素っ気ない、素っ気ないよ
味気ない沈丁花
花冷えに堕ちて溶ける

解っていた 言葉
悟って 居た堪れずに
穿っていたワタシは
気にも留めずに

尋問愚問に用はないけど
作り話でのらりくらり
立ち去られて嗚呼ワタシ
バカみたいだ

どうして こんなにも
変わったあなたを
麗しく美しく
思ってしまうんだろう
こんな幸福で
知る愛の形
一片(ひとひら)の光を産む

穿っていた 今を
茹だっていた 視線たち
刺さってきた 心は
息を止めるの

下駄箱に残された手紙
君の場所に行けたはずが
あれが分水嶺だったなんて
気付けない

どうして どうしたってもう
戻せない時針
掏り変えられた言葉は戻せやしなくて
意味を成す 言の葉に
踏み躙られる
宙に舞う
ワタシに手を…

命は裂けて崩れ去ってもう
元には戻らないみたい

素っ気ない 素っ気ないよ
涙で暈ける
どうして あの時に
言えなかった事
今は何度でも言い出せるんだろう
反時計回りの感情は
どれもこれも
なにもかも
ワタシの所為。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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Daphne

小説:花浅葱

閲覧数:25

投稿日:2024/05/25 01:36:25

文字数:442文字

カテゴリ:歌詞

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