タグ:オリジと亜種の独壇場
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「あのーすいません」
「ちょっと尋ねたいンだけど」
「はい、何でしょう?」
「アンタこの遊園地の係員?」
「ええ、どうかいたしましたか?」
「じゃあ寝てて」
「……っ」
「きゃぁあああっ!何をして――」
「五月蝿ェよ」
「………」...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩]5話
あかちゅき
「美味しい?」
屋台のそばにあった椅子に腰掛けながら少女を覗き込む。
少女は小さく頷くと顔を背けた。
可愛くない、などと思いながらもジュースを開ける。
一気飲みしてやろうかと考えていたら通りの方から大きな音がした。
「なんだろ?」
振り返ると見慣れた人物が紅い髪の女性に追われていた。
「に、ニガティ...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩] 4話
あかちゅき
「やっとあったよ~」
自販機を探して大通りを歩いていた凪は建物の影にあった自販機に駆け寄った。
「地味なところにあるなー」
取り出し口からジュースを取り出しながら大通りを見ると係員がパレードの準備が行われていた。
「やばっ、急がなきゃっ」
急いできた道を引き返そうとすると足に何かが当たった。
「きゃ...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩] 3話
あかちゅき
自分はきっとこの世界の誰よりも下等な存在だと思う。
貴方はきっとこの世界の誰よりも無垢な存在だと思う。
なぜ僕は貴方のそばに居るのだろう。
なぜ貴方は僕に笑いかけるのだろう。
僕はこんなに汚らわしいのに。
貴方はこんなに輝かしいのに。
貴方がこの仮面の中にある本当の僕を知ったとき、貴方は僕にどんな侮...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩] 2話
あかちゅき
ある日教室で交わされた会話。
「ねぇ、ボーカロイドに関するアイテムを取り扱ってる店とか、由紀(ゆき)知ってる?」
「どんなの?」
「例えばだけど、買った時に元々来ていた服のデザインの色違いとか」
「何で?凪ボカロ持ってないっしょ?」
「いや、放置されてたっていうか、物置にあったっていうか…」
「ふー...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩]
あかちゅき
今回はホラー系です。
ダメな方は即効でお逃げください。
この回を飛ばしても内容に支障をきたしません。
「ばっちこいやぁああっ!」な名も無き勇者様はどうぞお進み下さい。
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見渡す限り何も無い白い世界の中カイトは一人立ち尽くしていた。...日向さん家のボーカロイド[機械人形の苦悩] 0話
あかちゅき
(起きないなぁ~)
食事の準備を終えた凪は未だ停止している緑版カイトを覗き込んでいた。
悠のアパートはバスで5つくらい進んだ場所なので帰ってくるにはまだ時間がかかりそうだ。
(これが機械なのかぁ~)
相手が動かないことをいいことに凪はほっぺた等をつねったりして遊んでいる。
するとカイトは目を覚ました...日向さん家のボーカロイド[始まりは物置から] 4話
あかちゅき
悠を待つこと1分。
彼は不機嫌そうな顔で階段を上ってきた。
「遅いっ」
短い間だったが凪には長く感じられる。
「いやメシ作れよ」
不機嫌そうな悠は口を尖らせた。
「それより中に凄いのがあるんだってば」
凪の様子に悠はさほど興味を示さず「黒い悪魔でもでたのか~?」と適当に流す。
「人が箱に詰められてる...日向さん家のボーカロイド[始まりは物置から] 3話
あかちゅき
「何で私の家にいるのよ」
コタツから這い出た人影に言葉を投げかける。
「酷ぇな~正月ぐらい一緒に居てやろうというお兄様の優しい気遣いが分からんのか」
絶対嘘だ。
「また仕送り使い切ったから私に肖ろうってワケね」
「その発想が真っ先に出てくることにお兄さんガッカリだよ」
その人影は若干涙目だった。
凪...日向さん家のボーカロイド[始まりは物置から] 2話
あかちゅき
オリジナルキャラクターや亜種が登場人物の5・6割を占めております。
正規キャラの登場がメッチャ遅かったり、グロい表現等がダメな人は、即効でお逃げください。
俺はイケるぜ!な鋼の心を持つ勇者はこのままお進み下さい。
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1月1日、一般...日向さん家のボーカロイド[始まりは物置から]
あかちゅき