揺らいでいる日暮れが近付いた頃に
また街明かりは消え
静かに酷く空しく月が欠けていく
この目に焼き付いて離れない
その光景はなんだか笑えたんだろう
春を迎えた君が向こう側で
笑いながら手を
振ってくれているからだろうか
その笑顔が何処までも愛しかったことを
未だに覚えているんだ
心の歯車が軋みながら音をたてて
時計の針を回す
秒針は数を数えきれないほど
時を刻んでいく
恐らく止まることを知らないそれは
君の手に触れる時が訪れる瞬間が
来ることを意図している
言葉をいくつ連ねても
気持ちをいくら伝えていっても
きっと君に届くって
願いをあの星達に込めて
形にならないものでも
いつか光り輝くからさ
だから笑えたんだほら
ねぇ輝いているよ
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