届かないのなら笑って
後ろめたいなら祈って
星が夜をいだくように
寂しさを唇に触れながら

いつまでもなんて呪文
すぐに冷めてしまうから
言葉に目を奪われずに
紡ぐ息を打ち明けて

この暇(いとま)を独り占めに
羽の無い背中に振り回されず
時折訪れる迷子の風を
一緒に連れて行こう空へ

重ねていけば得手不得手もいずれ
セピア色の足跡に遠ざかる


躊躇ってるなら手を振って
滞るなら胸に手を当てて
月が街を撫でるように
切なさを耳たぶにぶら下げて

永遠になんておまじない
すぐに呆れてしまうから
意識に心奪われずに
鳴らす鼓動打ち広げて

この刹那を私だけに
力ない指先を嫌わないで
ひとたび訪れる合図の鐘で
ゆっくり歩いてこう未知へ

進んでいけば向き不向きもきっと
アルバムの奥底で笑ってる


あの日見た朝焼けも
見たかった夕暮れも
夜と繋がっているから
白い息を手紙にしたんだ

内緒のおしゃべりたくさん
秘密のメモ帳にいっぱい
とりとめも無い宝物
まだ輝いてる知ってる?


おはようの度におかえり言う度
ともす明かりを微笑みにしていく
目覚ましの水は冷たいけどでも
どんな言葉よりも優しいんだ

見過ごしてたら会えばいい
通り過ぎたら振り向けばいい
簡単な事に気づいた冷えた夜は
一番の親友だったのかもね


この暇(いとま)を独り占めに
羽の無い背中に振り回されず
時折訪れる迷子の風を
一緒に連れて行こう空へ


閉じ込めた悲しさを詰め込んで
私にちょうだいほらこっちだよ
輝いて見えるのどんな星雲よりも
嘘ついて宝物にしちゃったごめんね

誰も知らない夜空の隅っこに
大切に大切に隠しておくからね
寒い夜にまたあの場所で会おうよ
ココアを温めて待ってるから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

温かいココアと冷たい夜

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投稿日:2022/06/01 23:46:50

文字数:739文字

カテゴリ:歌詞

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