初音ミミックの投稿作品一覧
-
「ただいま戻りました」
家来がようやく帰ってきた。なにをしていたのだと、レンは思っていた。
ただ物を渡して帰ってくるだけなのだ、昼までには帰ってくるかと踏んでいたレン。予想に反して、もう日が暮れる寸前だ。ましてやもう夏になる前だ。いちばん日が暮れるのが遅いといってもいいくらいの季節であった。
「どこ...生類憐みの令5(グロ注意)
-
「で、お前は何考えてたんだよ。罪のない動物を蹴り殺すなんて、理由があったって絶対許されないからなぁ」
綱で縛られ、床にうつぶせになったまま動かない痩せ型の男に、わざわざ顔を近づけて見せて言う。男はへっ、と笑いながら顔をこちらに向けてくる。
「…うちの嫁が丹精込めて作った米を、あのクソたぬきははじから...生類憐みの令4(グロ注意)
-
「くそっ、リンのやろう…ほんとに実行しやがったな…」
レンは歯噛みしていた。家来になだめられながらも、眉間にしわがよったままだ。
…だからあんな女にやらせちゃだめだったんだ。あいつは人の命を軽視しすぎるんだ…
レンは小包を棚の奥から取り出した。それを家来に手渡し、言葉を添えた。
「もし生類憐みの令を...生類憐みの令3(グロ注意)
-
こんこんと誰かが部屋をノックする。このノックを待ちわびていた。
「いいわ、入って。法令に関する報告でしょう」
「はい。お察しのとおりです。公布をする前にレン殿がこの法令をないことにしようとなさっています」
「と、いうと?」
家来の口から出てきた言葉に、疑問をおぼえる。私は家来の言葉を待った。
「情報...生類憐みの令2(グロ注意)
-
「ううぅ、く、苦しいよぉ…助けてよぉ…げほっ、げほっ」
私はうっすらとした暗がりで、一人小さく呻くのであった。
鏡音リン将軍、ばんざい!鏡音リン将軍、ご即位おめでとうございます!!
そんな声が響き渡っていた。前幕府の力は衰え、世は新しいリーダーを望んだ。そこに私という存在が選ばれたのであった。私のよ...生類憐みの令1(グロ注意)
-
「ええっ、僕が車にひかれたふりをするの?」
ミクオはネルから教えられた計画内容について確認した。ネルはこくこくと首を縦に振る。
「そうだ!ハクに車でひくふりをさせる。そしたらミクオは倒れて気絶寸前の状態になったようにして。そのまま学校の救護所に連れていくって設定だ。で、ミクオをいみきらった振りしてる...ツンデレはどこまで貫ける!?②
-
「俺はおまえのためにジュース買ってきたわけじゃねぇんだよ。ただ、なんとなくもう一本買ってきちまっただけで…」
毎度おなじみツンデレン君は、ミクオにジュースを渡しつつそう言った。彼ら二人がいる鏡音家の家で、ミクオはそれでもうれしそうにジュースを受け取る。
「ありがとう、レン」
ニコリとミクオは笑顔を見...ツンデレはどこまで貫ける!?①
-
「なぁ、そういえばどこまでが許されるんだ?」
「なによいきなり。レンがいなくなって気でもどうかした?」
「ノンノン。メイコは相変わらず口がお悪ぅございますな。いやその、エロだ」
「エロ?なんでいきなり」
「ほかのすばらしい方々の作品を拝んできたんだが……いや、利用規約にひっかかんないのかなぁ~って感...うろたんだーafter<微エロ注意かな?>
-
「前回の投票結果見たかしら?まぁ私は落ちるわけないとは思ってたわ」
「たりめーだメイコ!お前は落としても面白味がないからな!」
「なによそれ!?いてもいなくても一緒ってこと!?」
「んで、結局誰が落ちたんだよ?」
「レン。私たちは落ちるわけないから心配しないでね」
「ああ、そうだよな。俺らは絶対安全...うろたんだー選挙!・完結
-
「まあ簡単に言えば今一番いらないメンバーの入れ替えだ。だいじょうぶ。自分に自信があればこんなこと屁のかっぱなはずだろう、一人しか抜けないんだから」
「「私(俺)たちは例外じゃない!?」」
「そういうな、リンレンミラーサウンド姉弟。だいたいミクがいるから安心だろう」
「うるせぇよお先真っ暗体真っ青おや...うろたんだー選挙!(2
-
「うろたんだー選挙?What?」
うろたんだーのカイトをのぞいたメンバーが一斉に聞き返す。
「ああそうだ。すっかり忘れられてた俺達だから、この際不要人員を誰かと入れ替えようと思ってな。あの民●党やらA●B48やら、選挙だかなんだかやってるみたいだし」
カイトがそう言うと、他のメンバーは当然反発してき...久々★うろたんだー選挙!?(1
-
リンに連れてこられたのは、近くの大型電気店だった。なんでもこの地区での最大だそうで、外見だけでもすごい品ぞろえなんだろうと想像させられる。
「どういうつもりだ、リン」
「ここに私の売春の鍵があるから、行こ」
俺の手を引き、店へと入っていく彼女。今までと違う見方になってしまったのか、異様に清楚さという...ひと夏の猛暑の物語final
-
「ただいまぁ~、ふぅ、疲れた」
リンが帰ってきた。俺の心の中の葛藤も知らずにのこのこと。俺はわざわざ分かりやすいようにテーブルのど真ん中にいかがわしい内容の記録されたディスクを置いた。
「……おかえり。どこ行ってたんだよ、何もいわずに出ていってさ」
俺はソファに仰向ける姿勢を崩さぬまま、彼女に問いか...ひと夏の猛暑の物語5
-
最近、他になにもしてないなぁ…
私は考える。最近のする事といえば家事か、これ。つまらない人生を歩みつつあるといえば、そうかもしれない。また、人の羨む人生を歩みつつあるともいえる。どっちのなだろうか。少なくとも、常人の楽しみでないことは確かだ。どうしてこうなったんだろう。いや、後悔はしていない。だって...ひと夏の猛暑の物語4
-
リンは昼食を終えると、出かけてくると一言、そそくさと家を出て行った。暑いのに活発だまったく……
特にどこに行くのかも気にせず、再びソファへ。今は扇風機が彼女だ。いつも俺を有無を言わず受け入れてくれる。あれ、扇風機って男か?いいや、どっちでも。
俺はソファでしばらくまどろむと、何かの拍子に考えがよぎっ...ひと夏の猛暑の物語3
-
「レン、だらだらしすぎだよ!!大体、扇風機だって使いすぎ。ただでさえお金ないのに、いろいろ無駄遣いしないで!」
ソファに座って扇風機の風を顔に浴びる俺に、リンは人差し指を立てて注意してくる。窓を開けても風がない。もういやになる。なんでリンはこんなに元気なんだ……まぁ確かに彼女が少しは暑さに耐えられる...ひと夏の猛暑の物語2
-
暑い。
今年は温暖化がついに牙をむき出したみたいだ。あまりに暑いもんで、髪でも切ろうかとも思ったくらいだ。30℃以上がずっと続くって、今までになかったし。
俺の姉、鏡音リン。今年の夏の猛威には少しも屈していないらしく、ちっとも家で暑いと言ったコメントを漏らしたことがない。おかげで今年こそ役立つであろ...ひと夏の猛暑の物語1
-
「初音!?なんでおまえ………」
家の前で段ボール箱を運んでいたカイト君はトラックから降りてきた私を見て驚きの表情を浮かべる。そりゃそうだろう。誰にも伝えず引っ越そうとしていたのだから。私は少し不機嫌な顔をしながらカイト君の前に迫った。
「なんで私に言ってくれなかったの!?黙って出ていくなんてあんまり...嫌いなピーマン・final
-
時刻はPM6:30。この時間、もう皆はとっくに家についている時間だった。私はなんだか今日は何もする気が起きなかったので、学校の図書室にだらりと居座っていた。しばらく長机に伏せながら寝ていたが、先生に完全退校時間を告げられるとさっさと乱れた髪をまとめるなり、帰路につく。
最近は陽が沈むのが早くなったと...嫌いなピーマン④
-
「姿勢を正しましょう。いただきます」
学級委員長、巡音ルカの号令とともに給食タイム。今日のメニューはご飯、ネギとわかめと豆腐の味噌汁、野菜炒め、きゅうりとだいこんの漬け物、ピーチゼリーだ。早速大好きなネギの味噌汁に箸を突っ込む。
「ちょっ、ミク!それ口付けちゃったらカイト君と間接キス…」
「……ん!...嫌いなピーマン③
-
耳に響くうるさいチャイムとともに、給食の時間になった。私の学校はスクールランチが出ているため、嫌いなものがあっても頼まなくてはならない。今日の給食は案の定、私の嫌いなものが給食にはいっていた。
リンとともに食券を握りしめて席を立つ。リンはまじまじと、私を見てきた。
「ミク、今日は苦手なピーマンだよ」...嫌いなピーマン②
-
「それではみなさん、今年一年間、有意義に過ごしましょう」
私の中年担当がそんなことをいってから、もう6ヶ月。なんとなく中学校に行って、なんとなく進路の話をして、なんとなくオープンスクールを見学して…。勉強も特に差し支えなくできてるし困ることはなにもなかった、中学三年生の6ヶ月間。友達だっているし、好...嫌いなピーマン①
-
「ねぇ、ママ。どうしてそんなにママは強いの?」
「強い理由?そうねぇ、些細なことじゃないんだけど…」
「些細なこと?」
「私のお父さんってバーダ●クなのよ」
「ママってサイ●人なんだ!私もサ●ヤ人の血引いてるんだ!!確かにうすうす満月見るとムズムズする気がしてたんだよねっ!!!」
なんと!私はどうや...初音神・四wwww@after
-
人間界には、「パパの日」というものがあるらしいじゃないか。
おい、子供ら。この世に汝を導いてくれたパパを敬えよ。
従うことが、神に喜ばれることだから。
…私には、パパがいないんだけどね。
え?なに、寂しいわけないじゃない…
寂しいわけ…
寂しい…わけ……
う、寂しい……
神だけど、こればかりはねじ曲...初音神・四wwww
-
神・初音様からのメッセージ。
「数々の人間の集まりの中に、一筋の太陽の輝きが差したり。
盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟陽盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟陽盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟盟陽盟盟盟盟盟盟...初音神・参www
-
おい、人間。
この言葉を見てどう思う?
「中二病」
そこのお前。
なにが「君の現状丸出しの言葉」だって?
こら。
消すぞ。
これからは私のことを「中二神」と呼べ。
なんかロリコンっぽいだろ。。...初音神・弐ww
-
…私、神。
神、初音ミク。
暇なんですけど。
暇だから、事業仕分けしよう。
人間の。
あ、これじゃ悪魔じゃん。
はぁ、暇や。
何が暇かって?
何もかも。
暇だから、告っちゃおう。...初音神w
-
今日はマスターは学校で居残り。
追試だそうです。
なんで、私はマスターを元気づけるため、お菓子づくり。
こう見えても、結構得意なんですよ、料理関係。
クッキーを作るため、バターを室温に戻して混ぜる混ぜる。
「わっ!」
手が滑って、溶けかけたバターが飛び散る。
飛び散ったバターを目で追うと、そこにはト...些細な発見PART2・初音ミク
-
森の中を彼女たちは歩いていた。
静かな森で、迷ってしまった彼女たちは腹が減っていた。
「もう限界だよーー。おなかすいて死んじゃうよぉ」
初音ミクが腹を押さえてつぶやく。
そうは言いながら、ここで止まってしまってもどうにもならないということは彼女もわかっているようで、歩くのはやめない。
それを聞いた巡...注文の多い料理店【グロ注意】
-
・・・開眼せよ。
今こそ、目覚めの時。
無限の“歌”の使者、ボーカロイドよ。
・・・・・・・・・・開け心・・・・・・・・・・
鳥のさえずりが聞こえる、静かな早朝。
誰もいない海に面した砂浜に、4人の使者がたたずんでいた。
海の音を聞きながら、4人は目を閉じたまま。
桃色の髪の一人の使者が、ゆっくりと...開け心~歌の使者~
1
- 2