laviniの投稿作品一覧

遠くの町で　雨が降っている(7-7)
柔い手には　雫が零れる(6-8)
戻れない　過去を願う　人々の目から(5-6-8)
どこかの町に　灯が燈っている(7-7)
赤い灯が　ふわり降り続く(5-8)
進もうと　明日を見る　人々へ降る(5-5-7)
傷痕　を癒して　明日を生きるの(4-5-7)
幼い手は...

a
ボード上に マスを展開し
対象の地点は０距離ゲーム
才能技能に ポイント振って
開示されたら 眩暈がした
b
いけすかない運命に
愛憎混じって 路を選ぶ
迷路に嵌まって大ピンチ
まだまだ知恵が足りないよ！...

a
宙を舞う　ささやかな灯火を
見止めては彩に　息を奪われた
きつく捉えては　愛しさを重ね
されど開く手の内　火は静かに絶えた
手に残る　微かな鈍痛を
責める声にキンと　胸を灼かれた
水の浮く瞳に　頭を垂れていたが
されど未だ「生」を　知らぬ故の暴虐
b...

私の両手には　溢れそうなほどの
ハートの欠片
アルバムを開く度　零れ落ちて
視界を目映く　彩る
手のひらで踊る　赤色を
水に溶かして インクにして
まっさらな紙に　綴ろうか
出逢えたことの、喜びを
もっと見て　ねえもっと見て
私の恥ずかしいこの気持ちを...

a
砂の海にあなたを
還すのはあまりに　惜しい
この犬歯を突き立てて　細胞（そしき）へと
組み込み　たかった
b
望んで　求めて　もっと
ガラクタの傍にいることを
取り込めば　ほうら　もう
曖昧な　I昧me...

今ここに存在する
たしかな色、かたちを
誰もかれもが 語れども
証明 できやしないけど
今ここで主張する
たしかな熱、いたみを
元は誰もが 手に出来る
権利を 持ってる筈なのさ
さあ 僕の名前を みとめて
知らないまま 沈めたくないでしょう...

有象無象が関係ない
ねじのトんだ、　らせんの中
監禁コースにわだかまるエゴに
ラリホー、ハレルヤ！　人殺シガ君
曲解心経で縁を結んで
常識知らずの猫が　ニャアと鳴き
その尾を追う　戌が吠え
世界は今日も流転する
バッドトリップ
バッドトリップ...

倦怠感　付き纏う　ショータイム
躁鬱気味　ギミック　を頂戴
検体の　付き従う　ショーケース
癇癪玉　ダミーで　炸裂した
イカれちゃって　イッちゃって
あなたの言う（指示）こと　まるでわかんないの
どうかしちゃって　どうしちゃって
あたしの肢体ごと　見世物にして
獣のように　ケダモノのように
本能を　...

想いを賭けて　マウスを動かせ
情熱を込めて　マウスを動かせ
目線を逸らし　マウスを動かせ
I have deceived you.
ドブネズミのように　薄汚く
息衝いて
A h h h h…
A h h h h h…
心を欠かし　アームを使え
死力を尽くし　アームで潰せ...

[S]
Echo, fallin' prew, slow
don't stop, noNstop, please-PlEaSe, Tell me
Echo, fallin' prew slow
give me, Give me, your heats beats,
hot beats,
落ちてゆく
...

「どうしたい？」　ひらく手のひら
掴めずに　枯らしてしまう
「どうもしない」　俯いた声は
足元の影に　吸い込まれ　芽吹いた
弱気の蕾は　花開き
虫を呼び込んでは　花粉を流す
そうして　辺り一面のガルデン
誇れるものなど何もないの
燃やして　燃やして　この臆病を
もっと高く火を上げたなら...

「なんだ 案外 つまらないな」って
教室の窓から飛び降りた
扉から 見ていた君はどうやら
絶叫をした ようでした
そんな夕焼けの一幕に 消えた女を探して
大人になっても尚さ迷う 姿が有るようなのでした
理解の及ばない 人間の情念
影に住み着いて笑っています
滑稽な君はかわいそう 私はずっとここにいる...

a
カサノバ、思考をアクションで
鮮烈なコメディをもって 奪って欲しいの
出る杭はいつだって 一息で
思考停止カナヅチで鎮圧されちゃうのよ
どんな奇抜な モーションでも
滑稽なスタイルでも 関係ないの
流行のシーズンです 一言で
右習え皆さんで同じフェイスペインティング
b...

a
パッと光った　閃光に
目を焼かれて　残像に憑かれて
うっと唸った　感情に
ココロ爛れて　心臓は疲れて
b
のどを通り抜けた　威嚇音
鏡合わせで反響した
ぶっつり途絶えた　糸電話の線
僕の指に今も　絡まってる...

a
ことばにしたくない　夕焼け小焼けの　ふたりぼっち
ぶらりんぼ　揺らした手のひら　真っ赤に燃えそうで
b
バイバイする辻　ふたつ前
まだまだ一緒の　ふたつ影
がっちり繋いだ　ふたつの手
御別れしようか　ふたつ先
s
ねえ　ねえ　目を閉じて...

a
時計の針を折るも 日付を裂くも、過ぎずに
永遠繋いだ夢人(むじん)の 傍に沿い明日を乞う
咽(のど)もと突き立てた切っ先に さあ今だと吼えども
ぬくもりに先見て 力が絶えていく
b
装ったいじらしさも 不要の産物と 嘲ったなら
意固地に慰めの腕はねのけ
今宵も枕にあなたを求める
s...

a
次から次へと訪れて
消費されるココロノカロリー
古くなった映像を捨てて
また、新作を漁っている
b
取り付かれたように　求め求めて
気が狂いそうだ
退屈の器の中を　満たそうと今日も
深夜徘徊する...

（修正版）
a
平常運行じゃ つまらない
暴走特急で狂乱 演じてダイブ
妄想連想では 障壁ナシ
世間の常識じゃ 生きづらいto lier
b
夢見ちゃっていいんじゃない？
夢見せ 店 魅せ 診せての 僕にもミセテ
壁越えちゃっていいんじゃない？...

a
しあわせの形を 色をかき集めて
暗く深い 夢の中まで プクプク
ひまわりは太陽の黄色 アジサイは夕闇の紫色（しいろ）
アサガオは夜明けの藍
花弁を集めて パラパラ
b
まだかなまだかな
両足ゆらゆら揺らして
寝坊助の君に微笑んで...

a
真夏の風は頬を撫ぜて
彼らの待つ海まで　誘った
机の上には　汗をかくグラスと
厄介な　課題の山
今やりたいことが多すぎるのさ
だからしたくないことは　後回し
夏の終わりに　いつも見る夢は
バケモノじみた　課題の山
b...

a
「どうして」グラつく自意識に
粘りつく境界線 崩壊寸前
「あらして」ガタつく包囲網
斯い潜れば理想は見えるのかい？
b
花一匁 匁も持てず
愛し悲しのあのこの手のひら
掬い取られて行方も知れず
独り善がりのこの夜に...

a
言わぬが花と　望む言葉一つ渡さずに
腐ってゆく　根無しのＩ　unknown
スプリング軋む　スプリンターぶちまく
罵詈雑言のベッド
忘れてゆく　名無しの愛　unkown
b
発展途上の未知はこのまま
目蓋を降ろして止まったまま
知らぬふりでゴールを...

a
泪　一粒
手の平に受け止めて
滲んでゆく　後先に　日を仰ぐ
雫　双粒
手の平に落として
眩んでゆく　後先に　月が揺らぐ
b
ああ、雲が流れて　流れて
そらが　晴／腫れるころには...

s
ねえもっと　傍に寄って
此処で酔って　熱を分けて
駄々を捏ね　取り縋って
ねえねえ、の構ってさん
a
ひとりじゃ何も出来ないよ
だから君を産んだんだ
開いた腹が　痛かった
それでも胸は痛くなかった...

a
花瓶という　容器を残して
ひまわりという　花は枯れていく
花を失った からっぽの花瓶
それでも花瓶は 花瓶でいられる？
b
まっさらなノートに
一つ一つ日付を刻んで
いつしか言葉は枯れて
残したい記録も 残したいこころも...

a
正しく調和する街並み
路地裏では 少数派の暴動
秩序に守られた獣達が 指をさす
ご機嫌だね
b
陰陽ノ調律ナンテ表現
古すぎる 難しい現代社会
はぐれモノの チルドレンによって
淫と酔に書き換えられた...

a
下す鉄槌の鈍い色　断末魔に耳は錆び付いて
縋る細腕を振り払い　怯えた瞳が痣を呼ぶ
真綿で絞め殺されぬよう　食うものであれと　賢明であれと
叩きつけ　押し付けて　世界は歪みで保たれた
b
ひとつ、言い訳をするならば
正しいものなど、ありはしなかった
選んだ己を　憎みなさいと、自分勝...

a
崩壊を待つ　橋の上で
黒と白　２匹は出会い
お互いの　濡れた目に
行く末の終わりを　認めた
a
牙と牙で　管を裂き
温い海で　誰かが問う
「これは正か？」　他が答えた
「それは、歪。」他は己であった...