かぜよみるいとの投稿作品一覧

A
明けない夜を 埋め尽くす言葉
夜明けがないなら 見えなくていい
言えないことを 絞り出す音色
重ねて混ざって 濁るとしても
B
フラフラと 酩酊状態
あんよがもたついて
逃げられないと 知ってる
だから 裸足で踊ってる...

A
また負けた ほら腫れた
晴れ女でしょ？仕事して
抜き取った 錆びた鞘
何でも切るよ 覚悟して
間違った 恥かいた
勝ち筋一つ 見つからず
くすぶった 焦げついた
鍋の底から 撃ち抜いて
B...

A
あー 止まらない 自己嫌悪
ぐるぐるまわる 高速みたい
もう！終わらない 詰みタスク
積み重なって 身動き取れないよ
B
精一杯 カフェイン 片手に 頑張るけど
デッドライン 超えたら シャットダウン
S
毎日 アクセル ベタ踏み...

A
絡まる 糸くず 滞留して
だんだん もつれる 私の足
ここはどこだろう 迷子の猫
呼吸の ひとつも ままならない
B
いっそ 飛び込んでしまおうか
こんな汚い 感情ごと
バッド 本能が邪魔をして
黄色い線に 足を止める...

A
日の当たらない感情 悩みなさそう？
光合成不足で死にそう！
息もできない惨状 行き場なさそう
光に悩まされ 足もつれて
B
笑顔 笑顔 得意技
ファンブル起こしたら 一大事
不快 不快 大概な
ネガティブかかえてる 仮面の裏...

S
病みついちゃって トドノツマリ
苦しんだって？ 嫌になるね
取り憑いちゃって 肝お試し
欲しいんだって じゃああげるね
A
アタシの 色は ないんだって
個性の 一つ わからないわ
カードの 裏は 白紙だって
ゲームに ならぬ つまらないわ...

A
これはそう 多分 遺伝子の
引き起こした 一つのバグ
本物の 声は 知らないの
電子越しに 耳をむける
B
異声、じゃなくて異星人
星の文化もわからない
言葉の中の痕跡が
僕にひとつ 理由をくれた...

A
国道 轢き逃げ 引きずられて
傷だらけなんだ どうしよう
間抜けな 足取り いっそ投げて
死んでしまえたら いいのに とか
B
絶望するにはまだ早い
残機が まだ残ってるじゃないか
絶望するにはまだ早い
あらゆる 術を使って目を覚ませ...

A
短くなってく 曲の尺
女の子の スカートみたい
イントロ壊して 突き進む
コスパ的に 最善の作
B
ちょっとかしこい チルドレン
タップひとつで 繋がれる
ミニマリズムに 傾倒す
電子の海じゃ これがマスト！...

A
心の 狂気を 呼んで
彼女に 名前を つけて
言葉を 垂らして 鳴いて
花を枯らしていく
静寂の 隙間を 縫った
ハートの 中身を 塗った
無意味な 遊びに 泣いた
雨は止まないまま
B...

A
利害の一致 机に立志
敷かれたレール 踏み込んで
知能の分岐 天井凝視
分析したら 狙い撃て
B
世渡り上手 じゃないから
人並み 生きるのに 必死
それでも足を 揃えたら
期待の散弾銃...

A
エンドロール ただ眺めてる
誰かの名を 探してる
ポップコーン まだ残ってる
この隙間に 浸かってる
B
仄暗い世界で 僕はまだ
覚めない悪夢に 取り憑かれてる
S
この温度を この明度を...

A
順番通りの 青い春
風が噂して 聞こえてる
あの日の僕らが すり抜ける
視界の端から こぼれてく
B
あっためないでよ 頼んでないだろ
そんな話は 聞きたくないわ
耳をふさいでも No,こびりついて
喉の奥から 悲鳴聞こえる...

A
大切なものは 何もなくて
生きてる理由も なんとなくで
からっぽの心臓がある
共感できない 普通のこと
相槌打てない 他人のこと
涙には触れられないや
B
孤独であること 息をしてること
絶たれた糸が ぶら下がった...

S
アタシの本性 ちょっと魔性
呼び覚ましちゃうの 依存症
抗う本能 R.I.P.(リップ)偽証
ほっとかないでよ そっぽ向いて
A
せっかくなんだし 一杯目
グラス傾け ヨイショして
鮮明なんでしょ 三杯目
希釈とか ホントダサい...

S
スパダリって言わないで
歩道側ゆずっちゃうんだけど
スパダリって言わないで
カッコイイ寄りもカワイイのにね
A
髪は長く伸ばしてる
わりとピンク揃えてる
だけどすぐに言っちゃうの
「カワイイね、デートしよ？」...

A
箱詰めされた狂気を
一つ一つ開放し
5分少々加熱し
苦い苦い夢を見る
格付けされて場外へ
食べ残しを消化して
今日もどうにか息をし
地べた這って道化(どうか)する
B...

A
床に 転がった カトラリー
自分の ようだった
ホント つまらない ヒストリー
誰もが 眠りにつく
B
原状復帰すら 高望み
残機の状況は 悪あがき
この先絶望の 見本市
扉を あけなきゃ いけないな...

A
誰かに何かを 噛まれた感覚
滲んだ痛みを 今も覚えている
麻痺した頭を ぼんやり撫でてる
消えない耳鳴り ずっと奏でている
B
ノイズ かき消して 静寂目指して
息をする価値を 探している
S
鳴り止まないから 夜を歩く...

A
焼き芋とブリュレ
そんな 感じの 食べ物
ひとくちかじれば
別の 味だと 気付くよ
B
ザラザラの 気持ちを
真っ黒に ふりかけ
どーしょうも ないから
弦をはじくよ...

A
呼吸の 仕方も わからない
生後二十数歳児
現世に サラバと 手を降って
繰り返したスーサイド
B
生き方下手なら 死ぬのも下手
地を這うポーズだけ 上手くなって
負け犬ツラくて 手首にキズ
えがいた六弦で 声を枯らす...

A
きっと 紛(まが)った 右に曲がった
よくあるカテゴリ 吸われてさ
あの子 見ちゃった？ よそ見しちゃった？
悪い子なんだね 吸われてさ
B
全部 奪いたい 満たされたい
それなのに 事実は 満たされない
甘美 吐かせたい 埋められたい
脳内は 巡るわ グルグルして...

A
数秒先の 予感も
感じ取れるから 黙って
奪いたい寄り 堕天使
望まれたように 踊るわ
B
ときめくような 色めくような
爆ぜてく感覚
朽ちてくならば 受け止めるから
ここまで落ちてきて...

A
ルールとかないから 頑張って
希望などハナから ないもんで
憧れ焦がれたら 落ちていけ
満たされてないのが 当たり前
B
報われない 報われない
両目隠しても 変われない
報われない 報われない
指をかじっても 見てくれないから...

A
レールをまっすぐ 歩いたら
最低限は 手に入った
素直にまっすぐ 育ったら
カラの器が 手に入った
B
「贅沢」だなんて 言われたくない
積み上げたものを 無駄にしないで
才能だなんて あるならくれよ
名無しの名刺を 配るみたいに...

A
呪われた 少女の おでまし
いつまでも 少女じゃ いられない
凍てついた 心は 置き去り
拗らせた 愛着 ゆらゆらり
B
夢から覚めれば 現実です
向き合えますか そんな顔で
夢などないから 切実です
まともになるな ズルくなって...

A
人間様に 生まれたんだから
遊びましょうよ 人形ごっこ
言葉を吐いて 灰交換して
糸吊るそうよ 人形ごっこ
B
温度 わからないから
弱火も 強火で 抱いて
味も 感じないから
大さじ ふるって 召しまして...

A
何が欲しい？何が好き？
わかってる ようで わかんない
なりたいもの したいこと
真っ白な 紙が ただそこに
B
温度がないの アツいとかないの
ただ淡々と 生きてきました
強いて言うなら 犬の名前とか
どうしょうもない クズのあれそれ...