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12件
夏 朝 君は手、離して言った
世界に本当(ほんと)はあるのかなと
すぐそこに終わりがあるよね 美しいよね
歩く君は雲を撫でて
そう君は笑った
考えないで心を言葉を将来を理由を
音に乗せてと
そう君は歌った
何でもない世界に娯楽を悲しみを救いを
意味を涼風(すずかぜ)に乗せて...夏の涼風
toeka
雲を裂く鳥、言葉を知って
明日を知らずに永遠を生きて
山の端に落ちても、明るい空で
ただ夕暮れを待つためだけの退屈な時間に
どれだけも伝えられなくて
伝えたいものがあるかも 分からないまま
無音の部屋一人で
考えている
雲を裂く鳥、言葉を知って
詩をつづって、神様を探して...山の端、言の葉
toeka
ふと雨の匂いがしたんだ
今日いなくなるんだと、分かったんだ
空は淡く 雲は薄く 雨が踊る
外に出よう この時空の向こう側に
旅をしよう いつ始めてもいい旅を
戻らない旅を
窓を開けるとつながった
あの灯台まで行こうか、行けるかな
空は淡く 雲は薄く 雨が踊る
あの鯉は どこへ向かっているんだろう...五月の鯉登り
toeka
日暮れ時、木があった
緑色の苔茂る、小さな神社の中、その木はあった
木のそばに人がいた 白髪の老人だった
人は祠の脇に腰を下ろしていた
何をしているのだろうか
何も、していないのだろうか
何を思っているのだろうか
話しかける勇気はなかった
遠巻きに眺め、考えていた
薄暮の中、猫がいた...日暮れ、宵
toeka
財布を裂いてさ、靴を脱いでさ
あの歩道橋に行こうよ 理由はもういいよ
ベッドから棺へそして壺へ
突然だった 突然君はいなくなったんだ
昨日の何もかもがそのままだよ ひとつを除いて
自分は忘れていないんだって、
自分だけは忘れていないんだって驕っていたけれど
それでもさ、鳥肌が立ったんだ
泣かずにはい...美しい世界
toeka
ラテ
甘く ほろ苦い後味と
空が明け 頭に残る疼痛は
世界が回っているからか
確かに告げる さえずりと
雲の向こうの 想像の朝焼けは
世界が動いているからか
何処へ行くのか
何処から来たのか
それならさ 僕は溶けていたい...ラテ
toeka
あるくうた
詩:赤りんご@
僕の名前は黒猫
疎まれて育つ環境の中
捻くれて育ってきた僕は
なんにも楽しくない世界が嫌いだ
見た事ない夢が
僕を襲ってきた
守れない小さな体を
一生懸命に走る...あるくうた
赤りんご@
さっきまで一緒にいたのに
わたし いまは一人の帰り道
ガタン ゴトン 電車にゆられて
きみからのメールを待つの
手をつないで歩いた
手の感触が 手のぬくもりが
消えないでいてね こおりのように溶けてく
携帯ふるえた
「楽しかったね」 ひとこと
だけど それだけで 嬉しくて...でーと
リボン運動
流れ星
+++
何億光年も遠い星に
願いを託す
思いが届くまでに
僕はどうなっているのかなぁ
何億光年も遠い星へ
願いを託す
返事が返ってくるころ
僕はどうなっているのかなぁ...流れ星
ねわ
夢
+++
呼吸が出来る距離に
君はいない
ハラリ、手のひらから落ちた
++
真昼の夢
シエスタ 世界は真っ白
解けそうな光
ひとひらの閃光...夢
ねわ
【崩壊序曲】
あぁ
紡いだ旋律が壊れていく
あぁ
無くした記憶に巻き込まれて
ひとひらの情景
差し出した指先の白さ
なけなしの笑顔
選べずに郷愁に逃れた
あぁ...【崩壊序曲】
神月 真
みんな いない
きえて いくの
つぎは わたし
わたし にげる
そして みんな
たすけ いくの
だけど みんな
わたし ころし
みんな くるう...「みんなのうた」みんな くるう
飛鳥^-^