蛍葛 璇の投稿作品一覧
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自分の選んだ道でしょ、だから、しかたない。
孤独な未来を抱えて寂しいドキドキを二酸化炭素に変えた
空中分解したんだ
全部、ぜんぶ。
僕たちは確かな今には満足できなくて
滲んだ過去ばかり思い返してる。
あの時の破片をかき集めることには意味なんてない
わかっているのにやめられないんだ
ああ、今日もお前ら...溺れる
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フード被った嘘吐き
変わらないの
変われないの
愛想笑い常習犯
気付かれない
気付かぬふり?
画面の切り抜き
みんな同じ
気持ち悪い
私はがん細胞...I wear wonderful shoes(仮)
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自分が正しいとふざけた大人が言う
主観だけのゆがんだ判断で
子供の頭に刻み付けているの
間違いだらけの正しい理想
「暴力を振るわれました」
子供の言うことを
信じて
庇って
それ、本当なの?
あたしもきっとたくさんの人を...歪んだ正しさを前にして
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帰るぞって二人並んで
なんだよって二人ふざけた
相思相愛とかそんなのじゃないけど
今人気のスナック菓子と
お気に入りの炭酸を
今日も買って帰ろうか
放課後自転車ドライブ
後部座席もスタンバイOK
漕ぎ出す君の背中につかまる
流れていく君と私の景色...私の歩幅じゃ追いつけない背中
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頬杖ぼんやりと見渡す
3Dのリアルワールド
奇抜なあたしにはちょっと
退屈すぎるなぁ
眠たい授業放棄
今すぐ始めるの
インストール
Everyday妄想ロード
乙女の道も一歩から
はじけろ脳内...Everyday妄想
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石ころをつま先で蹴って溝の穴に落とす単純なゲーム
日々はこんな風にやけにゆっくり流れて
湧き上がる吐き気と悪寒もスローモーション
「つまらない」吐き出した言葉をかき集めてリサイクル
あたしが世界を語るための踏み台にしてやれ
ただ歌いたいだけだった
オーディエンスのいない
一人のためのコンサート
自分...地面に足を縫い付けられる
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君が同じ電車だと知って
その姿をこっそり探して
あの子がキミノコト好きだって言うから
あたしは下を向く
前から聴いてた音楽だってあたしは君と同じだった
「ねぇ、知ってる?あのアーティストってさ・・・」
それ、あたしのセリフ。
キミノコトあたしの方が先に好きだったのに。
キミノコトあたしの方がずっと大...カタコト、片言、キミノコト
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遠い昔話に隠した夢を見たいの
都合のいい話を待ってるなんてできないわ
キラキラ瞳は無敵なの
つかんだ欠片の大チャンス
その1ページさあ書き記して
GA★N★BA★RE
落ち込んでる君に笑顔をあげる
顔を上げてこっち向いてほら見つめて
君の世界をカラフルにするよ
元気の出る魔法...ストロベリーフレーバー
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あたしたまに自分が嫌いになる
何もできなくて
周りから浮いて
あたしたまに自分が嫌いになる
諦め早くて
三日坊主で
本当にしたいことがわからなくて
覚悟がないから
指先は何もかすめない
片耳にピアスを開けた...片耳ピアス。
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雑誌の星占い
「懐かしい人に会えます」
普段は信じないけれど
こんな時だけ頼りにしてみる
細い路地をまがって
大人の雰囲気
ライブハウスの扉を開ける
ちょっと気取ったバンドマンが
遠距離恋愛を歌ってる
あのフレーズは君の言葉...午後五時ごろの回想
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自分の正義に目がくらむ人がいる
自分の理想を押し付ける人がいる
満ち足りていても足りなくても
不満ばかりが目について
小さな幸せが逃げていく
人々は武器を持った
ミサイルという兵器を
権力という刃物を
あなたと私の何処が一緒だというの
容姿も中身も全く違うものなのに...白線を消す温度。
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プラスチックみたいな体は動かない
電気をつけることさえダルい
山のように積まれた
ゴミ箱に入らなかったティッシュ
レプリカの食事をとって
熱い温度でシャワーを浴びた
カタカナの電話をして
鼻をすすってもまだこぼれだす
分解した時間が劣化して割れてくの
反射した記憶塗りつぶす私の涙の青...ひざの上の水たまり
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1212123?
おいおい、
せっかく海から上がってきたのに
なんてざまだ人間どもは
これじゃ鰭を足に変えた意味なんてないない
自分の手柄のように周りを自慢して
空っぽの人間の大行進
究極つまらないわ
ドミノ倒し見かけ倒し
流行、茶髪、パステルカラー...ロックンロール人魚姫
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さみしい思いをしなくていいように
かなしいことを伝えなくて済むように
N極はS極と距離を取った
自然の摂理が覆せないことも
三次関数が苦手だってことも
自分では以前からよくわかっているのに
ぬくもりがほしい・・・
ぬくもりがほしい。
愛してほしい・・・
愛してほしい。...さよならを告げるのに必要な言葉
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迷子の星が言いました
「僕はどこに向かってるんだろう」
答えはそこに転がってるのに
泣けない君が言いました
「大丈夫心配しないで」
君の背中が泣いていたのに
小さな小さな僕は
いつまでたっても弱虫で
枯れ木に花を咲かせることもできないまま
あの空に届くように...トランポリンじゃ飛べない空に
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眩しすぎる太陽におはようといってきますと手を振って
足元のかかとばき前に向けて走る
塀の上の野良猫しっぽの向きは気分と天気次第
今日も天気になあれ靴いはく晴れ模様
口にくわえた食パン味わう暇もなく
始まりのチャイムがなる
ready go!
カバンに詰め合わせたの
これから始まる楽しいの種
今からぶ...スタートダッシュ
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汚れた空気
都会
嘘吐き
怒号
あふれ流れる偽善者演者
情報の波
埋まって
枯れていく僕
烏合の衆の
泥まみれ嘘まみれのかばいあい...ドッペルゲンガー症候群
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癖になった日焼け止めと
汗が滴る
眩しすぎるくらいの朝
はしゃぎすぎて枯れた声が
おかしいねって笑いあったそんな日々
校庭より大きな七色のキャンバスに
自由に色を足してゆこう
つまらない教科書はもう閉じて
今は僕らが主役
叫べ...ペットボトルロケット
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雨音が響く窓辺に
空の泣き声が重なって
歌う雨粒が
心を青く溶かしてく
丸を付けたカレンダーは
あれからずっと息を止めた
一人ぼっち部屋の隅
ぬるいココアをすする
死んでしまった色彩と
僕の心がつむぐ模様...雨、迷妄。
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出会ったのは8月下旬のとある日曜日
やけに浮足立った人の中に
白い首筋
青の朝顔
みつけた
はしゃいで転んだ君に
下駄を拾ったのが僕だっただけ
たったそれだけで花火がさいた
「リンゴ飴が食べたい」と恥かしそうにいう君は
「恋の味がするのです」と...夏祭りシンデレラ
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光の方へ向けて走った
それが甘い罠だとは知らずに
夜の街灯から落ちる虫
私きっとそれだわ
大人になったら飛べるって
憧れてうぬぼれて空を見てたから
殻の脱ぎ方がわからない
―なんて
とんだお笑い種ね
弱いくせに自分ばかり信じて...完成品もどき
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甘えてばかりの僕はもうやめるんだ
そう決めてから1時間
たくさんの君をシャンプーで消そうとしてる
あの日の楽しい思い出とか
あの時の君の大きさとか
水に流せればいいのに
37度君の温度
ぬるめのシャワー流してよ
僕についた君のあと
最終覚悟君を最後...浴室の水死体
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なんて平和な時間だったのだろう
夏の高い空
透明な水は無垢なあのころの
優しい目をしたあの子の色だ
耳を澄ませば
今も聞こえる
遊ぼうよって
一緒に行こうって
私の手を引いて
子供のころの鬼ごっこみたいね...空蝉
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今朝僕が目覚めたら
枕が涙でぬれていました
悲しみの集中豪雨です
ぼんやりした頭と心で
5日ぶりに見た夢は君との理想の未来像
てゆうか僕の自己満足
情けないな
10年ぶりに見た君の右手と重なる僕の手は
夢から覚めても感覚が残ったままだった
あの日言えなかったまた今度...集中豪雨