私だけの音を探していたら
同じ音色が世界に響いていた
私だけの音楽を探したら
他の誰かが弾いていた
ギターの音色は同じもので
私はどこにいるのだろう
あの光に届くように
使った時間はどこ
私、私、私は無力だ
一度の挫折で折れかけてる
周りはみんな上位互換
代わりなんていくらでもいた
私、私、私はつらいよ
自分の音が分からなくなってる
必死になって弾いているのに
時間が後ろから迫ってくる
あのバンドの歌を聴いてたら
ギターを弾いてた時を思い出した
音を奏でるのが楽しくて
確かに熱があったんだ
ギターの音色は錆び付いて
弦の弾き方も覚束ない
そんな私でももう一度
答えてくれるかな
私、私、私は立ち上がる
夢折れ飛び立つ羽がなくても
周りはみんな上位互換
それがどうした やるだけだ
私がやりたい音を出すだけ
私、私、私は止まらない
後ろに仲間がいなくなっても
馬鹿みたいに突き進むことしか
私にはできないから
世界は音に溢れている
私の音はちっぽけだ
誰も聞いてはいないけど
それでも 私だけは 私だけは聴いている
今はそれでいい
私、私、私は声を上げる
ギターを弾いて喉が枯れるまで叫ぶんだ
周りはみんな立ち止まっても
私はまだここに居る
私、私、私はここに居る
まだここに居るんだ
誰に見つけられなくても
もうこれしかないから
歌うよ
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