タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(16)
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焦がしちゃったスポンジケーキも
バッテンだらけのさっきのテストも
やり直せたらいいのにな
何でもないことで泣いた日も
君に笑われちゃったことも
やり直せたらいいのにな
バスタブに浮かべた涙も
なかったことにしてほしいな
やり直すのは簡単さ
ふたつのキーでさようなら...Ctrl+Z
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通りすがりの誰かさんの顔色をうかがって
笑われないように目立たないように
そんなふうにキミはここまで歩いてきたの
落し物も失くし物も ぜんぶ宝物
名前をつけたら もう忘れないね
誰かが忘れてた夢を届けに行くよ
100年なんてあっという間 それでいいわけないでしょ!
勝手なルールとか 破り捨てちゃえ ...いつかのドリーマー
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人波に紛れ込んでいく
僕も 君も 誰も彼も
いつか終わる夢を見ながら
まだ知らないふりを続けてる
雨から逃げて ふたりきり
「ハジメマシテ」「久し振り」
みずたまり 雨を砕く
灰色に ふたり ぽつり
永遠を目指すひとよ
いつかまた会いましょう...カノウセイ
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不意打ちに沈んでいく くだらない昨日の涙さえ
抱えて立ち尽くす日々
耳打ちでかすかに触れた 終幕の気配に戸惑って
俯いた
明日をどんなに望んで目を醒ましても
そこは今日でしかなくて 景色が少しだけ滲む
触れられない 世界に手を伸ばし続けようか
君が笑うなら
君の呼吸が今日も続くように...Near Future
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窓の外に広がって 今日もまた他人行儀
雨上がりの五分前 ほら ひとりきり。
人工物は窮屈だ 名前はいくつあるだろう
遣らずの雨は君のため はにかんで笑った。
近付き過ぎて また離れてく
背中合わせと 合わせ鏡は
近付き方が 離れる術が
わからないんだ わからないんだ
走り続ける 迷い...Good Bye and Bye
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キミがいつか 棄ててしまった
小さな理想を 今も憶えてる
渇いた世界に 拒まれた
キミの瞳も 渇いてた
アイロニカルなキミは いつだって
世界をナナメに 見下ろして
「クダラナイ」なんて笑っては
閉じた瞳に 何を描いたの?
アタシがいつか 胸に抱いた
夢のカケラは あの日砕け散って...Ironical You
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雨が降るなら それでいい
傘を差すなら 情けない顔も隠せるでしょう
ああ アタシたぶん ずっとこのままなんだって思ったの
土に埋めたら 芽吹いてく
そんな簡単なことじゃないの
急かされては 起きるなら
またいつかと 同じ今日
だから今日は ふとんから
出ないの なんてね!
誰かとア...ヒトゴトヒトリゴト
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背の高い草に 足をとられては
優しいひざしに笑った
デコボコだからこそかみ合う パズルのような
声を張り上げて 素足で駆け出せ
取り戻せない一瞬を
逃がさないように全力で 走り抜ける
電波が届く 距離よりも
もっともっと 傍にいたい
ふたりを包む 景色より
輝くから 俯かないでよ...Yeah!
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ハナビラのような 奇跡もなくて
凍り付いたままの 心が軋んだ
感情振り払って すべてゼロに戻して
出会ってしまったことも 無かったことにしてよ
出会ったことに 意味はあったの?
別れることに 意味があるの?
答えなんて 知らないまま
足枷を砕いて 少しだけ笑った
ダンデライオン
あ...ダンデライオン
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要らないものなんて何もないんだよ
道端の小石を必要としないのなら
偶然この広い宇宙に生まれた
僕らの星だって必要としないだろう
膨張と収縮を
繰り返して繰り返して やっと生まれた
君が生きたこの地球は
誰にも分からないように 今 終わろうとしている
ねぇ ライカ
其処からは何が見え...ライカ
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瓦礫の山 揺らぐ陽炎
ささやかな希望さえ 掴むことが出来なくて
怯えた目で 膝を抱えて
僕のこのてのひらの 無力さに涙が溢れた
向かい風に逆らって 立ち尽くした幼い日
風の中で伸ばした手 その先には何がある?
進めないこと 分かっていた それでもまだ一寸先を
踏み出せたら 変われる気が...Against Wind
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どこにいても なにをしてても
時間は変わらずに進んでくし
わたしが此処にいないとしても
世界はとりあえず廻ってるし
朝がきたよ 昼もすぎて 夜になりました
太陽が昇る昇る そのあとは沈むだけ
昼になって 夜をぬけて 朝がきたとして
そんな日周運動 疑問にすらならない
きっといま 朝と...あなたと此処で、最後の世界。
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カーブミラーの シグナルは
めぐりめぐって 次の朝
バックミラーの片隅に
揺れて見えたのは 白い影
自転車ドミノの瞬間と
せっかちに灯る ウインカー
鉄筋校舎のゆらめきに
空の近くで立ち尽くす
耳鳴り風鳴り 声がして
右手に光る 蒼い針...自転車ドミノ
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私は何処に居る?
私は何処に居た?
ねぇ どうか答えて
夕暮れアンプリファー
赤く染まる空に 黒い影が見えた
薄ぼんやりとした 夜はもうすぐ其処
夕暮れは とても綺麗だよ
でもどうして 胸が苦しくて
綺麗過ぎる あの空に 嗚呼
居場所なんて 何処にもないんだ...夕暮れアンプリファー
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昨日は雨 空は淀んで
今日は雲 空は灰色
明日は晴れ 空は水色
あさっては快晴 抜けるほど澄んだ空
こうして今日も 私の日常は
きのうときょうとあしたを繰り返して
私が生きる『今日』に繋がっている
この空のすぐ傍で
あさって晴れたら どこへ行こうか?
(君と出会った、あの場所へ)...あさってのこと。
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恋のいいところは、階段を上る足音だけであのひとだって分かることだわ
恋はなにより幸せなこと
だけどなにより辛くもあるわ
恋はなにより悲しいことで
それはなにより苦しいことだわ
だけどなにより あなたが好きなの
恋を知ったあの日 世界の色が変わった
恋のいいところはきっと 階段を上る足...コレット