「ふうん。それで、日曜の夜もそこに泊まったわけか」
レンくんはそう言って、自分もクッキーに手を伸ばした。
「でも、お前それで、月曜の朝には、うちに帰ってこなかったじゃないか」
リンちゃんはそう言われて、バツの悪そうな顔をした。
「うん。帰ろうと思ったけど。明け方になって、起きて帰る支度をしてたら」
そう言って、口をとがらせた。
「私とサナギのいる部屋に、ベニスズメさんから電話の内線があったんだ」
●あの有名歌手が…
「電話?また何かあったの?」
レンくんの問いに、彼女はうなずいた。
「うん。ベニスズメさんが“リンちゃん、良いニュースよ”って」
「ニュース?」
「そう。“いま、私たちが作ってるビデオに、ヒュンダインさんが出てくれるって”って、いうの」
レンくんはちょっとビックリして、聞き返した。
「え、ヒュンダインさん…って、あの有名な歌手の?」
リンちゃんはちょっと得意そうな顔になってうなずいた。
「そうそう。歌手のヒュンダインさんだよ。ニコ動の“歌ってみた”とかでも、人気よね」
「へえ、凄いじゃん」
レンくんは、いきさつを追及するのも忘れて、目を見開いた。
●コラボできるって!!
「それでさ、ベニスズメさんは、“ヒュンダインさんがさっきから、隣のスタジオで録音してる”って言うんだ」
リンちゃんはまた、ミルクを飲んだ。
「それで、その録音が終わるのが朝の10時過ぎだって言うの」
レンくんは再び、あきれ顔になって言った。
「ウーン。それでお前、やっぱり学校、サボったわけ?」
「うん。そんで、10時過ぎには、一緒に仕事してくれそうだ、って言うんだよ。だから」
リンちゃんは、テヘという表情で頭をかく。
「だって、私らのビデオにあの人が出たら、もう、スゴイじゃん!」 ヽ(▽ `)ノ
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Kurosawa Satsuki
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