柱のきずをひとつふたつ
私はそうっと撫でました
背伸びをしても届かない
手を伸ばしたら指さきが
微かにきずを撫でました

背伸びをしても届かない
あなたは私をおいたまま
どんどん先に行くもので
私はしくしく泣くけれど
あなたは私を知らないで
どんどん先に行くのです

おいていかれた私は一人
あなたをすきでいるのです
背伸びをしても届かない
大きな大きなあなたの事を

柱のきずはたかすぎて
背伸びをしても届かない
泣くほど切ないその事実
私はあなたを好きなのに


生まれた時間が違うから
私はあなたに追いつかず
柱のきずは遠すぎて
それでもきずは古すぎて
今のあなたはそこにない

背伸びをしても届かない
あなたの隣にいたいので
それでもそれでも私は
時よ過ぎよと祈るのです
あなたの傍にいたいので
大きくなれと祈るのです

あなたは私を笑うでしょう
背伸びをしても届かない
ちいさな私のおさなさを
愚かな事だと言うでしょう

柱のきずはたかすぎて
背伸びをしても届かない
あなたの事がすきなのに
あなたは決して知り得ない

柱のきずはたかすぎて
背伸びをしても届かない
泣くほど切ないその事実
私はあなたを好きなのに  

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せいくらべ

見ていたくと分かるように、年の離れた人への片思いの唄です。
確か「はしらのきずはなんちゃららー」とかいう童謡があったようななかったような。
そんなに自信ないなら書くな。


七五調の軽い文章でまとめてみました。
ですので「私」は基本的に「わたし」なのですが
たまに「わたくし」と読まないと字数が合わない箇所もあります‥。
確か「それでもそれでも私は」のところです。
ただでさえ八四になってしまう、私のずさんさがよく分かる一箇所。


某、七五調の歌ばかり出している歌手さんの歌では
なんの違和感もなく替え歌ができる作品となっております。


空間や時間や、気持ちの差などを感じていただければうれしいです。
 

閲覧数:103

投稿日:2008/04/10 01:46:35

文字数:514文字

カテゴリ:歌詞

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