1002pの投稿作品一覧
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リードをもらってスタートを切ったはずなのに どうして
人の背中ばっか 追いかけるように成り果ててしまったの
その人は実在の人?
君の頭の中の 嘘の背中を追いかけて
ああ 間抜けだね
旅の終わりは見ていないから
また出かけるのさ 誰が許さないとしても
汚れちまった悲しみだけ 忘れぬようにして
明けた夜...私の歴史
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私の歴史
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ひとりじゃないけど ひとりじゃないから掠めていく
孤独ってさ
会いたいくらいがちょうどいい 大切にできるから
広がった闇の向こうでは 今日もまた日が沈む
優しくしたいと思うのは 君がいてくれるから
穏やかな風が吹いている さよならの帰り道
会いたいくらいがちょうどいい 大切にできるから
人の言うこと...さよならの帰り道
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さよならの帰り道
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わかりやすいようでいてわかりにくい一日が始まるよ今日も
生きているフリをしているのさ 興味のないもんにシッポ振って
自分で選んだ道じゃないから むしろがんばりたい
簡単に言ってくれるぜ 我が心ながら呆れてしまうね
言葉は風に揺れている ゆらゆらと揺れている
ダメ元ならばやっちゃダメ 見込みを持って ...ディアマイハート
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ディアマイハート
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妬みを肥やしにした花に水をやりましょう
怪しく光る月の重みを背に受けながら
生命(いのち)は自然に抗い ジジババも有難くない
青年が噛みつく相手も特にはいない
ああ それでも燻る好奇心
22世紀は見られない こんなに悲しいことはない
それでも奮い立つ克己心
22世紀は見たくない そんなに眩しいものじ...22世紀は見られない
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22世紀は見られない
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カレンダーを塗りつぶしてゆく
その指は着実に 記憶をすり替えてゆく
神話のような でかい営みに
身体を沈めてみたなら
少しは近づけるかな
愛してるとか 裏切りもありだとか
わかんない もうわかんない
横断歩道に引かれた約束の跡に向かって
祈りを捧げるのさ
明日降る雨が今日よりも温かくなるように...アポリア
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アポリア
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人生残して何になる 苦っ苦っ苦っ~苦っ苦っ苦っ~
ほんの刺さるような悲しみを数えましょう
人生残して何になる 苦っ苦っ苦っ~苦っ苦っ苦っ~
凜と澄ましている淋しさは 指を咥えて見ているだけ
ラブとロマンスがギリギリ噛み合わないから待ちぼうけ
夢と正夢の折衝地点で目覚ましかけといて
ペットの犬美は隣の...泣きの一回はパライソ
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泣きの一回はパライソ
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君が僕の後ろから 背中押してくれた
造花を枯らすくらいの 不器用な言葉で
喜びの茎が伸びて どっちへ向かえばいい
きっとそれは僕が決めることだね ありがとう
聞かせてよ 涙の理由
遠くで遠くで 僕が僕に
「戦え」「戦え」呼びかけるよ
一番できないことは 素直に受け取ること
汚れた目にも かすかに星は...星をつかんだ
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星をつかんだ
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悲しみがあるから愛はいらない
途切れた瞼にそっと口づけて
帰るには早すぎるな
遊ぶには遅すぎるな
研いできた感覚だけを
今はただ道連れに
夢を閉じるように目を閉じる
二人が出会った頃を思い出す
目を閉じる だけど涙落ちる
その数が今の自分をつくっている...悲しみがあるから愛はいらない
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悲しみがあるから愛はいらない
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イマジナリ・フレンド 笑っている
イマジナリ・フレンド 怒っている
イマジナリ・フレンド 泣いているのはワタシ・アナタ
イマジナリ・フレンド 写真には
イマジナリ・フレンド 写らない
イマジナリ・フレンド だからみんなにはわからない
人の流れに 魚は迷う
透明な空気に 白い花が咲く
両手を伸ばして触...イマジナリ・フレンド
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イマジナリ・フレンド
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夜明け前
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夜明け前 ふと甦る記憶はイメージ
事実より幾らか優しくなって呼びかけてくる
昨日はいつも通り
明日はきっといつも通りさ
壊しても ちゃんと手に残るような繋がりがあった
掬っても ちょっと零れてしまうような孤独の中で
愛の日々と意味を知った
限りある容積から 不自由なイメージ
真実を創り出そうとして ...夜明け前
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エスケープゾーンの誘惑
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一寸先は闇 二寸目も闇
舌先三寸で のらりくらりしたい
標の薔薇よ
エスケープゾーンの誘惑が
隣の芝生に香辛料を振る(ひとりでいつも暴走)
やればできるさって 自分鼓舞する(それができれば御の字)
標の薔薇よ
エマージェンシーで脱出か
まっすぐ進む道が伸びている
点在するは非常口...エスケープゾーンの誘惑