「おいカイト今日の買い物当番お前だろ」
寝ている青年の横腹を蹴り入れた紅い出で立ちの青年はアカイト。
「んっ…もぅ少しだけ…」
カイトと呼ばれた蒼い青年はタオルケットを抱き締めたまま惰眠を貪っていた。
夏から秋へと移り変わり部屋に差し込む日差しは暖かく眠気を誘う。
アカイトは寝息をたてているカイトの隣に腰を下ろし寝顔を眺める。
同じ顔同じ身体を与えられているはずだが紅と蒼と違う毛色を授かった。
そのせいかアカイトは物言いがきつく粗暴な面が見られるがカイトは温厚で争い事を嫌い、アカイトに逆らうことが無い。
その為喧嘩になっても必ずカイトが負けてしまう。
「カイト…」
意識のない彼の頭を撫でる。
サラサラの髪は指をすり抜けていく、その感覚が面白くて何度も繰り返す。
意思疎通が上手ではないアカイト、カイトが好きなのにいつも憎まれ口を叩いてしまう。
「カイト好きだ…」
淡く色付いている唇を指で撫でそっと重ねる。
返事の返ってこない告白は無効。
溜め息を付きカイトと背中合わせに転がり、穏やかな気候に誘われた睡魔に身を任せた。
しばらくすると穏やかな寝息を立て始じめたアカイト。
「もぅアカイトの馬鹿…」
顔を真っ赤に染めたカイトが起き上がりアカイトに触れる。
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二人が両想いになるのはもう少し先のことー…
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