息を吐く 透明の流氷のあいまに
映り見る星空は 何も語らない
流れ着く 幾つもの気球の欠片
誰の居た面影も 雪に滲んだ
昨日も今日も明日も変わりはなく
冷えた空 星も凍った北極点
ポーラーベア、
きみによく似た白い朝に
僕は、ただ眩しい恋を知った。
夕映えに沈みゆく 青い飛行機
月の舟 漕ぎ出して「迎えに行くよ。」
人知れず火を灯す なみだの気球
「君まではすくえない どうか、元気で。」
分かっていたから、返事が届く前に。
逃げ込んだ 夜に続く氷点下
ポーラーベア、
その手を遠く振ってみても
白に溶け きっと、見つけられない。
息を吐く 透明の流氷のあいまに
映り見る星空は 何も語らない
ただ一つ 色のない気球の影で
僕を呼ぶその声を 本当はずっと
ねえ、今日は聞いてくれる?
きみを、迎えに来たんだ。
分かっていたんだ 返事を聞く前から
ふたりきり 指に触れた氷点下
ポーラーベア、
雪とため息の真白から 見つかって
きみに、恋をした。
昨日も今日も明日も変わりはなく
冷えた空 星も凍った北極点
ポーラーベア、
更けることない白い朝に
僕は、ただ眩しい恋を知った。
いまこの目に星彩はりんと冴えて
啼くように 降り注いだ満天下
ポーラーベア、
息も時間も止まるような
僕ら、ただ眩しい恋をしていた。
コメント0
関連動画1
ブクマつながり
もっと見るS
花に 風に 願いをのせて
今宵 君へ捧ぐ
A
春宵の霞に浮かぶ
花明かりの元で咲う
一年(ひととせ) 千年(ちとせ)に
待ちわびた人よ
今宵は未だ名も知らない
この心を音に寄せて...神遊(かみあそび)
ころもち
なぜ なぜなんでしょう
ボクが一番嫌うもの
見ないよう 会わぬよう 気をつけていたはずなのに
ふと顔を上げたら、ほら
そこには黒い不法侵入者
田舎町のいい思い出が
全て吹き飛んでしまうほど
おどろおどろしく そして汚らしい
飛び出る中身と新聞紙
確かに聞こえる足音...G☆SHOCK
ails
黒い箱がありました
宇宙と言う名の広い箱
とても大きな箱だから
色んな箱が溢れてる
どんなに箱が増えようと
この箱だけは開けられない
色とりどりの箱たちは
欲の数だけ増えていき
今日も誰かに開けられて
中身をさらけ出されるの...箱入り。
クロロ酢酸
そこから先は いつもの低空飛行で
言葉はすべて 空回りして落ちてく
何をしても 癒せないのなら
ただ そばで ただ 羽を休める
宿木になろう
切なさが あふれそうなら
壊れるくらい 強く抱きしめてあげる
銀の空 融け出すような
朝焼けの陽が もうすぐふたりに届くまで
取り繕った 慰めなど言えないよ...Chionodoxa Luciliae
THERION
『さあ踊りましょう 軽やかに華やかに
月明かりに舞う 黒揚羽(あげは)のように
さあ歌いましょう 清らかに高らかに
紡ぎ奏でるは 金糸雀(カナリア)のロンド』
創り出された 私の居場所は王宮
誰をも魅せる 象牙のオートマタ
満席の紳士淑女方 そこに
微笑みたたえ 貴方がいた
『さあ踊りましょう 艶や...金糸雀(カナリア)のロンド
優宵
忘れてたことが なつかしく廻りだす
わたしの前世のお猫さま あなたの来世のナポレオン
いつまで走るのお姫さま あまたの花束お昼寝日和
さようならポルノ・スター
こんにちはわたしサンド・バッグ
メリーゴーラン飛び乗って
誰でもいいからわたしをさらって
空白の前日三日間に
ハロゥトゥモロゥ消し去って
誰...クロクル
独楽子
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想