止まった針が軋む音
そっとなぞってみたけれど
動き出す気配はないね
君と笑ったあの日のよう

壊れた時計の反比例
君の笑顔がくすんでいく
触れればすべて消えてしまう
優しい言葉だけ残して

君と過ごした時間が
僕の中で動き続けて
振り子が揺れるたび思い出す
もう届かない君の声
ああ今でも響いているよ
ひとりぼっちの部屋の中で

埃を被る古時計
君が選んでくれたもの
あの日々の約束代わり
今も静かに机の上

壊れた文字盤の下で
君の声が滲んでいく
触れれば全部崩れそうで
愛しい時間だけ残して

君と見上げた星空が
僕の中で光続けて
振り子が止まるたび寂しくて
もう帰らない君の影
ああ今でも浮かんでくるよ
ひとりぼっちの夜の中で

何度も夢の中で出会う
だけど君の姿は遠くて
枯れた時計を抱えながら
動き出す未来を待ってる

君と過ごした時間が
僕の中で消えたりしない
振り子が揺れるたび思い出す
今も届かない君の声
ああ今でも響いているよ
ひとりぼっちの心の中で
枯れた時計と君の記憶が
僕を包んで離れない