タグ「KAITO」のついた投稿作品一覧(39)
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7月31日23時50分。
「……………………」
俺は自分の誕生日にもかかわらず、自分の部屋のベッドの上に体育座りで、スマホの画面を穴があくほどに見つめていた。
だがスマホの画面は黒いままで、俺の仏頂面を映すだけだった。
暫くして俺は空しくなってスマホを見つめるのを止めた。
これがにらめっこだったらス...【がくぽ誕】dead line
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---A frog in the well knows not the sea---
ボクは水の中にいた。
ゴボリ、とボクの口から白い泡が漏れた。
だが不思議と息は苦しくなかった。
滲む視界には人はおろか、魚一匹が泳ぐ姿すら見当たらなかった。
どうやらこの世界は完全にボク一人だけのものらしい。
ボク...【カイメイ】A frog in the well knows not the sea
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昼休みに、いつものように3人で教室で昼食を食べていたときだった。
「明日はバレンタインかー」
蓮がバナナジュースの紙パックのストローを口に離してからそう呟いた。
きょとんと呟く僕らに、レンは無邪気な子どものように目をキラキラさせた。
「去年みたいに女子からチョコをたくさん貰ったせいで、グミにあらぬ疑...【カイト誕】フォンダンショコラ【カイメイ】
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雪の降った日
手袋を持ってこなかったボクに、キミは自分の手袋の片方を貸してくれた
手袋をつけてないボクの右手と君の左手をギュッと握って、「これで寒くないね」と言ったキミの笑顔が、ボクの心を不思議とポカポカと温めた
ボクは家につくまで、キミにこの「ドキドキっ」ってうるさい心拍数が聞こえないかとっても不...【カイト誕】始音という少年が青が好きという世界での2月14日
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結論。
兄さんマジ天使。
【兄さんなう!】雪りんごの雪りんごによる雪りんごのためのry【withかなりあ荘】
えー
ということで、さっそくですが「兄さんへの愛を叫ぼう会」を始めようと思います
「いやちょっと待てよオイ! なんで俺まで参加しなきゃいけねーわけだ!」
──知るか
「知っとけ! まるで俺が...【兄さんなう!】雪りんごの雪りんごによる雪りんごのためのry【withかなりあ荘】
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小さい頃、町のハロウィンイベントで手に入れたたくさんのお菓子を食べていたカイトの隣で、幼馴染の彼女は御伽話についてこんな風に語っていた気がする。
「絵本を読んでるときにいつも思うんだけどさ、この『いつまでも幸せに暮らしました』っていう終わり方、おかしいと思わない?」
カイトは彼女の話に興味を引かれな...【カイメイ】ようこそ愛しきジャックよ
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目を開けると、僕は見知らぬ場所に立っていた。
上を見上げると紫がかった空には白い星や月がチカチカと光っていた。
それを見ているうちに僕の目もだんだんチカチカしてきた。
僕は見上げるのをやめて目を擦る。
すると、突然何処からか声が聞こえてきた。
「──ようこそいらっしゃいました。ドリームランドへ」
「...ドリームヒーロー
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今、目の前に、自分が会いたくて会いたくて堪らなかった人が、いる。
「メイ、コ……!」
話したいことは山ほどあるのに、口からやっと出てきた言葉は彼女の名前だった。カイトは目尻の奥が熱くなるのを感じた。
「……カイト」
「会いた、かった……! ずっと、ずっと、ずっと……! 会いたかった!」
「……カイ...【カイメイ】a wish of the pure heart,【後半】
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それは「君に会いたい」だった。
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だんだんと蒸し暑くなってきた7月7日。大通りの看板の下には「七夕フェスティバル!」と書かれた横断幕が張られ、家族連れやカップ、または一人寂しく歩く人などでごった返していた。
楽しそうに皆笑顔を浮かべる人々の目には、一体自分達はどう映っているのだろうか。カイト...【カイメイ】a wish of the pure heart,【前半】
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「「「「「「「Happy Birthday!!」」」」」」」
≪Birthday with a......≫
ぱーん! と高い破裂音が部屋中に響き渡り、僕の視界が一瞬「色鮮やか」になる。
そして「色鮮やか」はそれがクラッカーの紐だと気づくのに、僕は数秒かかったのだった。
僕は頭をふるふると横に振って...【カイメイ】Birthday with a......
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これは、どこかの小さな人形の恋の話。
<からくり時計と恋の話>
とある古ぼけた家の一つの部屋に、今は壊れたからくり時計があった。
「壊れてる」といっても、てっぺんの「窓」が開かなくなったということだけだった。
そこ以外のところは全て正常に動いている。
「窓」が開かないということはからくりが作動しない...からくり時計と恋の話【自己解釈】
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「おいコラミク姉、ルカ姉ェ──ッ! お前らにけっとぉうを申し込む!」
昨日降っていた真っ白な雪が今朝には溶けてなくなっていた、よく晴れた昼下がり。
俺は、リンの部屋のドアを蹴破る勢いであけた。(ノックは一応した)
そしてそこにいたのは、口と手足を布で縛られて涙目のリンと、そんなリンを襲おうとしていた...【リンちゃんなう!】リンは俺の嫁。おk?←【二次創作】
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昔々あるところに、ルシフェニアという王国がありました。
その王国には齢14の王女様と王子様がいました。
彼女たちの両親はグーラ病という病で死んでしまったため、大臣達の支えのもと、国を治めていました。
そして今回のお話は、双子の平和で、のどかで、グダグダで、いろんな意味でありえないお話です。
──心の...【悪ノ娘】双子と平和な国での恋仲戦争【二次創作】
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こんにちはー! 皆のアイドル、カイト兄さんだよ!
……うん、まぁ気にしないでね。
雪りんごが「兄さん言って!」ってお願いしてきたから言ってるだけだから。
今日は【原曲者に謝れ】のハズなのに、今度やる予定の「リンちゃんなう!」でのインタビューをしてほしいんだって。
雪りんごがやればいいのねー。
一応僕...【リンちゃんなう!】リンちゃんについてのインタビュー!←【原曲者に謝れ】
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──一言いうと、
≪Birthday with a cat≫
時々、「自分の誕生日を忘れていた」などのお話を、マンガや小説などで見たことがある。
そういうのは非常にマヌケだと思うが、少しだけ羨ましいと思ってしまう。
だってその分嬉しさが何倍にも膨れ上がるし、それに……焦ったり、不安にならなくていいか...【カイメイ】Birthday with a cat
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「ぐはっ……!」
「ねぇ父さん、僕を褒めてよ。僕、魔女の子分も倒したんだ」
大人と子供の差があるというのに、力で負けてしまったとは……どれだけ自分は体力がないんだろう。
膝から崩れ落ちる体が嫌というほどに自分の非力さを語った。
そして、そんな僕を嘲笑うように見下ろしてくる少年少女は、飽きたかのように...【茶番カプリシオ】歯車と彼女の恋愛事情【二次創作】
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──白雪姫の君と。
≪白雪のようなか弱い君へ≫
白い雪は溶け、桃の花が咲いている小春日和。
こんな温かい日差しの中、僕──始音カイト、「まぁ確かに温かいけど、こっちで本読んでたほうがもっと温かいしー」という成績はいいほうではない僕なりの理論で、家でごろごろと本を読みながらくつろいでいた。
ふと、時計...【カイメイ】白雪のようなか弱い君へ -前編-
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深い深い森の奥、月をバックに聳え立つは「不思議の館」。
わたくしはその館の主人と奥方の愛する娘である。
《お嬢様と狂ってる住人達》
「……はぁ」
今日何度目かわからない溜息を小さく吐く。
一体自分はどうしちゃったんだろう。最近は溜息ばかり吐いている。
確か、自分が変になり始めたのは一週間ぐらい前だっ...【Bad ∞ End ∞ Night】お嬢様と狂ってる住人達【二次創作】
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──君となら。
≪ピーターパンの君と≫
──自分の存在意義とは、一体何なのだろう。
時折、そんな陳腐なことを考えてしまう。
親は、私を必要としてくれなかった。
友達なんて、私にはいない。
自分は一人。
いや、独り。
でも私は「寂しい」なんて感情もなく。
いつしか「孤独」に慣れてしまった。...【カイメイ】ピーターパンの君と
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映画館の住民達を集めて、裁判ごっこを始めましょう。
『墓場の主』と『サーバンツ』はいないけど……まぁいいや。
──さぁ、始めよう。裁判という茶番を!
【茶番カプリシオ】茶番とは一体何ですか?【原曲者に謝れ】
……さて、さっそく聞いていきましょうっと。
「神の命により探し求める。器も残るはあと一つ、【...【茶番カプリシオ】茶番とは一体何ですか?【原曲者に謝れ】
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こんにちはー、サテリアジス=ヴェノマニアでぇーす。
えっと今回は雪……なんだっけ? まぁいいや。
とにかくそいつに呼ばれたから、次元と時空の壁越えてわざわざやってきたんだが……お?
「サティ~!」
「グミナ!? なんでこんなところに!?」
「うん、厨二野郎に呼ばれたから、サティの服の裾持ってついてき...【ヴェノマニア公の狂気】僕の宿敵がこんなにカワイイはずがない【原曲者に謝れ】
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「こんな暗い夜には、コワい熊が出るから」
貴方は落ち込む私に、いつもそう注意して夜に出掛けさせないようにした。
理由は・・・・・・言いたくない。今は、言える気分じゃないの。
だけど私は出掛けてしまったの。
・・・・・・ごめんなさい。
だけど、今夜行かなきゃいけない気がするの。
なんだか今夜は・・・・...【moonlit bear】ミルクは勝利の暁に【原曲者に謝れ】
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◇レンディside◇
「「レンディ様」」
わたくしはふいに呼ばれ、私を呼んだ二人の紳士のほうを向く。
「はい・・・・・・何でございましょう? カムイ、カイト」
【LOVELESS×××】「愛してる」~Ⅰ.伝えたいこと~【自己解釈】
「世界の何処かで、今日も誰かが恋をする。」
それがわたくしの座右の銘...【LOVELESS×××】「愛してる」~Ⅰ.伝えたいこと~【自己解釈】
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「さぁ、眠りなさい…」
私はマルガリータ=ブランケンハイム。
皆に幸せを与えているの。
このgiftを飲めば、皆ぐっすり眠れることができる。
このgiftを飲めば、誰でも幸せになることができる。
へ?私は幸せなのかって?
ふふ、嫌ね。変なこと訊いてきちゃって…。
そんなことより、さぁ貴方も、このgi...【眠らせ姫からの贈り物】正しい「gift」の使い方【原曲者に謝れ】
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孤独な男がその死の間際、作り上げた映画館。
僕たち「収集品」は、そこに住んでいる。
パーティーが大好きな『墓場の主』、我侭な『待つ者』、庭師のMa、この僕『アダムの魂』。
そして、彼が生前最も愛した『人形館長』。
この時計塔の歯車の音。それは「彼女」が生きている証。
その秒針が止まらないように、ずっ...【ハートビート・クロックタワー】彼が生前最も愛した『毒舌館長』【原曲者に謝れ】
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私の名はカイル=マーロン。
通称“青ノ国”の王だ。
近々“黄ノ国”ことルシフェニアの王女、リリアンヌとの結婚を控えている。
しかし、私は恋をしてしまった。
ミカエラという、緑の髪の娘に───────………
【小説「悪ノ娘」完結祝い】青ノ王と狂おしい娘たち【小説に土下座しろ】
「やぁ、ミカエラ」
「カ...【小説「悪ノ娘」完結祝い】青ノ王と狂おしい娘たち【小説に土下座しろ】
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「あぁ、勉強なんて死ねばいいのに…」
「レンディ様、暴言はおやめください。無礼にもほどがあります」
「だってぇー」
「『だってぇー』じゃありません」
「……お、終わりましたわ」
「それじゃあ、読み聞かせをしましょう」
「やったぁ!」
レンディは広い机に四方に散らばっていた勉強道具をわずか0,1秒で片...【LOVELESS×××】ⅶ.「二人が好き」【自己解釈】
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「レンディ様…」
「カイト!?どうしてここに……」
「いや。レンディ様を探してたらここに着きました」
「なるへそ」
「レンディ様。そのような言葉はレディには似合わないかと」
それはさておき、とカイトは出入口のほうに向いて、
「レンディ様。お勉強に行きますよ」
「えー。絶対嫌ですわ」
「だめです」
「...【LOVELESS×××】ⅵ.再び、お勉強の時間【自己解釈】
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「レンディ様は一体何処へ…?」
カイトは誰もいない部屋で呟く。
「ふむ……これが『人間消失』というやつか……」
彼は小説(大体300㌻の)を読むのが趣味で、好きなジャンルはミステリーだという。
「ふふふ、生き血が騒g───いやいやいや、違うだろう」
顔を赤らめ、自分の間違いを正す。
もしここにカムイ...【LOVELESS×××】ⅴ.彼はミステリー好きなんです【自己解釈】
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「さぁ、開廷の時間だ」
私の名はガレリアン=マーロン。
連合国家USEの裁判長を務めている。
「裁判長?カッコイイね!」だって?
ははは、ありがとう。そんなお世辞など私には無用さ。
なにせ私は“正義”の裁判長などではなく、“悪徳”の裁判長───ジャッジメントだから。
そう、罪を私のさじ加減一つさ。
...【悪徳のジャッジメント】残念すぎる裁判長【原曲者に謝れ】
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