タグ「曲募集中」のついた投稿作品一覧(38)
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この僕があなたにしてあげること
一体どれだけあるのでしょう
僕のてのひらはあなたの手を包むにも小さくて
僕の身体はあなたを抱きしめるには小さすぎて
太陽のようにひかるドレスも
月のようにかがやくドレスも
星のようにぴかぴかひかるドレスもないけど
ただこの歌声をとどけましょう
僕にできる全てのこと...おとぎばなしのように
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赤い花の見る夢は血の滴る紅の夢
青い風の見る夢は遠くに有る旅路
昏い水面に広がる 苦い想いと記憶
果てない闇に涙する
君の微かな温度
胸にかき抱いても堕ちてゆく ただ虚空を見つめて
風は空が見た夢と
空はただ蒼い
高く聳える摩天楼 落ち葉はただ空を舞いて
苦い君への想いなら 何処かへ棄てる...櫻の小径
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ぼくのかあさんが ぼくを ころし
ぼくのとうさんが ぼくを たべた
ある日かあさんが
ぼくを呼んで
ぼくの首を おとしてしまい
ぼくの いもうとに 罪をきせて
ぼくのにくを きり刻んで
ぼくで スープを 作りました
いもうとはスープに涙をおとし
かあさんはスープをお皿にいれて...グリム童話集より「ねずの木のはなし」
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柱のきずをひとつふたつ
私はそうっと撫でました
背伸びをしても届かない
手を伸ばしたら指さきが
微かにきずを撫でました
背伸びをしても届かない
あなたは私をおいたまま
どんどん先に行くもので
私はしくしく泣くけれど
あなたは私を知らないで...せいくらべ
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真夜中の小雨は冷たくて 僕の心を凍てつかせてゆく
あなたの姿が見えなくて 僕は
この場所は汚れすぎていて 汚れのない君にはそぐわない
真夜中の闇にあなたの姿 光を探す
今 この場所など 雨に濡れた僕は
惨めで小さくて 君に逢いたくて
想いはつのるばかりで
思いはとどかぬだけで
想いは恐ろしいだけで
...真夜中の小雨α版
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教室のまんなか
いつも楽しそうに笑う君
ほらそんなにしゃべるものだから
毎日喉がかわいたなんて言うはめになるんだから
ねえだれか彼女に飲み物をあげてください
このままじゃきっとひからびてしまいますよ
でも君はそんなこと気にしないで
ずっと笑うんですね
わかってるんです
ぼくが君のジュースを買ってあげ...120円分のしあわせ
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真夜中の雨は冷たくて 僕の心を凍らせてく
君の姿が見えなくて 僕はただ震えていた
この場所は汚れすぎていて 君にはそぐわないのに
雨降る場所に立ち笑っていたんだ 君は
聞こえた歌は寂しく響き 僕の心を砕いて消える
絶えることなく
ただ雨の中 猫の隣 震えていた
君を探すこともなく
失うことは怖く...真夜中の小雨
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月は高く輝いて 手を伸ばしても
遥か遠くに届く筈のない祈り
雲に姿隠しても 傷つく事ない
僅かに降る雨が月の涙
僕の生み出す雲に 月が翳る事はない
幾ら手を伸ばしても 触れる事が出来ないように
今はまだ遠い月
久遠の時を過ぎて 何時かこの祈りが
受け止めてもらえるよう
真昼の夢の月に 風が口づけて...Diana
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