注意:オリジナルのマスターが出てきます





手を伸ばせば届きそうな距離に

マスターが居るのに

ボクには触れられない


マスターがいる世界に

手を伸ばす事すら出来ない


あぁ…どうして…

ただ触れたいだけなのに

ボクとマスターを隔てる画面

憎らしい無機質な境界線


「(マスター…)」


機械的な声

言葉に想いを込められない

歌う為だけの存在


「(マスター

大好きです…

本当に大好きなんです)」


分かってる

ボクはおかしいんだ

機械にココロなんてあるわけない


ココロのないボクに

好きという気持ちがあるわけない


なのにどうして

ボクはマスターが好きなんだろう


2次元の存在であるボク

3次元の存在であるマスター


万が一にも此の想いが届く訳がない


此の想いが知られたら

きっとバグだと思われて

消されてしまう


そんなのイヤだ


マスターの為に歌っていたい


だから言葉にしない

決して伝えはしない

ボクのココロに秘めておく


でも甘い甘い恋の唄を歌うときは

マスターを想って

歌ってもいいですか?






届かぬと

 心に秘めし

  この詞(ことば)


愚かなれども

 恋わたるべし

〆訳
届かないと心の奥に秘めたこの詞

報われないと知りながら想い続けるなど愚かでしかない。それでも、きっと貴女に恋し続けるだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

届かぬ想い

連投ですが、KAITOです
短歌を作ってから、小説を書いたのでこじつけっぽいところもありますが、そこはスルーしてください

詞や曲など、つけて頂ければ死ぬほど喜びます
感想だけでも、かなり喜びます

閲覧数:75

投稿日:2009/08/12 15:05:49

文字数:610文字

カテゴリ:小説

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