【こどもおとな】
流れるアスファルトを見送る一人の帰り道
一日を振り返っては また嫌気が差している
あの言い方はどうだとか あの顔はどうだとか
大きな人たちからの言葉に縛られ続けている
君はあの頃から成長したって言ってくれるけど
ただマイナスからゼロに近づいただけに過ぎないんだ
言葉の棘が取れなくて 気付いたら影が小さくなっている
言葉の隙間が見えなくて 一人だけ別の景色を見ている
足跡だらけの道で躓いているうちに 体ばかりが大きくなってゆく
人を傷つけることが個性だと言うのなら
口を開かないことが正解になってしまう
人を泣かせることが病ではないのなら
誰とも会わないことが人の為になってしまう
いつから駄目になってしまったんだなんて甘えで
初めから壊れていたことに今ようやく気付いたんだ
覚えているはずもないのに 間違えた言葉を塗り替えようとしている
忘れているに決まっているのに 要らなかった言葉を取り消そうとしている
歩いてきた砂利道を整えているうちに 体ばかりが萎びてゆく
誰かに好かれるどころか 嫌われないようにするだけで精一杯だから
誰かの支えになるなんて 願うことさえも夢のまた夢
傍を通るどの道とも交わらないまま 体ばかりが干からびてゆく
体を削ってまで 目指していたのは何者でもなく
心を失ってまで ようやくなれたのは都合の良い人形
誰かに敷かれた道から抜け出せないまま 体ばかりが崩れてゆく
こどもおとな(歌詞)
楽曲「こどもおとな」の歌詞です。
MV「こどもおとな」↓
・YouTube :https://youtu.be/BO-0SmoJ7Ww
・ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/watch/sm43257157
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