わっちは人買
童・女 籠に入れて
わっちは人買
毎夜人を 売り買いする
さあ旦那 見ていってよ

血も涙もない奴だと
世間は云うけど
仕方ないよ 血や涙が
銭になってくれないから

嗚呼 銭が銭呼ぶ 世の倣い
諸行無常と 云うけれど
銭の尊さ 変わるまい


わっちは人買
生まれた時 母が売られ
わっちは人買
片目見えぬ 故に売れず
捨てられた 子のなれの果て

夜の陰で 我が身を売り
窃盗 強請も
何でもやり 生きてきたが
銭は今や 他人[ひと]がつくる

嗚呼 人が銭呼ぶ 世の無情
人で無しと 云うけれど
今日も商売 繁盛さ

嗚呼 人が売られて 残るのは
銭だけだとは 悲しいが
嗚呼 売られた母の 在る場所を
いつか見つけて 云いたいよ
「殺してくれりゃ いいものを」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

人買吟誦

江戸時代中期ぐらいをイメージ。
レンである必要はない気はしますが……男性陣なら。

最近レンの歌詞ばかり書いているのは、現在絶賛レン祭り中(個人的)だから!


曲、イラストを付けて下さる方募集しております!

閲覧数:538

投稿日:2008/12/21 00:31:07

文字数:341文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました