月永遠の投稿作品一覧
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さあ始めよう人形劇
踊り唄うのはキミ
もがけばもがくほど
首に糸が絡む
くるくる歯車 指先弾いてみる
ほら 動かなくなった
少しのズレさえ 赦さないこの世界
くらくら眩暈がするね
どこにも逃げ場なんて無いなら
何も考えなければいい...狂々人形劇
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いろはさん
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Λλの魔物
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今宵は満月 一緒に踊ろう
淡い月明かり 纏って
聞こえてくる歌 滅びを恐れて
哀しい旋律 響くよ
咲き誇った 薔薇は散って
風と共に 明日へ向かう
世界の約束 永遠は
君には あげられない
"Λλ" 唱えてみて
この言葉じゃ 滅べないよ...Λλの魔物
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嗚呼 この手は
嗚呼 何故奪う
叶わぬ願いならもう望みはしない
震える指は祈りを拒む
頬伝う 罪と正義
色失い 零れていく
誰かを護るため
誰かを傷つけて
得られる安寧に
何の意味があるの...destrlogic~破壊の論理~
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【動画用】蒼の少女 その2
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【動画用】蒼の少女
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A1
灰色の町並み
ありふれた舞台の上
誰もが皆「主役」で
「その他大勢」よ
B1
王子様 お姫様
憧れの台詞 囁いて
魔法使いは誰?
さあ ここに来て...つづくものがたり
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終焉の道化師
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満月の夜は二人で 抜殻の世界切り裂く
七色に光る破片は 暗黒彩る星飾り
誰もが皆幸せになる
物語なんてないの
叶わぬ想いは人を
傷つけてばかり
哀しみ砕くその為に
私達は誓った
真実も嘘も愛さえも
全て壊して白にして...終焉の道化師
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【歌になりました】天使裁判
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不条理と無彩色
苦い林檎を一口齧っては捨てる
浮かびゆく些細な問いに
蝕まれる哀れな羽根
明けも暮れもせぬ空の色と
立ち並ぶ墓標の色混ぜて
その時君なら なんと言うだろう
「悪夢」「絶望」「暗澹」「迷宮」
宵闇に消える天使の足音
夜の帳その裏側で...【歌になりました】天使裁判
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夢喰らう魔
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囁く様な星明りに
誘われるまどろみは罠
夢と現 滲む境界
思い出せぬ想い 何処へ
痛む疵を包む闇夜
音無き静寂
孤独の頬撫でていく
秋風よ
哀しみも喜びも 届かぬ場所で
一人ぼっち 夢を喰らおう...夢喰らう魔
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碧い宮殿満月が昇れば
紳士淑女の皆様お待ちかね
拍手喝采今宵も開かれる
素敵で不思議な楽しい舞踏会
愉快不吉なメロディ奏でる
音楽団は同じ顔で笑う
un deux trois 歌い踊りましょう
孔雀の扇が夜を隠す
手を取ったのは一体だれ?
白い仮面は決して答えない...仮面舞踏会
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怠惰な魔女の暇つぶし
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【a1】
銀色ロザリオ 掲げる向きは逆
迷い込みしは 不信疑惑の森
失くした左瞳 隠した仮面には
偽りの笑顔 虚構の道化師
【b1】
「どうか 娘を 治して下さい」
「どうか 祈りを 捧げて下さい」
救いを求めて 訪れる民
けれども奇跡は 起こらない...十字架幻想
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闇舞う切先 散りゆく花に
願いを叶える 奇跡(ちから)など無く
頬濡らす雫 混じり合わせて
再び彼女は 両手を組んだ
地下深き牢獄 永き孤独に囚われた
「贖罪」背負いしは 黒き髪の乙女
名も忘れるほど 刻は流れ流されて
彼女を知る者は 誰一人として無い
"忌まわしき神"
"不吉の予言"...黒き髪の乙女
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おかしの家の女の子
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お菓子の家の 女の子
白い肌に 黄金色の髪
今日も一人で きょろきょろ
お友達を作りに行く
(ランランランラン)
「あら こんにちは」
(ランランランラン)
「ねえ 一人?」
(ランランラララン)
「それじゃあ私と」...おかしの家の女の子
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「がむしゃら」「無謀」それが何か?
遠くで聞こえる 大人の声
振り切って
選んだのは「将来(みらい)」より「今」
走り出したその先の崖 飛び越えろ
『止まるな!』『逃げるな!』
昔憧れたヒーローの
孤独が今は分かる
「誰かが行く」じゃなくてさ
「俺が行く」強い眼をして...リトルファイター
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蒼の少女
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赤い赤い その瞳は何を視る?
降り立つ少女の 翼は漆黒
歪んだ十字架 それだけが証
今宵はどこから? 星が問いかける
「なんて愚かなの」 少女は嗤う
また人は 誰かを 悪魔に仕立てる
巡る巡る時の中 繰り返される夜に迷い
蒼い少女が断罪するは 黒く穢れたこの廃墟
赤い赤いその瞳は何を視る?
飛び立つ...【歌になりました】蒼の少女
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可憐な声と美貌
王女様を妬んだ魔法使い
怒りと憎しみ込め
1つの『人形』作った
「あの娘を焼いて その灰を持ち帰りなさい」
『人形』は頷いて 言う通りにした
あなたが望むことならば
咎めることなどしない
どんな罪も罰も呪いも
代わりに受けましょう...名無しのマリオネット
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闇に浮かぶ深紅の唇
歪な三日月を描いて
振りかざすは首狩りの鎌
花は散りゆく
赤の女王は全てをお望み
この世の富この世の命
戦の地に翻る旗に
薔薇の紋章
「願っても届かないのなら
力にて奪い取り平伏させるわ」...lunatic queen
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お話してあげましょう
愚かな物語
王子様と歌姫と魔女
哀れな恋の話を
茨の森奥深く
隠れ住む歌姫
澄んだ声が奏でる音色
誰もが聞き惚れていた
噂を聞いた王子は
姫を迎えに来た...DIVA~隠された歌姫~
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誰か気付いて この想い この感情
誰も彼もが 手を振って 返事を待つ
「どうか」
口ずさんだ 流行りの歌は
かなり荒んだ 言葉を紡ぐ
自分の殻 いつからなのか
街行く皆 無気力無表情
一人遊び 大きなテレビ
黒い画面 暗い顔面
螺子失くした ブリキが非力...センチメンタリズム~感傷主義~
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1番
A.
青い空 朝顔 蝉の声
照りつける 太陽はご機嫌
乱反射 波に光弾けて
日焼けする 二人笑い合ったね
B.
砂浜残した 足跡二つ
目印の小枝 突き立てよう
S....adventure
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両耳 塞ぐ 紅く染まった 腕
首筋 食い込む 棘に 呪われて
漆黒の 玉座 君は 跪く
瞳に 暗澹 湛え 平伏すがいい
外界(そと) 見渡す 窓は皆 塞いだ
涙も 声も最早 ただの ガラクタ
瓦礫の中 朽ちた剣が もう
血は吸い飽きたと 泣いている
遊びは終わり 勝者は 我
さあ 口づけよ この手の...暗黒童話
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A.
傾きかけた長い影
紅く染まる街
鴉(からす)の嗤い声
不吉を呼ぶ
空に浮かぶは太陽と
白く濁る月
陽(ひる)と陰(よる)が踊る
魔性の刻
B....逢魔が刻