東京国際フォーラムの会場で開かれている、アートのマーケット「ダン・ダン・フリーマーケット(D・D・M)」に、
移動カフェ「ドナドナ号」がお店を出していた。
コーヒー担当の、たこるかちゃんに加えて、今日は料理担当の大間津奈(ツナ)ちゃんがいる。
オリジナルなメニューの軽食、料理をひっさげての、ドナドナ号でのイベントだ。
白いネコのかたちのキャップをかぶったツナちゃん。
お客さんが、彼女の料理とたこるかちゃんのコーヒーを、ベンチにすわって楽しんでいる。
まぐろのフレークを、やわらかなキャベツで巻いた、ロールキャベツが人気だ。
「これ、おいしい!」
ベンチでロールキャベツを食べていた、ぱむちゃんは思わずつぶやいた。
彼女は今回、アートマーケットに出展している出展者なのだ。
●ベンチでお昼を食べよう
ベンチでは、ドナドナ号のたこるかちゃんも、ひと休みして、昼ご飯を食べていた。
そばには、ルコちゃんとモモちゃん、マコさんがコーヒーを飲んでいる。
3人ともアートマーケット「D・D・M」を見に来たのだ。
みんながふと横を見ると、ベンチの女の子が、何かをしている。
ぱむちゃんが、ロールキャベツに、ガラス製の「足」を2本、刺したのだ。
そして、腕を組んで、眺めたり、うなずいたりしている。
黙ってしばらく見ていた、たこるかちゃんたちだが、
たまらなくなって、声をかけた。
「あのー、何をしてるんですか?」
●アイデアがひらめいた!
「ごめんなさい、驚かせちゃった?」
ぱむちゃんは、顔をあげて、にっこりと笑った。
「わたし、アクセサリーを作るのが好きなんです。こんど、こういう作品を作ろうかな、と思って」
「アクセサリー?」
たこるかちゃんとモモちゃんは、顔を見合わせた。
「キャベツに足...ユニークね。でも、そのキャベツ...」
「大丈夫です。せっかくあの人が作った料理ですもの」
ぱむちゃんは、ネコの帽子をかぶったツナちゃんの方を見た。
彼女は、ガラスの足を取って、キャベツを口にほうり込む。
口をあけ、まゆをしかめて見ている3人。
ぱむちゃんは元気に言った。
「うん、手作りのメニューは美味しいです!」
たこるかちゃんは、そっとつぶやいた。
「おまえ、それ、足作りだろ」(-ω-;)
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