か左
さあ選びなさい 幸か不幸
(S)...片道終着切符
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路地裏列車終着点
(S)
凱旋列車の路線上 狭い世界をひたすら回る
盲目車掌の手のひらで踊れ
終着点への切符は 惨めな賛歌
(A)
路地裏進み 僕らは踊る
埃まみれの君と僕
時計も壊れ 汽笛が響く
涙が滴る僕と君...路地裏列車終着点
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錆ビタオ菓子ノパレード
(A)
カラメルソース 絡めた林檎
喉に詰まってチアノーゼ
耽ったティラミス 冷えた体温
一口囓って震えて落とす
(B)
おいでなさいな! オ菓子ノ国
毒入りプリンは売り切れた
おいでなさいな! オ菓子ノ国...錆ビタオ菓子ノパレード
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ぐるぐる輪廻
(A)
人生転落 借金まみれの泥の顔
不治の病は笑って語る
暗転人生 葛藤だらけの僕の中
意味を忘れた喰らった電波
(B)
舞台の暗幕 閉じた舞台裏
綴じた芝居の結末は
(S)...ぐるぐる輪廻
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霰の中で思うことを世界に告げる
(A)
砕けた頭蓋で 世界を見下ろす
画面の中のつま先 黒い竜巻羊を屠る
痺れた記憶が 二人を引き裂く
未来の空のプライド 白い海賊サギ師を裁く
(B)
原子のメテオ 貫く心臓
田舎に降る街 崩れる言語
紳士の代価 瞬く虚像...霰の中で思うことを世界に告げる
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トンネル
(A)海底列車爆発炎上 想像傾向妄想以上
なにもかも みんな憎いだけで
心の洗浄泥水逆流 勝手な空想傲慢劣等
どれもかも みんな黒いだけで
(B)苦いよ苦いよ 終着点は変わる
手招くゾンビ 笑って食べた
(S)一人きりの始発 踏切は鳴っている
撥ねられる人シャララララン
一人き...トンネル
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(Aメロ)
退屈しのぎに 飴玉一つ頬張った
お空は傲慢に 雨を降らしてる
(Bメロ)
空飛ぶ羊は 泣き喚いて消える
真っ黒なうずまき 羊は飛んでった
(サビ1)
あの黒なあに? 誰も答えない
あの白どこへ? 誰も見つけない
(サビ2)...空色色彩紙
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賭け事にお祈り
(A)
ゾロ目が出たなら 神様頼りに
転がす賽 人生の転落
(B)
でたらめ祈り 白けた日の出
笑う空には おもちゃの弾丸
悪戯ピエロ サイコロ壊れ
湿る紙には 崩れた砲丸
(C)...賭け事にお祈り
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→笑←
(A)
苦し紛れの嘘は 首を絞めて大惨事
有り難みすらなくて 頭下げて泣き出した
(B)
喚いた政治家赤っ恥 悪魔の証明踏みにじり
食う寝る所に住む所 お長い名前は呼びにくい
本音の心は嫌味 友人関係陳腐
(S)
笑っちゃおうぜ!タタタッター 笑っちゃおうぜ!タタタッター...→笑←
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人は地球を貪りすぎた。地球の人口が減りすぎた時も、人は生き延びようとした。原因は自然災害。
そして、自然災害によってダメージを負った各地の復興。それが世界規模で求められたそうだ。
その時に足りなかったのは、食料でもなければ、人を指揮する優秀なリーダーでもなく、労働力だった。人手が足りない状況だった...奴隷のいきかた
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桜葬儀
(A)
汚れない無垢の 綺麗な吹雪
思い出を包み 淡く消えてく
(B)
花びらのダンス 楽しげで
この瞳写る 儚げで
喜怒哀楽が溶けちゃいそうで
祈と愛だけが溶けちゃいそうで
(S)...桜葬儀
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89
(A)
数字の羅列 電子の記号
意味はない 意味はない
苦しくない 苦しくない
(B)
少年は寂しがり 初心なあの頃見つめてた
汚れた自分 綺麗にしても黒くなる
(S)
意味がないとわかっても 憧れてしまうもの...89
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寂しがりの天の邪鬼
(A)
暗い暗い 寂しい寂しい
怖い怖い 助けて助けて
(B)
弱虫なんて言われても 一人は嫌いだ怖いだけ
強がりなんて言われても 一人が好きだ楽しいな
(C)
どうにもこうにも笑っちゃおうよ!
どうにもこうにも狂っちゃおうよ!...寂しがりの天邪鬼
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ののさ=A ガクさん=B
A 今から世界を壊してしまおうか
B 今からこの手で君の息を止めて
A 拙い「コトバ」を無くしてしまおうか
B 僕は音だけしか出ないから君に伝えられる声はないよ
B だけど本当に欲しい物は君がきっと持っているはずなんだ
B 01流れる音詠む音楽
A フルエルクウカンツタワル...パート案 forガクさん
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無重力の手紙
(出だし)
無重力に浮かんだあなたへの恋
私の手紙は宙に舞いながら
あなたへと届くかな
(A)
宙舞う軌跡 まあるい光
浮かんだ私 届かないあなた
(B)
別れたその日に 答えは一つの涙だけ...無重力の手紙
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↑→↓←
(S)
進め!進め!止まれば終わる!
進め!進め!止まるな進め!
回れ!回れ!ぐるぐる回れ!
回れ!回れ!ぐるぐる狂え!
(A)
僕らの仕事は 時を刻むそれだけで
間抜けな人間は僕を見て 急いで慌て滑稽だ
なぜかな僕らは いつか死んで用無しだ...↑→↓←
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アンチロジック
(A)
ばら蒔いた飼料
てんてこまいの大賛辞
逆再生の環状線
踊り疲れて首吊った
ばら蒔いた死霊
てんてこまいの大惨事
逆再生の感情線
踊り憑かれて首吊った...アンチロジック
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平穏王国物語
(A)
記憶の隅の 狂う秒針
脆くて儚い英雄譚
縛り咎める 役人たちの
片手に見えるは金の束
(B)
崩れかけた 城の主は
玉座に腰掛け呟いた
(S)...平穏王国物語
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あら怖い?
(A)
悪戯好きなインプ 転んであらあら大失態
群れなし進むレギオン 大地を呑み込み待ちぼうけ
(B)
赤く咲いたアルラウネ 処刑の裏庭咲き乱れ
鳥の姿のモーリアン 嘆き泣いて悲しんだ
(S)
あらあら怖いところへ 迷い込んだ
子どもの勇気が 崩れてく...あら怖い?
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私的感情戦争
(A)
私の頭の中で 七人の小人が大論争
「告白しなさい」 「お断りします」
(B)
おどおどするだけの私では 不幸になるだけだから
小人たちをねじ伏せて ひたすら逃げてく直線上
(S)
私的感情戦争 私の思いは
私的感情論争 ぐるぐる渦巻き黒くなる...私的感情戦争
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