1002pの投稿作品一覧
-
私を琴平まで連れてって
-
登りたい ああ登りたい
杖をついて登りたい
登りたい ああ登りたい
私を琴平まで連れてって
揺るぎない思いで 今を始めの旅衣
簡単な装備で 私を琴平まで連れてって
ロミオとジュリエット
あなたがロミオで 私がジュリエットなら
今すぐここから出てくわ
登りたい ああ登りたい...私を琴平まで連れてって
-
人生のような日に
-
自分のため生きてきたな
あなたのため何もできなかった
今日もどこかで誰かの歌が
知らぬ人のため歌われるだろう
二十歳過ぎればただの人って言われても
それでも後悔よりも多く背伸びをしたぜ
そうだ人生のような日に
この場所に背を向けて
そうだ人生のような日に
泥だらけ 手を振ろう...人生のような日に
-
魔法にだって きっと
理由も意味もあるはずだ
波間に揺れている気持ちを取り出して
言葉にしなくちゃ あなたに伝わらない
会いたい ここに来て 息をして
I know love Because of your love
ひとりきりでは気づけなかった
I know love Because of you...I Know Love(F side)
-
I Know Love(F side)
-
I Know Love(M side)
-
蛻の殻にしておきたいはずの部屋に
いつしか君を呼び込んでしまったみたいだ
夢に見るほどに I Know Love
ひとつだけわかってほしい
僕の鼓動は 君を想うその速度で数を重ねる
見えないものを形にすることは
正しいことと 君が教えてくれた
だから もう迷うことはない I Know Love
ひと...I Know Love(M side)
-
流れ星
-
夏の終わりの水平線 震える二人を照らす夕影
悲しみさえも無常に帰す 愛の行く先は波の音
あなたには見えているんでしょう
究極的には人間は独りだと
あの日の荒れる波に向かって叫んだ
あなたより愛する人はいないと
ぼんやりと霞む水平線 憂える二人を包む夜空
悲しみさえも無常に帰す 愛の行く先は流れ星
あ...流れ星
-
午前4時
-
どんな言葉も届かない 昨日には
今はただ忘れたい 眠らせて
涙が落ちて 夜に呑まれて
それでも笑顔は咲いて
力の限り 笑い飛ばそう
昨日に明日が見えたら
明日の朝には元通り
そんなことはないけれど
眠りたい 眠れない
雨に降られて 風に吹かれて...午前4時
-
ひとつ忘れて
-
昼は天敵が出るね 天敵が
俯いて歩く午後
人熱れ 避けるようにして
追いかけて捕まえて
平生は見過ごす景色
捕まえて収めたら
ひとつ忘れて
夜は宿敵が出るね
自分という
目を閉じて浮かぶのは...ひとつ忘れて
-
俺グジット
-
転ばぬ先の杖ついて歩いていても
歩く道の下は常に空洞だから
薄皮のパンくらい薄い板剝がせば
忽ちに世界はバラバラのガラガラ
結局俺たちは何も実らせずに
疲れ疲れ果てて死んでゆくのだから
死んでから本番 いっそそんな気分で
でもそれもめんどいな 疲れ疲れちゃうな
へのへのもへ俺
揺れている世界で...俺グジット
-
文字通り解釈マン
-
文字通り解釈マン
piaproに現る
「おいしい話」と言われたら 食事の誘いと思い込む
「たとえばの話」と言われても意味がわからない
「わかるでしょ?」と言われても さっぱりわからぬ顔をする
遠回しでは伝わらない
涙は流れる 今日も明日も
深読みをしないのが
この地球(ほし)で生き延びるための戦略(...文字通り解釈マン
-
てさぐりの日々
-
狙わない難しさを知った
おまえにありがとう
おまえにありがとうを
本当のありがとうを
てさぐりの日々が続いていく
一年巡ってまた始まる
色褪せた景色の中に新しい色を塗る
てさぐりの日々が疼いている
てさぐらぐらぐらと疼いている
色褪せた景色の中に自分の色を描く...てさぐりの日々
-
恋の道標
-
「ひとりで生きてきたような顔をして」と
ひとりで生きてきたような顔をして言うのは
あなたも同じじゃないか
答えにならない理屈さえ
やりたいことの理由にして
後ろめたさを贖うため
優しくなるのは卑怯じゃないか
あなたは一歩先を行きたい人
だけど灯りも持たずに行く人
私は照らすことを許されない...恋の道標
-
こだわりを捨てるなら 捨てられる範囲でね
自分についた嘘は涙じゃ流せない
カシスオレンジの色で おまえは涙流す
割られて名付けられて薄まった思いなど
流れ流れてゆくのさ
着の身着のまま 昨日も 明日も
人の波に乗るなら サーフボードはいらない
むしろ何も持たないほうがいい塩梅
ボロ雑巾の色で おまえ...カシスオレンジ
-
カシスオレンジ
-
夏の出逢い
-
自分の空似だと思った
いつか手放したものが ふと甦るような気がした
取り戻したい でも忘れていたい
求める瞳を向けて君は言う
抱き合ったままで
「本当の壁を越えたらもう嘘になる」と
当たり前のように愛した
気がかりなこともなく
欠落を埋める以上の引力によって結ばれた
二人だけで満たされてゆく夜...夏の出逢い
-
2Lのペットボトル取り出して おまえは言った
「アタシのこと欲しいなら ペットボトルを愛するようにして」
公園のベンチの上 ムクドリが渡っている
そこにたまらなく抒情的なもの見出して
死にたくなる
生乾きでも愛してよ
そうね 犬より猫派よ
そんなどうでもいいことばっか聞くなよ
後ろ向きでも愛してよ
...WHISPER VOICE
-
WHISPER VOICE
-
ミスメリー
-
メリー 言葉よりくどい
メリー 気配を感じる
今どこにいる? 君はどこにいるの?
答えてメリー 電話をかけてくれ
境目を引き直せ 引き直して 引き続けろ
メリー 君は美しい
メリー あまりに麗しい
まだ余裕ある 充電残っている
お願いメリー 電話をかけてくれ
君の名前はミスメリー...ミスメリー