タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(32)
-
やりたきゃやればいいだけと
強気な顔の追い打ちより
うまくいかないものだねと
一緒の溜め息をこぼしたい
二つの切な望みを前に
一つだけだと選ばせる
冷たい世界に生きていても
せめて僕らは身を寄せ合えるはず
君がついに諦めると
同意した夢でも...君を一人で戦わせない
-
困ってほしいわけじゃないけど
困っているのが可愛くて
弱い姿をさらけ出す
足掻くあなたが懸命で
眉をひそめる一方で
思わず頬が緩みます
中でも一際好きなのは
隣りで呆れる友達に
頼って縋るところです
今日も仲良い二人でいてね...不器用な人へ
-
休んでおいで 焦らずに
一人でだって歩いてみせる
当然隣りにいたはずの
大事な人の姿が消えて
きっと不安に震えたでしょう
それでもあなたは踏み出した
そして迎えた今日の日は
歓喜の満ちる復活のとき
あなたが守ったその場所に
いるべき人が返り咲く...その場所を守った人へ
-
一つ一つの仕草を追って
もっと眺めていたくって
そんな風に笑うんだ って
目を留めたのが最初です
心許した仲間の前で
生き生きとした見慣れぬ姿
望んだ人のそばにいますか
時にはしゃいで時にふざけて
センスが光る さりげなく
くつろぐあなたの愛おしさ...控えめな人へ
-
いつまでだって待ちますと
思っていたのは本当だけど
優しい嘘じゃないわよねって
ただそれだけが不安だったの
これが最後と予感しながら
またねと手を振る別れのように
お帰りなさい お帰りなさい!
表舞台へ あなたの場所へ
割れんばかりの拍手で迎え
拝見しましょう かつてのように...帰ってきた人へ
-
その曇りなく前向きな
明るいあなたが胸を打つ
回しているよね手際よく
よく気がついて細やかで
探り探りの沈黙も
口火を切って取り除ける
見ているだけで元気になるよ
あなたがそこで 笑ってる
可愛いなって微笑みながら
胸に抱きます 憧れを...いい子のあなたへ
-
異なる道に進んだと
寂しい思いで聞いたけど
目の端よぎった今のあなたが
変わらぬ姿で時を戻して
幼い日々の憧れが
昨日のように蘇る
わたしの視界を外れても
あなたはあなたの道を行き
違う形で輝いていて
同じ熱さで魅了する...かつてのヒーローへⅡ
-
当たり前とも思わずに
ほとんど意識もせずにいて
ああ 恵まれていたんだと
君に触れてやっと気づくんだ
何の努力もしていないのに
僕は楽々できること
死に物ぐるい 血をにじませて
それでも得られない人がいるって
君がその手を伸ばしても
届かないのならば...君が僕の目をひらき
-
それは悲劇 知らぬうちにどこかで決まった答え
気づいたときには全てが終わってしまっていた
もし何歩か踏み出したら もしも手を伸ばしていたら
何か変えられていたんじゃないかと
誰かが得られなかった今日の日を
また繰り言で消費するのかい?
やり直したいと願うなんて
やり直せば今度はうまくいくとでも?
愚...やり直しても僕らはきっと
-
そんなところに気がつくのって
驚嘆しきりよあなたには
新しいこと 変わったことを
途切れず見せてくれますね
飽きる間もなく次から次へ
自分もときめくものですか
輝いた目で振り仰ぐ
あなたが創り上げるもの
拍手喝采 称賛を
流石と言わせてくださいな...新しい風へ
-
俯いていた日々を
決して忘れてはいないけど
今日も明日もわたしは
顔を上げ胸を張っている
差し伸べられたその手を取った
見える景色さえ塗り替えたあの日から
生まれ変わって
いつかの自分をあんなに苦しめていた
世界がこんなに愛しく見える
ただ一つのことを信じられたから...今は輝く世界で
-
わかってはいたことでした
あなたを何も知らないと
かつて演じたヒーローと
重なるあなたはあれからも
自分の道を歩き続けて
今その場所に立っている
早幾歳の感慨と
実は少しの失望と
予想と違うあなたを前に
波立つ胸を自覚する...かつてのヒーローへ
-
ドアを叩くよ教えておくれ
新しいこと次から次へ
未知の世界はいつだって
曰くありげに僕らを誘う
視界の靄が一気に晴れて
霞んでいたと初めて悟る
隅から隅まで鮮明な
見慣れぬ景色に息を呑み
秘密を暴く無粋にも
両手合わせて目をつぶり...Knock on the door!
-
馴染みのなかった世界へも
躊躇うことなく飛び込んで
得意と苦手の隔てを置かず
一から学んで伸びていく
怖けることも知らぬげな
強さに勇気を貰いつつ
それはどういうことなのと
踏み込む問いも的確な
あなたを仰いでいるだけで
わたしも一歩を進めます...違う畑から来た人へ
-
僕らは似てると気づいたときに
拓けた世界が今ここにある
ささいな日々を切り取って
もっと作ろう楽しいものを
こうしてみよう ああしたらどう
暇さえあれば組み上げて
これでいいんだ できるんだって
わかったからにはもう怖くない
顔を上げよう晴れ晴れと
見てくださいな僕らです...相棒と
-
一つ 秀でた芸術は
昔も今も衰えぬ
歌を集めよ時代を問わず
天も動かす優れた歌を
二つ 不朽の名作を
後々の世に伝うべく
歌を集めよ評価の高い
先達にさえ負けない歌を
三つ 見事な作品を
埋もれさせるな拾い出せ...歌を集めよ
-
火花が散ります ちかちかと
あるいは牡丹 あるいは松葉
儚くも美しいでしょう
手に取ることは叶わずとも
焼きつく一瞬 華やかに
確かにそこに咲くのです
さあ 火をつけましょう
ご覧に入れます 鮮烈に
燃えて焦がれる小さな花を
その目が捉えてくれるよう...口上
-
あなたがそこにいてくれたこと
巡り合わせに感謝を深く
ふざけ慣れないあなたが好きで
不安そうでも微笑ましくて
不得手なことに挑むときにも
無理なく笑えていましたか
一歩下がってこれからは
振るってください 自信の腕を
伸ばした羽根で飛び立つ空へ
ついていきます 許されるなら...表舞台より退いた人へ
-
柔らかな目が円くなり
笑い転げて手を打って
明るいだけが取り柄じゃないけど
明るいあなたがやっぱり好きよ
身振り手振りもオーバーに
解いてくれます 身構えを
当たりの日には雄姿を見せて
両手合わせて道筋探り
拳振り上げ勝利を叫ぶ
あなたに拍手を贈るから...リアクションの豊かな人へ
-
落ち着く声で紡ぐのは
一風変わった問いかけよ
読まれてたまるかとばかり
くるりひねって締め括り
険しい分だけ張り合いのある
仲間と拓いていく道で
その入念な拵えが
万全にするあなたの舞台
遥かな高みから見下ろして
どうぞ手玉にお取りなさいな...ユニークな人へ
-
今日も僕らのおでましですよ
拍手で迎えてくださいな
余裕綽々 大口叩き
尖ってみせよう尊大に
縮こまってもそれまでだから
前へ前へと今はただ
躓いたって自分で立つけど
いざとなったら そこの手が
差し出されること 信じてる
僕ら 一人じゃないんでね...僕ら、なので
-
ふと見渡せば目の眩む
はるかな高みに立っている
いつやめたっていいのだと
強がりでなく思ってる
世界は広く未来は多い
頂上はここだけじゃない
時に試してみたくなるんだ
一人の足で挑んだら
どこまで登れたはずだろう
君が僕をここへ連れてきた...はるか高みで戸惑いながら
-
絡み合う糸ほぐす指には
ただただ見入るばかりだけれど
易しいパズルに組み直し
自らの手で解いてごらんと
差し出すのなら腕まくり
応えぬわけにはいきますまい
あなたが示す扉の先に
広がる世界の果てしなさ
入口ならば踏み出してこそ
きっと生かしてみせましょう...優れた教師へ
-
初めて足を踏み入れたとき
どんな気持ちでいたでしょう
大好きなのねと微笑みながら
挑むあなたを眺めるの
あるいは協力 あるいは勝負
うっかりしたのも思い出ね
得難い仲間に囲まれて
今日の勝利は誰のもの
そこで競える喜びが
はしゃぐ姿に満ちている...好きなところにいる人へ
-
くるくる回る舌先を
裏打ちするのは確かな知
得意満面 語るにも
引き際悪くごねるにも
他の追随を許さない
豊富な土壌が窺えて
プレッシャーなぞ踏み越えて
どこまで登る? どこまでも!
陰りを見せぬ太陽の
あなたの前途に祝福を...王者へ
-
あなたがそこにいてくれたこと
巡り合わせに感謝を深く
ふざけ慣れないあなたが好きで
不安そうでも微笑ましくて
不得手なことに挑むときにも
無理なく笑えていましたか
どこか遠くで今のあなたは
元気でいますか 心身共に
ただそれだけを案じています
寂しいことは受け入れて...どこかへ去った人へ
-
僕にも君にも楽しいことを
知れば知るほど尽きない興味
謎が謎呼ぶ興奮を
魅了の旅路 魅惑の探査
この口先でご案内
知れば知るほど広がる世界
君も出ないか冒険に
期待の夜明け 閃きの朝
隈なく明かす太陽に
知れば知るほど高まる鼓動...知れば知るほど
-
今度は何をやろうかと
発案を得て計画を立て
僕らは未来しか見ていない
次の一手の参考に
振り返ることはあるにせよ
だから君は正しかったのだ
過ぎ去った日々に絆されて
翼を畳まなかったこと
君の空はどうだい かつての仲間
ここに劣らず 飛び甲斐はあるかい...前略、あれから
-
ひらり はらり 暦めくり
あと一枚で明日が来る
これを限り僕らの中に
君がいなくなる
行かないでと泣いたら
気を変えてくれる?
引き止めずにいられるかな
ちょっと自信がないな
さよなら さみしくなるよ
君の夢を知ってても...見送り
-
過去に塞がれる未来じゃないし
未来に消される過去じゃない
だから出ていくよ 顔を上げて
きっと誰もが一度は思うように
この道を曲がらなかったらと
感傷と共に振り返る日が来るだろう
このまままっすぐに進んだ先も
叶うなら見てみたかったけど
まだ題名も読み取れない白紙の明日へ
後ろ髪を切り捨てて 走って...題名のない明日
1
- 2