タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(163)
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馬の耳に念仏
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ああ パドックから見つめている 全て見通す瞳
ああ 見つめ返す 意志疎通など 基本まやかしなのに
ぎゅんと逃げ切って誰かの推し
どんと差し切って誰かの星
誰に何を言われようとも
決して現実だけは見ない
孤独に疲れた者たちが
そうとも気づかず集いだす
命より重いはずの銭
搔き集めては愛に溶かしている...馬の耳に念仏
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負け犬
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そういう価値観を植え付けられて
大人になる頃にはもう変わっている
寂れた街角をとぼとぼ歩く
締まりのない生活転がし歩く
そういう価値観を受け容れたのも
他ならぬこの馬鹿と身に染みている
うらぶれた花街をとぼとぼ歩く
取り残された夢探して歩く
どういう価値観をもって臨めば
どういう抜け道が見えてくるだ...負け犬
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泣き虫
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9つくらいから泣いていない 幼子のように
あの頃のように もう一度泣いてみたい
私の中に今も眠れる才能 それは泣き虫
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えーんえんえん 薄汚れてはいるけれど
えーんえんえん 大事な友達
地団駄を踏んで 駄々をこね 笑いものになって
それできっとつく 諦めもつく
言葉が生まれ 道を譲った相棒 えらく...泣き虫
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ライドン
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薄暗い店内見渡して 彼女つぶやいた「ライドン」
僕は斜めに首を傾げ それを繰り返す「ライドン」
いったいどんな意味なんだろう 目まぐるしいほど「ライドン」
念仏 題目 ブラフマン それに連なるか「ライドン」
※
一度も耳にした覚えはねえ たぶんそいつは宇宙の神秘
僕は期待で胸が苦しい ドキドキ止まら...ライドン
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Showtime
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好き好んで咲いた花じゃないのかもしれない
待ち望んだ人の思い どこへ辿り着くの
曲を作るのは息をするのとは違う
会いたい人に会いに行くようなものさ
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空が降りてくる 他でもないこの私に
君を想う気持ちが音楽を連れてくる
It's all right
すごく努力した結果じゃないのかもしれない
歓びに...Showtime
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いつか来た道 いずれ行く道
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いつか来た道 いずれ行く道を繰り返している
負けたわけじゃない 勝ったとも言えない 今を駆ける
侮られたなら牙を剝いて襲いかかれ
弱いハートが騒いでいる
忘れたい記憶ばかりが暴風のように吹いて
屈託の根気強さに賞状を渡したい
それでも明日は来るから
心隠して いつか来た道を
いつもの風景 いずれ見る...いつか来た道 いずれ行く道
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不満など言える材料がないだけに
心など隠して
ファルセットの憂鬱が侵略してくる
こんな気持ちも いつか歌に いつか嘘になる
いまひとつ決め手に欠ける闘いは
延長を迎えて
ファルセットの憂鬱に脅かされている
こんな気持ちも いつか歌に いつか嘘になる
両腕を交差して 震える肩を押さえた
大人になれば ...ファルセットの憂鬱
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ファルセットの憂鬱
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標本
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今日もいつも通りだった
それでも心に開いた穴
まるで薬剤耐性菌
しつこく私を苦しめる
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わかっている年月を並べて
そんなこともあったねと確かめる
虚ろな自分を打ち付けるために
愛を脱ぎ捨ててしまって
ただの人になった日から...標本
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願い
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半分冗談っていうのは 全部本気ってことね
ちょっとくらいはやきもきさせるくらいの芝居を見せて
好きなのに恥ずかしい そんな日は越えてしまったから
好きだから恥ずかしい そんな日も越えられるかな
半分冗談っていうのは 全部本気ってことね
ちょっとくらいはやきもきさせるくらいの芝居を見せて
いけると思っ...願い
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ふわくら
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残業こなしているときに限って故障
逃げ出したコブタと 笑え ときたまランデブー
時間はなんせ冷てえ さらさらと過ぎて
気持ちはとても暗く 季節に呑まれ
贅沢な夜を見せてくれ
強烈な度数でふわふわ
悲しみを全部覆い尽くせ
忘れちゃうのも戦略だ
引かれないように後ろ髪 切り落として
現代終了のお知らせが...ふわくら
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六花
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まだ何も手に入れてない
好きなもの間違えたんだ
年老いた狐の衰えない妖術
心の隙を炙り出して
君の声は遠くて 聞こえないくらいだけど
僕は乱れて
夜が更けてゆく
六花 降り積む
凍る道 抜け出せてない
ひとりでに滑りたくなった...六花
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25%の孤独
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上手にできているか気になっては
他人の目を借りた青い春
指と指を絡めれば変わるのに
同じ場面リプレイしていた
わたし以外間違っていると無意識に決めた
25%の孤独が忍び込む
人でなしだと罵って気持ちを落ち着けた
4分の1の空白を今日も撫でている
いつでも手に入るものだけでは
自分をだますには頼りない...25%の孤独
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友達
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やり直したところで繰り返すだけさ
同じ時代 同じ場所を生きるならば
緩いフィクションを寄せ集めてみたら
あの頃の慚愧の念が蕩け出した
空高く昇ってゆくというよりは
空から手が伸びてくるような
淋しさが窓を叩く
あなたは気づかぬ素振り
「入れてやりなよ 友達だろう」と
言いかけて 飲みこんだ...友達
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薄ら笑いの夜
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明かりを落として 今日一日を振り返る
あのときこうしてりゃ あのときこうしなけりゃ
でも さしたる意味のない一日だったな
疲れすぎて眠れなくて そのまま過去を振り返る
あのときこうしてりゃ あのときこうしなけりゃ
あれ さしたる意味のない人生だったか
薄ら笑いの夜 僕はひとりで泣いたのさ
新しい明日...薄ら笑いの夜
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クラムチャウダー・ソング
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愛のクラムチャウダー
君から貰ったメッセージ「元気出せ」
クラムチャウダー
今日はいつもよりしょっぱくて
涙が出そう
砂抜きしているところは 一度も見たことないな
豆乳煮詰めているのを見るのは なんかちょっといいな
Don't let me down
流行りの歌が孤独を叩いて
その手を見な...クラムチャウダー・ソング