タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(683)
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思い込んでいた頑なな理想は
ラガーマンが一蹴したように飛んだ
空中分解しそうなひ弱な魂が
一瞬だけ視界に入れたキミの笑み
罪悪感の中に少し混じった心地よさは
きっとボクの頭がおかしくなった証拠
いまにも千切れそうなボールの中身は
脳みそまでクルクル回してるんだ
あぁどうしてキミを気にしてしまった
あ...全力真心キック
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そこでウダウダウジウジしてるキミ
始められずに準備ばかりしてるキミ
やることは決まってるでしょ?
きれいきっちりさっぱり終わらせる!
「何かをする」じゃなくて
「やり遂げる」じゃなくて
「やり過ごす」でもなくて
「終わらせる」って全力一択
歯みがきも顔洗いもごちそうさまも
行ってらっしゃいも仕事も勉...Faster Factor Factory
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生け垣の向こうから
噴水の反対側から
その塀の角から
さっき見た路地裏から
微かなメロディと
鳴らす足踏みと
叩く指先と
あなたの鼓動
いまうたった?ねぇ?
いまうたったでしょう!...いまうたった?
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「諦めました」「やめました」
「触りません」「足洗った」
人の気持ちはオンオフなの?
あなたの1は完全に0?
想う気持ちを止める必要はないの
ただもっと世界に気付くだけ
走っているときに見えなかった景色が
立ち止まると目に留まるように
感じて吸収して層にする
周りにある物全てを糧に...再石灰性ストロマトライト
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光が届かないのならサングラスかけて!
「じゃあ仕方ない」って思ってみよう!
追い風が吹かないなら大凧に飛び乗れ!
あのビル超えて雲まで飛べるかも!
涙が止まらないのなら玉ねぎと包丁を!
私はご飯待つ係と味見役するから!
何もかも壊したいならまず作ろう!
頑張って作った物ほど壊すの楽しいよ!
天の邪鬼...へりくつくりっく
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Kids it a 再生縫合
酸素吸入たらい回し
ひと針ふた針薔薇の棘
公衆面前激痛逆流
傷痕を隠し続けるのも
見せびらかすのももう飽きた
病院のロビーじゃないんだ
だって私の名前は呼ばれない
ああ現代の医学ではもう…
ああ最新の医学ではもう…...キズイタキズアト
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見失ったWay Point
さまよい歩き続ける
地平線とは顔なじみ
砂粒数えも飽きた
動けないSand Stuck
汗に泥にお疲れ様
月も陽もグルグル
10センチに大はしゃぎ
足取りがおぼつかなくても
その先が世界の終わりじゃない...Over Crest!!!
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歌い方を教えて欲しいの?
どうしよう分からないよ
私は歌を歌ってない
歌が私を選んでくれた
歌が私をスピーカーにする
重なり合って響き合って
私が歌と共にいて歌になる
私が歌になることが全て
Speak Speak Speak out!
私達はここにいるって響かせる...Speak out/Speak in
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その声をかけられなかった
その手を繋げなかった
その顔を振り向けなかった
その涙を流せなかった
そうだねわかるよそうなんだ
どんな声援を受けたって
どう背中を押されたって
苦悩と躊躇いで苦渋に満ちる
明るい笑顔で話したいのに
何も気にせず手を触れたいのに...I know. I know.
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もう泣き止んだのかな
笑顔には戻っている?
指先の震えは止まった?
落ち着いて呼吸出来てる?
忘れ物ばかり気になって振り向いてばかり
セピア色の景色に慣れきった目には
雲を飛び越える大きな虹も霞んでいく
こちらはもう大丈夫ですFrom Yesterday
うずくまったままで良いから
顔を伏せたままで...拝啓、昨日より
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窓の隙間から漏れ出てくる
祭り囃子を耳にして微笑んだ
色とりどりの出店やお菓子
ベッドの上での想像でも心が躍る
寂しくないのとあなたは問う
私は少し唸って考えて呟く
「あの光の中にいる子どもたちが
楽しんでいるなら、それは素敵じゃない」
すっくと立ち上がって部屋を出る
呆気にとられた私はまた窓を見る...横たわる郷愁
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パジャマのままで歩くよ森の中
スマホはずっと7パーセント
立木がようこそっておじぎしてる
風に誘われ匂いに呼ばれ
パジャマのままで歩くよ川のそば
スマホはずっとカメラモード
葦のささやき噂するススキ
せせらぎのあいさつあめんぼの口笛
月明かりのステージ開くよ今夜も
葉ずれの音が喝采の波になる...今宵はパジャマコードで!
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もう時間が無い いつも時間が無い
起きたら寝るまでジタバタドタバタ
色んな事が手遅れで
色んな事が後手後手で
ほらまた時間が無い もう寝る時間
夜なのに忙しくて 起きたのに疲れていて
色んな事に気付けずに
色んな事に知ったかぶり
ねぇ教えて?何もかも知っているキミ
あなたの時計は幾つあるの?...Happy (Re)Birthday
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知ってしまった繋がりに
怖じ気づいて後ずさりした
嬉しいことなのに
喜ぶことなのに
広がる枝葉の年輪も葉脈も
あなたを知る術だったはずなのに
双葉も見えない私の芽を
今すぐにでも切り落としたい
私の見えないところで
大きく広がって欲しいなんて...茨の園と幸せ地獄
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真っ白吐息の寒い朝
たっぷりの干したて毛布でサンドイッチ
遠くから漂うホットバターココアのにおいは
おふとんと私の闘いを邪魔する
冷たい床をぶつくさ言いながら歩いて
湯気の立つマグカップを手に取る
おはようのあいさつ忘れたの何回目かな
おひさまが代わりにしてたよね
今日は何を見つけよう
今日は何に気...Spero per oggi!!!
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思い出したくない過去が有るって
思い出せる過去もろくに無いのに
忘れたい記憶が有るって
忘れたままの記憶だらけなのに
持って来なよ それ持って来なよ
良いよこれからあたしが焼き払う
火炎放射器でこんがり焼いて
パフェグラスに盛り付けしたら
生クリームとたくさんの果物
デラックスな見た目のままで...History Color
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真っ暗な砂漠に寝転んで
全天の星空を見上げても
驚くのも恥ずかしい
手を伸ばすのもカッコ悪い
なんにも持たない自分が
全てを求めているように見える
2本の足で歩いてからどれくらい
60億の細胞引き連れて
写りの悪いカラーコピーみたいに
私の笑顔は歪んでいった...全天候対応
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常識のブランド纏って
有識さを掌で踊らせて
持論の空論を正論に輪廻して
透明な無名を未明に帰依して
まぶたの裏側をヘビロテに
サングラスしても眩しくて
いっそ太陽を欲しがったよ
真っ暗なのも真っ白なのも
いつからだろういつからだろう
裸足で走れなくなったのは...郷愁の邂逅は想像へ寄与する
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光を塞いで 闇に潜んで
音に騒いで 声に逃げて
苦しさも悲しさも全部まとめて
上手く隠せた人からこの指止まれ
大切なものみんな置き忘れて
なにも無かったフリできたら一等賞
影踏むように水たまり踏んで
はしゃげるような頃でも無いのに
靴の中で濡れる足はどこを捉えてる?
僕の光じゃないのは確かだよね...トマレ/ユビ/コノ
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最近枕に怒られる
「悪い夢ばかりじゃないか」
最近布団に怒られる
「苦しそうにもがいている」
それは私のせいじゃない!
それは私に言わないで!
満員電車で聞こえる舌打ち
大きな交差点の中でため息
色んな音が嫌でも響いて
色んな声がグルグル回る...待ってたみたいに
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ほしいものなあに
みあげたみかづきみえないところ
ほしいものなあに
まふゆのおふとんねむるちょっとまえ
ほしいものなあに
テーブルにひろげたドーナツまんまる
ほしいものなあに
おもいだせないうまれたときのみんなえがお
ほしいものなあに
ほしいものなあに...ほしいものなんだっけ
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水滴ドロップ
泡玉ホイップ
コップの周りを睨み付け
ソーダ水の向こう側へ
水はぽたぽた落ちていく
泡はぷくぷく上がってく
どちらがソラか分からない
どちらがソコか分からない
食べきるまで終わらない
飲みきるまで終わらない...ミズタマ/アワダマ
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次のイッポが怖くなったのは
いつの頃だったんだろう
水たまりだって
泥がはねたって
裸足でだって
草むらだって
なんだって怖くなかった
時間がいっぱい通り過ぎて
小さい頃よりもみんなオトナに見える
オトナへの境界線がどこにも無い...PACE FROM