衿崎の投稿作品一覧

a
「目を開けて。見えた世界。
どんな色が広がってる？」
僕は 答えられないまま
何度も目を擦ったんだ
b
期待通りに輝かない視界
とても悲しそうな君の顔
s
浮かんで消えてく かすかなvision...

【A】
まだ雨は止まずに僕を責め立て
まだハルシオンが回ってる
ただ繰り返しながら呼吸(いき)を続け
そうだ白昼の夢はもう終わりにしよ
【サビ】
うそつき　君は消えてしまって
うそつき　雲は消えないままで
輝きを失った白　燻って沈む
【A】...

a)
諦めた　空虚で佇んで
思い知った　意味を成さないと
今ならもう　間違えはしないのに
ここからもう　抜け出せないな
b)
境界線が僕を引き離してく
いっそ僕を壊して
s)
苦しむなら悲しむなら...

鮮やかに移ろった 季節は眩しくて
少し思い出す 記憶
滲んだ淋しさに 揺らめいた日も
ただ凪いだ海に 光る
青く誘う空なら 分かりきったことで
流れて 霞む君は
きっと誰かが作った嘘
回りだす時計の針は 今を突き刺し
巡りゆくページは 塗り潰されてく
輝いた日々さえ もうどこかに...

Papillon
S
羽を閉じてさ迷う蝶 戻れないの12,6
足音だけが残る 移ろう森の中10,9
A
寂れてた時計が 静かに軋む9,7
微かに長針は 時を刻み9,6
B
ガラスに沈み込む 醜い腕9,6
すぐに こんな世界 くずおれて堕ちてしまえ3,6,11...

A
僕はきっと 沈んでいく
この夕暮れを忘れない
あどけなくて 言い出せずに
ただ過ぎ去っていく日々と
B
君を見るたび 気持ち
溢れていく
S
この手 伸ばして 届きそうで...

S
誰か僕の冷えきった心に 15
火を灯してくれませんか 12
誰か僕の火照る体の 12
熱を冷ましてくれませんか 13
A
僕と君は無価値な関係で 15
僕から始めた簡単なゲーム 16
愛することを恐れる二人 14
忘却の傷は癒えないまま 14...

A
見えるのは天井 使えねぇオンプウキ 9,10
クーラーつけんのも メンドクサイナァ9,7
青に浮かぶはずの 白が見当たらない9,9
コンクリは既に 湖と化した8,8
B
机に放置したいくつものペーパー9,9
やる気を無くす呪文が書いてあんだ7,10
僕の衝動7
S...

落ちていく 黒い海の中
耳も塞げず さまよっていた
未だ苦しいんだってさ 冴えて眠れやしない
いつの間にかの時報 途切れ 欠けて ずれた鼓動の音
ただ逃げてくだけの憧憬に 裏切られていたんだ
誰か僕の目を塞いでくれよ
もう見たくない現実が
僕をずっと追いかけ回してくんだよ
いっそ僕をこのままずっと ...

いつもより 沈んでた このネオン街に
吐き捨てた 言葉には 意味なんてないの
途切れ 薄れ 消えていく
合わせ鏡の中紛れた
嘘と別れ告げてから
やり直したいの
踊れ dancing night 今夜は
巡る dancing night 忘れたい
だから dancing night 明日(あす)を
恐...

果てしない砂漠の隅っこで
二人
ガスマスクは汗も掻かずに
ただ歩く
電動ガン片手に
「どうして隠すんだ。心許ないのかい」
珍しく難しいこと言うもんだ
君はこちらを見て
返答待っては「やっぱいいや」
また面倒臭いことになりそうだ...

ある夏の日のこと 眩しい日差したち照らす午後
ふと追いかけて 見つけた懐かしい風景見つめてさ
「多分ね 未来も そんな変わらないでしょ」
軽やかにスキップ決めて 鼻歌でも歌おう
途端に変わる世界
知らない世界に踏み出しちゃって
震える足がまだ 動かないの
どこなの？誰なの？わからないまま
私だけそこ...

果てない道を 君は目指して
見慣れた背中が うっすらと
ふと蘇るよ
君が去っても空は
まだ青いままで
変わらない風の便りが
頬を撫ぜた
ここで待ってるよ
傷ついて、悲しくて、でも君は
立ち止まらず先を行くんだろうね...

産み落とされやがて無に還る
ただ不必要な存在
か細く呟き狭い部屋で
また消そうと笑う声がした
振り回す右手は凶器へと
自己防衛に左手を
蹲り立ち竦む足さえ
心も全て虚無に捧げた
黒い海を掻き分けて
見えた世界はもう、もう…...

斬新的な発想 廃れ消えてく
感情的な妄想 繰り返すは
断続的な振動 突き動かされ
抽象的な光景 瞳瞑る
もがき苦しみ 意味も分からず
ただ落胆を 思い知った
何を知る為なのか
僕の手にただ残ってた
虚栄と不安の塊さえ
進むのを拒み鳴いた...

沸き上がる感情 せめぎあう本能
唐突ショートアウト
誰も譲れない それぞれの想い
食い下がる根性 壊れてく精神
進めないまま
あの空は確かに僕を導いていた
いつかいつか 届くと手を伸ばし続け
涙流した日も振り向かないで
交わした約束今も忘れてないから
切り拓く道...

赤いケータイ覗いて
3G回線 舌打ちした
街灯は途切れ途切れ
フード越しにガン飛ばした
黒く冷たいコンクリが
居場所だと堕落感
真夜中に歩け歩け
フェンス越しに見えた残像
やるせなくって、生き辛くなって
ふと見た道路へ飛び出す...