さっきまでは何も無かったはずだ
それを感じた後はどこかが違ってる
言葉には出来ない今だけの違和感かも
確かに少し前とは何かが違うんだ

そして今はもう何を感じたか忘れてる
あの時の違和感も気にしなくなって
別の刺激を受け止めたくなっていたり
誰にも邪魔されず寝てたいだけだったり

何年経っていても関係無かったんだ
そのシーンが来れば自動的に記憶は戻る

形の無いタイムマシンみたい全て取り戻す
あの時の情景もあの頃の感傷も全部全部
今がいつだってお構いなしTPOも無視して
それをまた忘れるか握りしめるかはさておき


何だったんだろうあの感触不思議な体験
完全に忘れ去っていた思い出が甦ってくる
表すことが難しいのに現したいって思える
どうすれば良いのか君は答えを知ってる?

そして今もなおどうして良いかわからない
その時に感じた熱はまだここに残ってて
本当ならとても困っているはずなのに
どうしてかなワクワクで笑顔が止まらない

どんなに小さくても構わなかったんだ
その風が吹けば匂いも寂しさもこみ上げる

終わりの無いアルバムのように時を切り取って
あの時の失敗もあの頃の後悔も全部全部
今泣いてたってお構いなし礼節も無視して
これが一体誰のためになるのかはさておき


古びた木の匂い遠くの喧噪雨雲の黒さ
傘を持たずに出た時のにわか雨だって
いつか誰かの鍵になって舞い降りてくる
傘を差して君を迎えに来る誰かみたいに

それが夢のように消えたって構わない
それが思い違いだって誰も笑わないさ
素敵なものは必ず出会うようになってる
大切なのは鍵じゃなくて中身なんだ

恥ずかしいことも苦しかったことも
今だって色んな事があって忘れてく
君に刻まれたほんの一瞬はどうせならって
君の力になれたら良いなって願ってるよ

だから今だけ目を逸らさないで触れてみて
なんだよ仕方ないなってそばにいてあげて

前を向いたときの視界がさっきよりももっと
広く澄んで見えるようになったはずだから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

忘れたストーリーは君の心に種を撒く

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投稿日:2021/10/26 20:56:12

文字数:844文字

カテゴリ:歌詞

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