タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(25)
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針の触れそうなステンレスベイビー
強靱な囚人による散々な検閲を経て
世界は可愛いドクロマークに満たされる
笑っているのは終わるから?始まるから?
人情に問われる刃傷の時計塔からは
頭のおかしなリズム刻んで止め処なく
秒針が短針を殴ってるグルグルの包帯
飾っているのは逃げるから?挑んでるから?
心地よ...すとらっか
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右目の視界入り込む刹那見えた踵
光って消えたそして真っ暗くらいくらい
星の巡り合わせは良かっただろうか
数えている内に時間切れザ・苦戦
ふらりんくるりん宙返り腸捻転
目玉が360度大パノラミックVIEW
静かになったのは鼓動だけノイズも無し
雁字搦め意識解放最初からの遺伝子
こじらせマインズ鍵かけB...蹴るん?
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夏のエアポケット
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名前を知らないままで歌うのが好きだ
意味なんかどうでも良くって
ただ空気だけ震わせていたい
だってさ自己紹介なんて面倒だから
楽しかったことをただ話すように
下らないことを笑い合うように
それだけじゃダメな理由ってなに?
次に君を探すときに困るかも知れないけど
その時間は感触はずっと残ってる
輪郭を...ニジムネイム
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はつゆめうさぎたち
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波打つ針が鼓動を記録する
巻き取られていく紙に記す命
確かなものか確かめる術はなく
波のように揺らいでは沈む
心音が聞こえなくなったのは何故かな
聴診器で調べたら歯車の鳴る音かな
呼吸の度にカチャカチャと鳴ってたら
今よりはもう少し落ち着いて暮らせるかも
天井には何でも映せるプロジェクター
ミクロの...He Lie Seen
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疲れているときに限ってさ
溶けていきそうなくらいの感傷
コトコト煮込んだシチューみたいに
僕のことをまき散らしてくんだ
何年も前の事でも子どもの頃でも
色あせた滲んだ思い出がジワジワリ
いつの間にか背中に貼り付くように
気付いたらもう遅いって逃げられず
抱きしめられた瞬間霧のように消える
タチの悪い...ソレデモオコトワリ
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充満する香りに茶葉の跡は無く
口内に漂う味に水の良さは無く
ただ撒き散らされるだけの何かが
辺り一面を支配してからどれくらい
求めるモノ与えて願うモノ叶えて
ここはパラダイスだと信じてたのに
匂いも味も意味を成さない世界に
もう目利きの職人は必要なかった
必要なのはツヤのあるティーサーバー
素敵な柄...strong fruits flavor tea
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渋い顔して眉間にしわ寄せ恐る恐る触れる楽器達の本懐
例えば君が新しいFriendに対して紙を見ながら怯えて握手するかい?
苦々しく歪めた顔でHello交わしたって
鏡みたいに相手だって怯えて冷えてく絆
後になっても互いにそれは尾を引く後悔
出会ったのなら交わすのは太陽みたいなSmile
それじゃあち...Step in Lalala!
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映った自分の姿が気に入らなかった
鏡でも写真でもガラスのドアでさえ
腹が立つわけじゃなく悔しいわけでもなく
モヤモヤとした嫌な感覚がにじみ出るから
現実を突きつけられてるからって
誰かが言ってたけど映さなくたって
目の前に広がるのは綺麗事を諦めた
継ぎ接ぎでちぐはぐな事実の集合だ
他人からどう見える...鏡嫌いの唄
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慎ましやかに怒られながらも後ろ手にVサインして
あの角を曲がった瞬間に見えなくなったタイミングで
ゲラゲラ笑って舌出して叫び声を背中にかすらせ
塀も垣根を越えていく体中傷だらけのバンビーノ
視線はいつだって仕掛けるイタズラのヒントを探す
ひとつだけじゃ全然足りない二つも三つも同じ事
どうせやるなら路...Bambini Veloci!!
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首輪の裏に忍ばせた鍵ひとつ
バレちゃいけない飼い主にだって
人も寝入って街が静まってからさぁ
始まるよボクたちのオンステージ
逆さにしたごみ箱叩き鳴らせ
蓋はそのままシンバルにしちゃえ
空き缶だったマラカス振って
掃除機の管はトロンボーンに
街灯が色とりどりにきらめいて
消火栓がシャワー撒き散らし...Tune a Dog'n Key
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脳みそパスタでアルデンテアルデンテ
オリーブオイルが目からこぼれて
鼻からバジルで口中鷹の爪
ほらね潰してトマトソース
脳みそラーメンがバリカタでバリカタで
鶏ガラスープが目からこぼれて
鼻から小ネギで口中味卵
ほらね煮込んで縛りチャーシュー
脳みそうどんで強いコシ強いコシ
魚介のうま味が目からこぼ...ぶれいんぬーどる
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積極性って何?積極性ってなんだろう?
あなたに体当たりしたら良いんですか?
協調性って何?協調性ってなんだろう?
みんなの頭にリモコン埋め込めば良い?
柔軟性って何?柔軟性ってなんだろう?
マグマの中に飛び込んだら分かるかな?
人間性って何?人間性ってなんだろう?
ごめんね昨日猿から進化したばっかり...おーるがいずあんだすたん?
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「空気を切り裂く疾走感って
宇宙の真空の方が速くない?」って
もっと空気読んで欲しいけど真空か
しかしなんでこんなにマジレスなんだ
「天使のはしごって言うけど
羽根生えてる天使にはしご要る?」って
もっと雰囲気考えて欲しいけど無駄か
ここでなんでそんなマジレスなんだ
普段の会話は教科書の国語じゃない...マジレスってカッコ悪くないですか?
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「調理済みのエビって中古?」とか
また訳のわかんないことばかり聞く君
そういえば昨日は「氷漬けの太陽」だっけ?
君と話してると飽きないやでもこりごり
髪の毛はカッターで切ろうとするし
歌を歌えば猫もネズミも逃げていく
ステップはとっちらかって靴が脱げる
それなのになんでとびきりの笑顔なんだい?
あぁ...Used Shrimp Boiling
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あなたが待っていたものは
あなたを待っていたのよ
あなたが願っていたものは
あなたを願っていたのよ
腕組みをして不敵な笑み
訳知り顔でにやにやり
自分の意思だと思っていたら
実は相手の意思でしたなんて
だからチケットなんて要らないの!
もう呼ばれてるの誘われてるの...Ticketless@Neverland
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失ってない失ってない
手は二つしかないからね
好きなものを取りにいったら
持ってた物はもう無いんだ
消えてない消えてない
目は二つしかないからね
好きなものを見にいったら
いままでの物は忘れちゃう
毎日失ったり消えているようで
そんな自分が嫌になるけど...天然由来レゾナンス
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ほらよく小さい頃ってさ
無敵になった気分になるじゃん?
俺が世界で一番すげぇ的な
アレってほんとマジヤベェ~
家に帰ると今日も綴る
悪魔的呪術的発想ノート集
俺は世を忍ぶ仮の姿で
真の力は邪眼で封印
さぁ世界は我の物になるのだ
逃げ惑う人々が目に浮かぶな...勘違E
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そこでウダウダウジウジしてるキミ
始められずに準備ばかりしてるキミ
やることは決まってるでしょ?
きれいきっちりさっぱり終わらせる!
「何かをする」じゃなくて
「やり遂げる」じゃなくて
「やり過ごす」でもなくて
「終わらせる」って全力一択
歯みがきも顔洗いもごちそうさまも
行ってらっしゃいも仕事も勉...Faster Factor Factory
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「諦めました」「やめました」
「触りません」「足洗った」
人の気持ちはオンオフなの?
あなたの1は完全に0?
想う気持ちを止める必要はないの
ただもっと世界に気付くだけ
走っているときに見えなかった景色が
立ち止まると目に留まるように
感じて吸収して層にする
周りにある物全てを糧に...再石灰性ストロマトライト
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光が届かないのならサングラスかけて!
「じゃあ仕方ない」って思ってみよう!
追い風が吹かないなら大凧に飛び乗れ!
あのビル超えて雲まで飛べるかも!
涙が止まらないのなら玉ねぎと包丁を!
私はご飯待つ係と味見役するから!
何もかも壊したいならまず作ろう!
頑張って作った物ほど壊すの楽しいよ!
天の邪鬼...へりくつくりっく
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Kids it a 再生縫合
酸素吸入たらい回し
ひと針ふた針薔薇の棘
公衆面前激痛逆流
傷痕を隠し続けるのも
見せびらかすのももう飽きた
病院のロビーじゃないんだ
だって私の名前は呼ばれない
ああ現代の医学ではもう…
ああ最新の医学ではもう…...キズイタキズアト
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見失ったWay Point
さまよい歩き続ける
地平線とは顔なじみ
砂粒数えも飽きた
動けないSand Stuck
汗に泥にお疲れ様
月も陽もグルグル
10センチに大はしゃぎ
足取りがおぼつかなくても
その先が世界の終わりじゃない...Over Crest!!!
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パジャマのままで歩くよ森の中
スマホはずっと7パーセント
立木がようこそっておじぎしてる
風に誘われ匂いに呼ばれ
パジャマのままで歩くよ川のそば
スマホはずっとカメラモード
葦のささやき噂するススキ
せせらぎのあいさつあめんぼの口笛
月明かりのステージ開くよ今夜も
葉ずれの音が喝采の波になる...今宵はパジャマコードで!