タグ:どうしてこうなった
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ルカの声が張り詰めた空気を切り裂くように響いた、そんな中、誰かがルカの肩をポンと叩いた。
振り向くと、テトが居た。
「ルカ、ハクはまだ死んでないよ」
「テト…?どうして?貴女逃げたんじゃ無かったの?」
「君は実に馬鹿だなぁ。僕が逃げるわけないじゃないか。ちょっと荷物を取りに行ってただけだよ」
テトは...【第1章~巡る奇跡(6)~】失われし世界と運命の歌姫~Diva of Destiny and The Lost World~
悠梨P
「なぁ、そう言えばルカって武器持ってないのか?」
「私は戦いとか苦手だし、そもそもそういうのとは無縁な世界で暮らしていたので…」
「ルカさんやハクさんってお姉さんみたい。良かったらハク姉、ルカ姉って呼んでいい?」
「そんなルカ姉だなんて…照れるわ。」
「なんか特技ねぇのか?歌以外で」
皮肉を混ぜた言...【第1章~巡る奇跡(4)~】失われし世界と運命の歌姫~Diva of Destiny and The Lost World~
悠梨P
「か、カイトー!!大変、大変なのよ。マスターが!!店が…」
息を切らしながらミクが階段を駆け上がり、勢いよく部屋の扉を蹴って開けた。
「んぁ?」
「何、呑気に寝てんのよバカイト!とりあえず来て」
「後5分…むにゃむにゃ。」
二度寝しようとするカイトの布団をとり、カイトの顔に思いっきり強烈なビンタをく...【第1章~巡る奇跡(2)~】失われし世界と運命の歌姫~Diva of Destiny and The Lost World~
悠梨P
誰っ?」
いきなり3人の盗賊が入って来た。かなりゴツめの大男だ。
「盗賊…」
「よう、お姉ちゃん、死にたくなかったら金目の物出しな」
「ウヘヘ、何ならその身体でも良いぜ」
「まぁ、身体はともかく、面が良いから金にはなりそうだ、ねぇ?アニキ」
「そうだな、胸もねぇし、面だけしか使えねぇな」
私は、護身...【第1章~巡る奇跡~】失われし世界と運命の歌姫~Diva of Destiny and The Lost World~
悠梨P
ガイア「やぁ、久しぶりだね。リン、レン」
リン「ガイア!いったいどうしたの?」
慌てて聞くリンにガイアは冷静に答えた。
ガイア「グラビティが大変なんだよ。急に龍が現れて…瞬く間にバウンドが殺された…」
リン「バウンドってこのデカイ奴の事?」
ガイア「ダメ!もう魔力がないよ!リン、話しは後だよ!今すぐ...【第5章~世界の異変(2)~】失われし世界と運命の歌姫~Diva of Destiny and The Lost World~
悠梨P
「………ねぇ?………きて………」
誰かの声が聞こえる
「ねぇ!起きて!」
誰かが俺を呼んでいるようだ、身体を揺さぶられ俺はゆっくりと目を開けた。
「うぅ…だ、誰…?」
「あぁ、良かった無事だったのね」
「あぁ、ありがとう。ところで君は誰なんだい?」
「ゴメンなさい、私はミク…初音ミクよ。貴方は?」
...【序章~旅の始まり~】失われし世界と運命の歌姫~Diva of Destiny and The Lost World~
悠梨P
コンコン。
?「テトさん居ますか?」
テト「開いてるよ」
テトの返事を聞くとドアがゆっくりと開き、双子と一人の女性が入ってきた。
?「ヤッホー。テトちん。元気ぃ?」
テト「ミキか?久しぶりだな。調子はどうだ?」
ミキ「絶好調!と言いたいんだけど、ちょっと微妙かなぁ」
テト「神威やグミ博士の事か?」
...【第3章~命の重さ(3)~】失われし世界と運命の歌姫~Diva of Destiny and The Lost World~
悠梨P
リンの様子がおかしい。落ち込んでいるのか、ずっと暗い顔をしている。
思えば昨日の夜から変ではあった。どこか上の空で、朝起きた時には泣いていた跡もあった。
どうしたのか聞いてみようかとも思ったけど、触れられたくないっていう気持ちが伝わって来たんじゃ手の出し様がない。
どうしたんだろう。
考えつく理由は...私的アドレサンス(後)
翔破
「リン、レン、自分の部屋が欲しくないか?」
始まりは父さんの一言だった。
「え―?なんで?」
私は口を尖らせた。だって別に不便があるわけじゃないし、今までもずっと同じ部屋だったし。なんでわざわざ分けなくちゃいけないのかな。
お父さんは暢気な顔で指を立てて見せた。
・・・あんまり可愛くない。いつも以上...私的アドレサンス(前)
翔破
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